イルミナシオン (mellow mellow COMICS)

  • 宙出版
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本棚登録 : 2104
レビュー : 110
  • Amazon.co.jp ・マンガ (180ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784776794967

感想・レビュー・書評

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  • BLって、ホモという生物的に生産性のない関係をいかに生産性のあるように表現するかだと思うのですが、ヤマシタトモコ作品って生産性のないもんはないんだからあるようにはなんないですって感じのイメージ。
    異性間でも当たり前ですが、自分が好きだから相手も好きになってくれるとは限らないし、想いあってもどうなるかわかんない。そういう現実的な部分を綺麗に描かないところがとても好きです。
    そして揺るぎないどうしようもなさ!ひとの感情ってほんとに暴力的だな。


    『イルミナシオン』
     うわーって感じでした。途方もないことを描いていると思います。そして終着点がなさすぎて、好き嫌いが分かれそうな話。
     “誰にも嫌われない”と“誰にも好かれない”って“誰も嫌いじゃない”と“誰も好きじゃない”に似てる。確かに孤独な人とか孤立してる人ほど誰かを求めてるのかもしれない。求めすぎてそうなのかもしれない。

    『ラブとかいうらしい』
     画面的に動きはないけれど、やっぱりこの方の描かれる会話のやりとりが好きです。
     性指向に絶望しても生きてかなきゃいけないって、当たり前のことなんですけど、ふつうに描かれてるし、その恋が一生に一度の恋じゃないって、現実世界で当たり前のことも当たり前に描いてる感じが哀しいけど人間くさい。

    『ばらといばらとばらばらのばらん』
     わたしはこの話に★5を付けていると断言していいくらい好き。初めて読んだとき、心が震えました。
     ヤマシタトモコ作品の女の子って豪傑っぽい。女という生き物特有のネチネチした部分がなくて、強くて逞しい。

    『あの人のこと』
     構成が秀逸。人が死んでるけれど、人間の温かさを感じるお話だと思います。
     好意という感情は時たま暴力的だと思うのですが、しっかりやさしさも含まれているから愛しいものなんだな、と。
     BLというには些か違和感を覚えるお話。BLが好きっていう人以外にも読んでほしい。

    『神の名は夜』
     すべてにおいて神がかっている。こういう暴力的な愛が好きです。…病んでないです。
     男同士だし、殴り合いの延長にセックスがあっても「ふうん」って思う。
     しかしこの二人は依存っぽさを感じる。病んでるけど、描き下ろしの結末的にはポジティブ。

  • 2012 3/15読了。借りて読んだ。
    ヤマシタトモコの表題作含む連作+その他の短編集。
    「あの人のこと」って短編がヤバい。他もどれも良かったけれど、この一話で感想全部吹き飛ばされた。
    あるゲイの少年について、周りの視点から回想していく話。
    誰も覚えていないと思った少年のために集まった人たちを見て、涙ぐむ幼馴染。

    あー、あー。いい話で、ひどい話だ。
    こんなもん泣かずに済むもんか。

  • 最初読んだ【HER】が苦手で、ヤマシタトモコさん合わないと思ってた。
    なのに最近BLにドハマり中…

    表題作好きだ。
    人を好きになるのに打算とか計算できれば楽なのにね。
    でも「案外イケるんじゃね?」くらいで人間関係続けようとすると、ホントに好きな人を目の前にした時とか、自分の適当さ加減を死ぬほど後悔したりする。
    何もかも面倒で逃げたくなるのは、真面目だからなんだよな〜★

    あと【ばらといばらと〜】も好きだ。
    あんなにヤマシタさんの描く女子が苦手だと思ってたのに、中久が男前過ぎて惚れた(笑)
    書き下ろしも最高に好きだわ。

  • 噛み合うようで噛み合わない恋模様が切なく苦しい。でも、だからこそ『恋人同士』というものがとても素敵なんだと思わせてくれる。

  • 好きな人に好かれることはなんと難しい。

  • 長く続いていた関係などを壊す瞬間のあの息詰まる感じが続く表題作。異様に読んでいてドキドキします。BLというファンタジージャンルの中の現実感溢れる作品が本当に好きなのでヤマシタ先生は好みど真ん中すぎますね。
    そして女の子が本当に強くてキレイでかっこよくて可愛い。

  • ばらんばらんな話が特に好きです。

  • 「あの人のこと」が好きです。葬式。6人が順に告白していく形式で話が展開する。最後のコマで涙が…ブワワワッ(´;д;`)こんなの反則だ!好きだー!
    あとデビュー作「神の名は夜」が神がかっている!

  • いわゆるBLものなのだろうが、すっごく面白かった。
    ぞっくぞくした。

  • 2010年7月読了
    これも大好きな1冊。 短編集

    全部好きだけど、
    「ばらといばらとばらばらのばらん」 が1番印象的で
    好きかもしれない。
    書き下ろしは必見。 笑ってしまったけどw 癒された
    (きみはばらよりうつくしい)
     十亀が大好きになりました(笑)
    中久さんも大好き。ヤマシタさんの描かれる女子は
    ナチュラルなのにかっこ良くて、大好きな子が多いです。

    からっとしてて好みの女性。

著者プロフィール

東京都出身。5月9日生まれ。B型。
2005年アフタヌーン四季賞夏のコンテストにて、四季賞を受賞。
代表作に『BUTTER!!!』『サタニック・スイート』『運命の女の子』(講談社アフタヌーンKC)、
『Love, Hate, Love.』『HER』『ひばりの朝』(祥伝社)、
『裸で外には出られない』(集英社)、『MOSOME STING』『ドントクライ、ガール』(リブレ出版)など。

「2016年 『花井沢町公民館便り(3)<完>』 で使われていた紹介文から引用しています。」

ヤマシタ・トモコの作品

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