金の鳥 (世界のむかしばなし)

著者 :
  • ビーエル出版
3.76
  • (6)
  • (15)
  • (12)
  • (1)
  • (0)
本棚登録 : 179
感想 : 18
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・本 (40ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784776408635

作品紹介・あらすじ

美しい金の鳥をつかまえたいという王の命令により、金の鳥をさがす旅に出た3人の王子。
途中に出会ったおじいさんの忠告をきいた、優しくかしこい末の王子は…。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 1908年9月22日(ユリウス暦)、フェルディナンド1世が自らをツァーリ(皇帝)と称し、ブルガリアの独立を宣言した。 - 日本食糧新聞電子版
    https://news.nissyoku.co.jp/today/588916

    日本ブルガリア協会
    http://www.bul.jp/index.html

    ブルガリアのむかしばなし 金の鳥 | 八百板 洋子,さかた きよこ | 数ページ読める | 絵本ナビ:レビュー・通販
    https://www.ehonnavi.net/ehon00.asp?no=121117

    『金の鳥』|感想・レビュー - 読書メーター
    https://bookmeter.com/books/13237100

    金の鳥 / 八百板洋子 | ハナウタノオト
    https://ameblo.jp/aya-opa/entry-12599583517.html

    nine seasons.
    https://kiyoko9.blogspot.com/

    さかたきよこ(@kiyokoroll) • Instagram写真と動画
    https://www.instagram.com/kiyokoroll/

    BL出版
    https://www.blg.co.jp/blp/n_blp_detail3.jsp?shocd=b08635

  • むかし昔、「金の林檎」を食べてしまう「金の鳥」を捕らえよと、王様に命じられた三人の王子。 旅の途中で出会った不思議な老人の教えに従った末の王子が、いくつもの試練をのりこえて幸せをつかむという、ブルガリアのむかし話。 「空飛ぶ馬」も登場して、お話しに色を添える幻想的で素朴な味わいが楽しめる絵本です。

  • ブルガリアの昔話です。

    むかし、あるところに王さまと3人の王子がいました。
    お城には金のりんごがなる、不思議な木がありました。
    りんごの木は、毎日、真昼に花を咲かせ、夕方に実をつけ、夜に甘く熟すのでした。
    ところがある朝、王さまが庭に出ると、りんごが1つもありませんでした。
    王さまは3人の王子に、夜の間、番をするように命じます。
    王子たちは一晩ずつ順番に見張り番につきますが、上の2人の王子たちは眠ってしまってりんごを盗られてしまいます。
    一番下の王子が眠らずに待っているとそこに現れたのはまばゆく光る金の鳥でした。王子が矢を射かけると、鳥は逃げていきます。
    翌朝、落ちていた1枚の羽を王さまに見せると、王さまはこの鳥を捉えたものに王国を譲ると言います。
    さあ、王子たちは鳥を見つけ出すことができるでしょうか。

    3人兄弟、何かを探し求める旅、助言者の出現、美しい姫との出会い、裏切り、と、昔話ではときどき見られる展開ですが、このお話には予想を超えたふくらみがあり、素朴で温かい奥行きがあります。
    七十七の門、金の鳥が入った金の鳥籠、空飛ぶ馬、クルミのからに収まる薄い婚礼衣装。
    美しい描写に空想が広がります。
    幻想的な挿絵も物語の奥へと読者を誘ってくれます。

  • 読了

  • 「王に命じられて金の鳥をさがす旅に出た3人の王子。途中で出会ったおじいさんの忠告をきいた勇気ある末の王子は…。ブルガリアの幻想的なおはなし。」

    3人王子のすえっこの旅。美しく柔らかい絵。
    大判絵本で見やすい。両国のビッグサイズの王様の絵がいいなぁ。

  • いろとりどりの美しい淡色が昔話をかたどる。

  • 絵本で世界を学ぼう

    紹介された本。
    本書で76冊目だ。

    どこの国の話?

    こういうお話を末子成功譚と言うそうだ。

    典型的なのは、三匹の子豚、ブーフーウーの原型。
    ブーフーウーを知っているって、かなりイイ歳かな。
    ウーは、黒柳徹子の声だった。

    何で、長兄、次兄は末弟を裏切り、最後の最後には、
    追放されてしまう。

    損な役回りだ。
    孫の役回りは、純利益10兆円以上を稼ぎ出すこと。

    これはブルガリアのお話だ。
    ヨーグルトの国というイメージだ。
    再話も絵も日本人だ。
    さかたきよこの絵はなかなかいい味を出していると思う。

    落語の世界でも、三人兄弟の話がある。

  • おじいさんが結局何者だったのか判明しないのが独特だよな・・・

  • 金の鳥を探しに出かけた3人の王子たち。お約束どおり、「やってはいけない」ことをしてしまって、失敗してしまう王子さま……。
    「つるの恩返し」でも、「うぐいす長者」でも、昔話では禁止されたものをやぶってしまって、取り返しの付かないことになってしまいますが、このブルガリアの昔話は違います。
    夢のあるストーリー、冒険と探索の物語。末の王子の勇気とやさしさに触れてください。

  • あるところに王さまと三人の王子がいて、お城の庭には金のりんごのなる木があった
    ある朝、金のりんごがすべてなくなっていたので、王子に番をさせる
    しかし眠ってしまう上の二人の王子
    末の王子は眠らないように工夫をこらす
    そして金の鳥がリンゴを食べてしまったことを突き止める
    弓を射って、金の鳥の羽の証拠もつかむ
    王は金の鳥を捕まえるように命じ、王子たちは旅立つ
    上の二人の王子と末の王子の対決
    末の王子を助けてくるおじいさんの言葉によって、金の鳥を捕まえるも、かごも持ってきてしまって、金の鳥のいるお城の王さまに捕まる
    ここがポイントかな、そこで空を走る白い馬を探してこいと命じられる
    それを成功させるとむすめ(おひめさま)と結婚できる
    二転三転してちょっとくどいが、ブルガリアならではの昔話ということなのだろう

    絵が素敵

    #NetGalleyJP
    #金の鳥

全18件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

1946年福島県生まれ。ソフィア大学大学院に留学。『吸血鬼の花よめ』(福音館書店)で日本翻訳文化賞、『ソフィアの白いばら』(同)で産経児童出版文化賞を受賞。2011年、ブルガリア共和国文化省より文化功労賞をうける。

「2022年 『高橋真琴のおひめさまものがたり』 で使われていた紹介文から引用しています。」

八百板洋子の作品

  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×