「〇〇力」と近年よく見る造語の創作に苦労しているな~と思います。(冒頭の書き出しより)
本書は語学として日本語の古今東西をみて、語彙の流行や文化として開発されては、廃れていく日本語の時代の流れがわかりやすく、面白い使用例を用いて「国語」の遍歴を対談形式で記載されていました。
読解力とは違うので、こちらを想像しているとガッカリされるかと。
文化としての日本語の面白さを発見するのが本書の良さだと思います。
「啖呵売」という言葉を本書で初めて知りました。
映画「男はつらいよ」の寅さんが商売をするときに口にする口頭句で
調べたら、何度も聞きたくなる日本語の文化であり、芸でした。