ボブという名のストリート・キャット

制作 : ジェームズ・ボーエン  服部 京子 
  • 辰巳出版
3.98
  • (22)
  • (36)
  • (20)
  • (2)
  • (0)
本棚登録 : 265
レビュー : 35
  • Amazon.co.jp ・本 (277ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784777812691

作品紹介・あらすじ

ロンドンでプロのミュージシャンを志したものの様々な困難に遭い路上生活者となった青年ジェームズ。人生に目的も目標も持てないままいつまでもヘロイン中毒から抜けだせずにいた。そんな彼の前に突然現れた、一匹の野良猫ボブ。ホームレスの青年と野良猫の友情物語。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 表紙のボブが可愛すぎ!ずっと飾っておきたいくらい。
    本当に可愛くて、誰でもファンになっちゃうのはわかるな~

    映画が公開されると知ってさっそく読んでみた。
    ジェームズとボブは本当に羨ましいくらい出会うべくして出会った1人と1匹。
    いろんな困難が日々待ちうけてるけど、お互い信頼しあってるから、何も怖いものはないって感じ。
    あっ、でも2回ボブは怖い目にあって逃げ出しちゃうんだけど、必ず見つかる。それが凄い。ロンドンという都会で。

    映画では本当にボブが自分を演じてる?らしいけど、このまま元気で長生きしてほしいな~

  • 君は僕の宝物

    たった一人の友達

    出会って最初はこう思ったんだ
    君みたいなやつは知らないね
    僕にとってはどうでもいいのさ

    けれどさ―何故か放っておけなかったんだ

    傷ついた君を
    誰かを待ち続ける君を


    君は僕の宝物

    君は僕を待ってくれるたった一人の家族

    一緒に過ごすうちに途中から思ったんだ
    傷ついた君は―とても誰かに似ているということに
    誰かを待つ君は―とても誰かに似ているということに

    そうして―僕は気づいたんだ

    君は僕自身だってね
    君を大事にすることは―僕自身を大切にすることだってね


    君は僕の宝物

    僕は君と似た者同士

    君を大事にして初めて僕は自分を大事にすることを知ったよ
    どうか傍にいて
    もう君なしでは生きていけないよ

    だから僕は願うよ

    これからもずっと一緒に生きていこう
    君をこれからもずっと大事にしたいんだ

    君は僕の宝物

    初めて出会えた自分自身

    君は僕の宝物

    ずっと大切にしたい宝物

  • 図書館で本書を見かけ、あ、テレビの番組で取り上げていたな~と何気なく手にした。

    事の発端は、このボブと名付けられた猫と一緒に、ホームレス救済の雑誌販売の仕事をしている姿を、ネットに投稿されたことのようだ。

    ミュージシャンになる夢が破れ、ホームレスとなり薬物中毒になってしまった著者。
    薬物依存の更生プログラムを受けながら、路上演奏などをして細々と日銭を稼ぐ日々だったのが、けがをした野良猫ボブを救い面倒を見るようになったことから次第に人々の注目を集め、知らぬ間に有名になってしまうという、まるで現代のおとぎ話のような顛末に、人々が興味を掻き立てられたというのがはじまりだったのだろう。

    だが、これだけ彼とボブが注目され、全世界で映像が観られ、さらには本まで出版され世界中で翻訳されるほど人々の心を掴んだのは、それだけが理由ではないだろう。

    ボブを救い精いっぱい深い愛情を注ぐことで、著者は自分以外の誰かに責任を持つことを覚え、自分自身の生きざまを正面から見つめ直し、困難に立ち向かい地に足をつけて生きていく支えを見つける。
    猫を救ったことが彼自身をも救った、人生をやり直すことができたという希望に、人々が心打たれたのは間違いない。
    誰にだってセカンドチャンスは巡ってくる、その気になれば、いつだってどこからだってやり直せる、そんな勇気を与えてくれる。

    ボブはとても可愛らしくとても賢い。そして著者も道を踏み外してしまったこともあったが、その人柄は率直で飾らない優しい青年。
    一人と一匹の幸せな日々が、ずっと続きますように。

