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Amazon.co.jp ・本 (32ページ) / ISBN・EAN: 9784776411505
作品紹介・あらすじ
子どもたちに〈おはなし〉をせがまれたマンザンダバは、〈おはなし〉を探しに出かけます。動物たちにたずねてまわりますが、なかなか見つかりません。ウミガメの背に乗って、海の底へつれていってもらうと、そこには……。
かつて文字を持たなかったアフリカの人々にとって〈おはなし〉は、風習や歴史を伝え、自然を解釈し、子どもたちに生きる知恵を与える、文化の土台でした。
南アフリカのズールーの人びとに伝わるむかしばなしです。
感想・レビュー・書評
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旦那さんが父親の鑑!
子ども達がおはなしをせがむんだけど、語って聞かせるお話がなくてお母さん困ってたの。
そしたら、「家の仕事も、子ども達の世話も、私が引き受けるから心配しないでおはなしを探しに行っておいで」だって!
こんな素晴らしいことを言うお父さんが絵本の中に存在していたとは!!!
もうそれだけでこの絵本を読んだ甲斐があったってもんよ。
そのあとお母さん旅をするの。
1箇所娘とこれ、アレじゃない⁉︎っていうのが出てきたんだけど、それは読んでのお楽しみってことで。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
多色刷りの木版画で描かれた、登場人物や動物たち、自然の風景や暮らしぶりの、生き生きとした美しさ! 文字を持たない人々が、豊かな「おはなし」を得る、そのプロセス自体が素敵な冒険のお話になりました。マンザンダバが出会う動物たちの、「おはなし」に対する考え方の違いが面白いですね。人間の中にも、文化というものに対して、こういう態度の違いがありますものね。
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さくまゆみこさんなので翻訳かと思いましたが、さくまさん自身が南アフリカのズールーの人たちに伝わる昔話を再話されたとのこと。
おはなしが聞こえてくる貝がら、私もほしいものです。
木版画の多色刷りだという絵は遠目がきき、大勢への読み聞かせにも向いていると思います。
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『おはなし』は人生を豊かにする生きる知恵。
木版画の鮮やかさな多色刷りに生命力を感じます。 -
マンザンバタお母さんが、「おはなし」を探しにいくおはなし。
分かりやすい文書と、アフリカらしい色鮮やかな絵がとても良い。
南アフリカのズールーの人々は、カゴを編んだり木彫りをする文化があることも、おはなしを読むとわかる。
「おはなし」を手にしたマンザンバタの周りに、協力しなかったノウサギ ヒヒ フクロウも笑顔で集まっている。やっぱり「おはなし」っていきもんですね。 -
おはなしを探しに行く過程もまた、おはなしだなあ。ウミガメに乗って行くのは、浦島太郎のよう。南アフリカの昔話にも、カメが出てくるのですね。みんなおはなしを楽しみにしていて…なんだか微笑ましい。絵がこの物語にぴったり。
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皆が毎晩楽しみにしているおはなしが、どこにあるのか探しに行く話。
カラフルな色合いと力強い線が南アフリカの素朴な昔話とうまくかみ合っている。物語の底力を感じられる。 -
絵が遠目が効く
似た話が日本の昔話にもあるので子どもたちに紹介したい -
南アフリカの昔話絵本。翻訳ものではなく日本で出版されたもの。
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【選書No】160
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南アフリカのズールーの人たちにつたわる昔話。子どもたちにおはなしをせがまれたお母さん、マンザンダバが、おはなしをさがしにいく。
おはなしはどこからきたのだろう? 今この世界にたくさんある「おはなし」が、どうやって生まれたのかの「おはなし」をきくことで、こうしておはなしを読んでいる心に、しんぴてきな空間が広がるような心もちになった。
以前、松岡享子さんの『サンタクロースの部屋』で、子どもの心の中に、見えない何かを信じることができる部屋をつくることができるようにしたいという言葉があったけど、おはなしはそんな心を育てていくのだなあと、改めて感じた。
「ゼンゼレや子どもたち、そして村人たちは、マンザンダバのかえりを、まちわびていました。だれもかれもが、おはなしを楽しみにしていたのです。」 -
世界のむかしばなし絵本シリーズの一冊。
南アフリカの昔話。
シリーズの他の本と違って素朴な感じの版画で描かれている。
お話も「おはなし」を探しにいくという素朴なもの。その素朴さが版画と合っているなと思いながら読んでいると、途中で、なるほどこれは版画でなくてはならないよな、と思う瞬間が訪れる。
この絵本もあとがきがいい。信頼できるシリーズであることを感じさせてくれる。
著者プロフィール
さくまゆみこの作品
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