ルーンの子供たち―冬の剣〈2〉 (Next novels)

制作 : 酒井 君二 
  • 宙出版
4.33
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本棚登録 : 30
レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784776795773

作品紹介・あらすじ

伝説の武具を巡る戦いで天涯孤独となってしまったジンネマン家の次男ボリス。そんなボリスを匿ったのは、アノマラードの有力貴族ベルノア伯爵だった。だがそれには、ある条件があった。来年の春に行われる剣の試合に勝ち、ベルノア伯爵の一人娘ロズニスの結婚を阻止するというものだ。試合までの間、剣の師となったのは、不思議な力をもつウォルナット。師の破天荒な教えは、ボリスの凍った心を少しずつ溶かしていくが、伝説の剣は、ボリスを裏切りに満ちた世界へと導いて-。

感想・レビュー・書評

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  • 主人公ボリスに降りかかる悪意の連鎖が感じられた。
    読みながらもボリス同様に、登場してくる人物が誰も彼もが信用できない空気を漂わせている空気感。

    そんな中で登場した師匠はボリスにとって大きな存在感を魅せてくれている。
    今後の師匠との関係にも注目したい。

  • 鬱。半端なく鬱。これは世界名作劇場なのかと思うほどに主人公(と読者)が容赦なく絶望のどん底に叩き落とされます。やっと見つけた平穏なのに。何もそこまでしなくても、というところに著者の本気度を感じます。

    ウインタラーに呑まれそうになるボリスを見て「危うさ」の意味がよくわかった気がします。

  •  ノベルズ版「ルーンの子供たち 冬の剣」2巻。
     お師匠さんのイラストは、髭以外は概ね想像通りでした。
     ボリスも段々、よく知っているボリスになってきました。

     ボリスと、お師匠さんやランジエとの議論が白熱する場面が特に好きです。一人で平穏に生きていくために強さを求めるボリスと、周囲を巻き込んで強くなっていくべきというお師匠さん、国を変えるための強さを求めるランジエ、という感じでしょうか。
     達観しているといよりは、殻に閉じこもってしまっているボリスが、本心から話せる人々に出会えたところで、またしても裏切りが彼を待っています。
     それでも、たった一人の信頼できる兄を失い、孤独になった頃よりは、お先真っ暗という感じはしません。ボリス自信が強くなったということもあるし、ボリスとまっすぐ向き合ってくれる誰かが存在しているというところでも、安心感があるのかもしれません。

     ハードカバーでの1巻が終わり、次回からは2巻、「月の島」へ舞台が移ります。

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