人間失格 「それでも生きる」 太宰治50のことば

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  • ゴマブックス
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レビュー : 3
  • Amazon.co.jp ・本 (218ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784777113705

感想・レビュー・書評

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  • ピース又吉がこの本と出会って、人生が変わっていたというのを聞いてからずっと読んでみたかった人間失格。初めて読んだが正直難しい。わたしとは全く違う感じ方をしながら生きている、と思った。人と違う、でも他と同じ『人間』を装い、演じながらも生と死と向き合って葛藤する主人公の大庭葉蔵。この人が太宰治とイコールではないけれど似通ったところがあると聞き、第二の太宰治の生涯を追うつもりで読んでみた。その中で最後のあとがきの他者(記者)目線の話がとても話を不思議に思わせてわたしはとても素敵だと思った。
    様々な思考、表現が溢れている現代とは違い、何らかの制限がありながら生きていた昔。そんな昔にこの本が書かれたことに驚いた。いや、昔だから書けたのだろうか、あの時代に生きた太宰治だからこそ、この本を書けたのだろうか。現代に生きるわたしですらついていくことのできない世界観に昔の人はさぞかし太宰治という人間を異端に感じたのだろうと思った。
    まだまだ太宰治についてなんてなにも知らないけれど、これが後期の太宰治か。とその一言でもう十分な気がした。また改めて読み直したい。その時わたしはこの本を何を求めて開くのだろうか。そして何を感じ、何を考えるのか。それはミライのわたししか知らないこと。とても楽しみである。

  • この本は、第1部で太宰作品の名言が載っているので、作品を読んだことがなくても楽しめる。第2部で『人間失格』の小説が載っていて、人間のずるさや弱さなどが描かれている。死にたい主人公の気持ちは読む人によっては重たいかもしれないけど、コミカルな部分もあるので楽しめた。

  • 合格だな

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著者プロフィール

1909年(明治42年)、青森県金木村(現五所川原市)生まれ。本名、津島修治。東大仏文科在学中に非合法運動に従事し、やがて本格的な執筆活動へ。35年、「逆行」で第1回芥川賞の次席となり、翌年には処女作品集『晩年』を刊行。以後「走れメロス」「斜陽」など多数。

「2018年 『津軽』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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