- Amazon.co.jp ・本 (248ページ)
- / ISBN・EAN: 9784777151226
感想・レビュー・書評
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一番印象的だったのは、あまたある仕事術の本が成果がでないのか、という質問に対して
「効果がでるまで続けなかったから」というアプローチを持ってきたこと。
確かに、いろいろな仕事術の本を読みあさっている人は、表面を浅く掬って、実践は一週間ほど続ければ長く続いた方、なんて人が多いかも知れません。
ライブハックスではまず続けていくためにはどうすればよいのか、という視点でさまざまなトピックスを紹介。しかも各項目が質問文になっていてそれを自らに問いかけることでより実践的に問題に迫っていけるという手法で書かれています。参考書というよりは問題集といったニュアンスがあっているでしょうか。
1 最優先課題を知る
2 時間の使い方を改める
3 望ましい行動を植え付ける
4 「備え」を厚くする
5 成功を繰り返し再現する
この5つのステップを実行することができれば、さまざまな成果を手にすることができる、というのは過大な表現ではないと思います。
自分の人生に親身になる、というのは昔から現在に至るまでなかなか多くの人が実践できないことなのでしょう。
「あらゆる教育のなかでもっとも大切な成果は好むと好まざるとにかかわらず、やるべきときにやらねばならないことをする能力を身につけることだろう」というトマス・ヘンリー・ハクスリーの引用文は身にしみます。
あと出てくる比喩がイチイチ適切で理解が深まりやすい。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
・時間の見方 消費⇨生産するもの
・続けることで朝というものはこういう作業をするものという刷り込みが行われる。課題の書き出し。そうなるまでには最低2.三週間かかる。
・(人生をレンタルサービスに例えて)人生に延滞ペナルティはない。そこにあるのは時間を有効に使わないことによる配慮あるペナルティ。実害はないが、長い目で見たときに損をしたと気付かされる。気づいたときにはもう遅いということになってる。
・オンラインレンタルサービスと違うところは
1寿命の続く限り毎日欠かすことなく新鮮な時間畑が送られてくる
二一日の終わりになると使いきっていなくても時間畑は消滅する
・アリストテレスの言葉
我々を形作っているものは継続的に繰り返される行動すなわち習慣である -
成果を上げるための要素が、スモールステップで丁寧にしたためられていて、やってみようと思わせる1冊。
あと、例え話が上手で理解しやすい。 -
神よ、変えるべきものを変える勇気を、変えられないものを受け入れる落ち着きを、そして、それらを見分ける賢さを与えたまえ。
(ラインホルド・ニーバー) -
この本の役割は「仕事を効率よくこなす」ことによって、あなたに「効果が出るまで続けられる自分」になっていただくことです、と表紙見返しにあります。
上記の目的がかなうよう、仕組みの作り方と気持ちの持ち方(モチベーションの上げ方)を解説した本です。副題はすべての仕事術の基礎となる「時間畑」の法則とあり、時間畑を「知る」、「耕す」、「種をまく」、「肥料を与える」、「収穫を得る」に分けて人生の最優先課題を知ることから時間の使い方、将来に対する備え方(今を記録しておくこと、長期的な投資のために勉強をすること)を説いています。
書いてあることはちょっとしたコツや考え方の集まりかもしれませんが、それを忠実にやり続けることで、ライフハックが実現できるのではと感じました。私もこれを読んだからには行動を変えなければと思いました。 -
これからライフハック勉強するにはおすすめです。
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仕事を効率良くこなすことで、
読書や学びの効果が出るまで
継続できるようになる
教科書的存在です。
この一冊で完璧ではなく、
他の書籍とセットにして
常に携帯したい一冊です。 -
◎現在抱えている最優先課題を紙に書き出す(5分)
◎その課題を、マトリクスの「重要だが緊急ではない領域」に書き込む(5分)
◎手帳に優先枠を確保
アポ:火・水・木曜の13:00から18:00
英会話:水曜18:00
◎時間が空いたときにやるべきことをリスト化
◎毎日口にしたい口癖を1つ決める
◎何かが起きたら、それが自分にとってどんな意味があるのかを考える
◎自分が抱えている課題の意味を考える
◎4行日記を続けて読み返す
◎「今」を書いて残している -
再読の必要あり。