どん亀野郎 1(真珠湾篇) (宙コミック文庫 漢文庫シリーズ)

著者 : バロン吉元

• 宙出版 (2007年1月1日発売)

感想・レビュー・書評

[保山ひャンさんの感想 · 2017年7月27日]

アメリカではトランスジェンダーを軍から追い出しにかかった。そこで思い出したのがこれ。はみ出し者たちの潜水艦部隊。真珠湾を目指して行く最中に起こるハプニングの数々。白人乳児を届けたり、風邪薬を求めて敵地に潜入したり。中に「中性」と呼ばれる美少年がおり、慰問隊に偽装するため、山本リンダ風女装をして米軍の目をあざむいたりする。面白い！

著者プロフィール

バロン吉元

1940年（昭和15年）鹿児島県指宿市出身。1959年、貸本向け単行本「街」に投稿した作品が入選、横山まさみちのアシスタントとなる。61年に独立して『鉄火野郎』『少年の樹』などを描き下ろし単行本で発表。70年からは「週刊漫画アクション」に「柔侠伝」シリーズ五部作を連載する。同シリーズ完結ののち、90年、描き下ろしで『親鸞』を出版。主な作品に『柔侠伝』『昭和柔侠伝』『現代柔侠伝』『男柔侠伝』『日本柔侠伝』『黒い鷲』『高校四年』『賭博師たち』『17歳』などがある。

「2021年 『ワイド版 マンガ日本の古典17 徒然草』 で使われていた紹介文から引用しています。」