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- Amazon.co.jp ・本 (215ページ)
- / ISBN・EAN: 9784776795773
作品紹介・あらすじ
伝説の武具を巡る戦いで天涯孤独となってしまったジンネマン家の次男ボリス。そんなボリスを匿ったのは、アノマラードの有力貴族ベルノア伯爵だった。だがそれには、ある条件があった。来年の春に行われる剣の試合に勝ち、ベルノア伯爵の一人娘ロズニスの結婚を阻止するというものだ。試合までの間、剣の師となったのは、不思議な力をもつウォルナット。師の破天荒な教えは、ボリスの凍った心を少しずつ溶かしていくが、伝説の剣は、ボリスを裏切りに満ちた世界へと導いて-。
感想・レビュー・書評
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2巻が現在からの出発だとすると、3巻からは未来への一歩かなと思う。
さまざまな陰謀や企みに翻弄されるボリス。
大人へと少しずつ近づいていく彼の成長が楽しみ詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
主人公ボリスに降りかかる悪意の連鎖が感じられた。
読みながらもボリス同様に、登場してくる人物が誰も彼もが信用できない空気を漂わせている空気感。
そんな中で登場した師匠はボリスにとって大きな存在感を魅せてくれている。
今後の師匠との関係にも注目したい。 -
鬱。半端なく鬱。これは世界名作劇場なのかと思うほどに主人公(と読者)が容赦なく絶望のどん底に叩き落とされます。やっと見つけた平穏なのに。何もそこまでしなくても、というところに著者の本気度を感じます。
ウインタラーに呑まれそうになるボリスを見て「危うさ」の意味がよくわかった気がします。
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