国語力

  • 辰巳出版
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  • Amazon.co.jp ・本 (234ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784777811380

作品紹介・あらすじ

集める力、読む力、覚える力、書く力、編む力、聞く力、考える力、伝える力、笑える力…。森羅万象漫画家・やくみつると日本語のプロ・齋藤孝による国語力向上のための指南書。

感想・レビュー・書評

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  • 「〇〇力」と近年よく見る造語の創作に苦労しているな~と思います。(冒頭の書き出しより)

    本書は語学として日本語の古今東西をみて、語彙の流行や文化として開発されては、廃れていく日本語の時代の流れがわかりやすく、面白い使用例を用いて「国語」の遍歴を対談形式で記載されていました。

    読解力とは違うので、こちらを想像しているとガッカリされるかと。

    文化としての日本語の面白さを発見するのが本書の良さだと思います。
    「啖呵売」という言葉を本書で初めて知りました。
    映画「男はつらいよ」の寅さんが商売をするときに口にする口頭句で
    調べたら、何度も聞きたくなる日本語の文化であり、芸でした。

  • 文章を読みながら大事なといころに3色ボールペンで線を引く。具体的には、青は誰がみても大事なところ。赤は客観的に見て大事なところ。緑は主観的にみて大事なところ。自分の感性で面白いと思う緑が一番大事。自分の好きなところはここで、どうしてその箇所に線を引いたかを説明できればコメント力も向上する。客観的な要約力を基盤として、自分の主観で面白いと思ったところを味付けとして加える。線を引きながら読めば吸収度も高まる。後で文章を読み返せば主観と客観が一目で分かる。主観と客観を切り替える訓練にもなる。緑にひねりを加えれば笑いもとれる。これらはコミュニケーションにも活かせる。漫然と読んでいるだけでは何も残らない。今日から早速3色ボールペン。

  • 漫画家・やくみつると日本語のプロ・齋藤孝の、日本語・言葉・語彙・影響を受けた本やお薦め本等を通して、「国語力」について語る。
    二人の日本語に対するルーツと、豊富な知識がうかがえる。

  • 国語力を広範に捉えた一冊。

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著者プロフィール

1960年静岡県生まれ。東京大学法学部卒業。同大学院教育学研究科博士課程を経て、現在明治大学文学部教授。教育学、身体論、コミュニケーション論を専門とする。2001年刊行の『声に出して読みたい日本語』が、シリーズ260万部のベストセラーとなる。その他著書に、『質問力』『段取り力』『コメント力』『齋藤孝の速読塾』『齋藤孝の企画塾』『やる気も成績も必ず上がる家庭勉強法』『恥をかかないスピーチ力』『思考を鍛えるメモ力』『超速読力』『頭がよくなる! 要約力』『新聞力』『こども「学問のすすめ」』『定義』等がある。

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