はじめてのCUDAプログラミング: 驚異の開発環境GPU+CUDAを使いこなす! (I/O BOOKS)
- 工学社 (2009年11月1日発売)
- Amazon.co.jp ・本 (247ページ)
- / ISBN・EAN: 9784777514779
作品紹介・あらすじ
「CUDA」(クーダ)は、GPUをグラフィックス以外の演算処理でも利用できるようにするためにNVIDIAが提供する、統合開発環境です。C言語でプログラミングすることができ、クロスプラットフォームで、「Windows」「Linux」「MacOS X」などのOSと、「NVIDIA CUDA対応GPU」とを組み合わせて使います。CUDAプログラミングの第一線にいる著者が、分かりやすく解説。
感想・レビュー・書評
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GPUでの高速化の必要がありそうなので、薄めでとっつきやすそうな本書を手に取った。10年以上前の書籍のため、アーキテクチャ詳細やGPUの性能など現在はかなりアップデートされていると思うが、それを念頭に置いて、基礎の基礎を学ぶ意味でざっと見てみるだけでもかなり勉強になった。どういうことができて、どういうことが苦手そうか、具体的に行列積や総和計算のやり方、cuBLASの存在など知れて良かった。
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各方面で言われている通り、CPUのクロックアップによる処理能力向上は限界を迎えており、GPUやメニーコアを使用した並列処理手法は今後プログラマに必須の能力になると思われる。本書は、その一つの解であるGPUを用いたプログラミングつまりGPGPUの入門書である。
情報が若干古くなりつつあり、最新の情報はインターネットで仕入れるとして、基本的なところは、抑えられていると思う。
特に、10章までは必読。 -
CUDAについて解説した日本語のテキスト.日本語のテキストは少ないので貴重.
プログラミングのテクニックがいろいろ紹介されており便利なのだが,基本的な部分(コンパイルの方法など)の記述がないのがさみしい.
そういう意味で初学者向けではないかも. -
参考書。
CUDAはこれがあれば十分。