  • 猫好きで猫が出てくる物語を探すうちこの作品と出会いました。
    薬物中毒や路上ミュージシャンといった日本では数少ない境遇ではありますが、主人公の苦悩は手に取るように伝わってきました。
    日本でも駅前など路上演奏をしている方を見かけてもまじまじと見た事はなかったのですが、ああ成る程、側に気のいい猫が居たらきっと自分もつい立ち止まってしまうなあと思いました。
    自堕落で諦め掛けていた人生を衰弱したボブと出会うことで、命を預かる責任感やボブの身体を治す為に沢山考え行動し様々な人と出会い、
    小さな日常の積み重ねが彼に大きな変化を与えて、今迄如何しても乗り越えられなかった薬物を絶つ努力さえもし始める。
    たった1匹の猫を救うことが彼自身を救う力になっていくストーリーは読み手を喜ばしい気持ちにさせてくれるものでした。

  • 感動♪この主人公とボブは強いつながりがあるんだなと思った。

  • なんてかわいい猫ちゃんなんだと、表紙のボブにひかれて読みました。完全にジャケ読みです。ロンドンに暮らすジェームズは、薬物中毒で人生を失い、生活保護を受けながら治療を行っていた。そんな時に、茶トラのボブと運命的に出会う。互いに互いを掛け買いのない存在として、ふたりは無二のパートナーとして心の絆を深めていく。とても賢いボブによって、ジェームズは人生を立て直す勇気を与えられたのだった。セカンドチャンス、ふたりは支え合って新しい人生に向けて歩き始めた。

  • 去年2回も「ビッグイシュー日本版」の表紙を飾ったボブとボーエンとの「実話」をやっと読むことができた。

    映画も観た。内容もこの本とほとんど同じ(←原作なのだから当たり前)ではあるが、エピソードの強弱は、かなり違う。何よりも、ボーエンの心情と周りの社会環境は、映画では描ききれないことがかなり書かれている。映画を観て興味を抱いたならば、是非本書を紐解くことをお勧めしたい。

    びっくりしたのは、ボーエンは小さい頃から猫と一緒に育って来たようで、最初から猫の知識と付き合い方を熟知していたことである。だからこそ、ボブはボーエンを信頼したのだろう。

    イギリスのホームレス政策や薬物依存患者更生プログラムの具体策は、もっと日本が参考にしていい。

    2007年に2人が出会った時には、ボブは一才未満だった。ならば、現在は12歳になろうとしていると見た方がいいのだろう。昨年日本にやって来た時の写真や記事を見る限りでは、まだまだ元気なようだ。しかし、いつかは居なくなる時がある。ボブは不妊手術を受けているから子孫は居ない。ボーエンはその時にはどうするのだろう。

    映画「ボブという名の猫」を観た岡山のビッグイシュー販売者さんはこう言った。
    「最初からずっと涙が止まらなかった。彼らはたまたま出会ったんだけど、それを大切にしてセカンドチャンスを活かした。私も、ネコというのではなく、セカンドチャンスを生かしたい」ざっくり言うと、そんな感想でした。本を読めば更にいろいろ思うのではないか、と思い一応「図書館で」手に入れることをオススメしておいた。

  • 何かで見かけて読んでみたくて借りた本。著者とのら猫だったボブの物語。

    著者の人生を豊かにしたのはボブなのだろうし、ボブも著者に出会っていなかったらもっと短命になっていたかもしれない。そんな共依存はありな気がしました。

    また、どこの国でもしょうもない人や優しい人、その他いろいろな人がいるものだとも思いました。

    (以上、ブログ全文です。)

    ブログはこちら
    http://blog.livedoor.jp/oda1979/archives/5326542.html

  • 最後の、ボブは、暗闇にいた僕にカーテンを開けて光をあててくれた。それは、人間とは限らないという、意味の一文が印象的でした。

  • 薬物中毒でホームレスとなり、路上演奏で日銭を稼ぐ青年が、1匹の猫を拾ったことで再生するストーリー。
    オイラはこの世界は2つに分けられると思っている、一つは「猫のいる生活」もう一つは「猫のいない生活」。猫のいる生活では、好きな時に猫の匂いをかぐことができる。頬と首の間、お腹、肉球、それも好きな時に好きなだけ。なんと優雅で贅沢な時間、まさに精神的貴族。さて今日も嗅がせてもらおうか

全35件中 1 - 10件を表示

ボブという名のストリート・キャットのその他の作品

ボブという名のストリート・キャット Kindle版 ボブという名のストリート・キャット ジェームズ・ボーエン

ジェームズ・ボーエンの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
東野 圭吾
高野 和明
恩田 陸
東野 圭吾
辻村 深月
三浦 しをん
有効な右矢印 無効な右矢印

ボブという名のストリート・キャットに関連するまとめ

ボブという名のストリート・キャットを本棚に登録しているひと

ツイートする