生きるための選択 ―少女は13歳のとき、脱北することを決意して川を渡った

制作 : 満園 真木 
  • 辰巳出版
4.42
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本棚登録 : 176
レビュー : 26
  • Amazon.co.jp ・本 (326ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784777816095

感想・レビュー・書評

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  • 13歳で脱北した著者の自伝。こんな公に出て大丈夫なのだろうかと妙な心配をしてしまいます。何しろ謎に包まれた北朝鮮。何をするか分からない国、一握りの人間だけが富み、大半の人々が飢えているかもしれない国。そんなイメージしかなかったのですが、著者が語った状況は私の想像を超えていました。
     歴史の中で、北朝鮮のように国民を洗脳(と言っていいのか、情報統制と言っていいのか)した政治を行った国はあったと思いますが、そう永くは続いていないと思うのですよね。国民が国を逃げ出さなくてはならない国というのはどうなのでしょう。著者のように苦難があったとはいえ運良く逃げることが出来た場合は良いけれど、そうでない場合も沢山あるのでしょうね。この著者の場合も、ある程度“運は良かった”方だと思うのですが、それでも十分トラウマになるほどの体験をしてきています。彼女が勇気を出して語ってくれたから私たちは知ることが出来たけれど、著者のこれまでを思うと胸が痛みます。そして、彼女の活動が活かされること、彼女のこれからの人生が幸福なものであるように、と祈らずにはいられません。

  • メディアで報道される「北朝鮮」のイメージが、いっぺんに変わりさらに鮮明になる。鮮烈、と言ってもいいかもしれません。
    それだけではなく、ひとりの人間がひとつの真実を探し出す、物語としても非常に深いものがある。読んでよかったと思います。

  • この本を読んで北朝鮮という国を覗けたような気がします。ヨンミが勇気を出して声をあげ、前にでてきてくれたおかげで私たちが知る事もなかったであろう北朝鮮の実情を知れました。洗脳されている中にも自由を求めて脱北を試みる人が多い事も知りました。その人達の声をどうかもっと届けて欲しいと思いました。みんな自由になる権利はあるのに、生まれた国で違うなんて。。もっともっとこのような本を読んで北朝鮮が世界に発信する偽りの一部分ではなく、本当の濃く人の生の声を知りたいと思いました。

  • たった今、読了。
    この本を読む前に、書店等でパク・ヨンミさんの顔は見ていた。キリっとして、意志の強そうな表情・・・、というのが印象だったが、今は改めて表紙の彼女を見つめているが、もう全然違う。命をかけて家族のために、自分のために生きてきた、そして今も命をかけて人権運動を行っているその生き様が顔の表情の中に神々しさを湛えているように感じる。

    人はそれぞれに命に運命を抱きながらこの世に生を受け生きていく、ということを「凄い本」を読むたびに実感すると同時に、自分の生き方を再考させられる。

  • 捜していた姉ウンミが見つかって、良かった。

  • こんな非人道的な生活がこの世にあっていいのか、これが今でも行われているということに驚きと嫌悪感を隠しきれない。まだ幼さの残る女性にここまでの人生の試練があるのか、と驚くばかりである

  • 請求記号 936/P 16

  • 2017,07.21

  • 13歳まで過ごした北朝鮮での地獄のような日々、そして北朝鮮から母親とともに鴨緑江を渡って中国に入った夜から、韓国に着いて新しい人生を歩みだすまでの2年間。




    https://youtu.be/ApSMANpOI1Y
    2014年ダブリンで行われた若者の国際会議、One Young Worldにて。

  • 隣の国の話だけに自分にできることを考えたい。脱北を助ける中国人が自分たちも平気で女性を強姦する人身売買業者しかいないとは情けない。人道的支援がもっと必要だし、著者はたまたま鴨緑江沿いの村に生まれたが、内陸にはもっとたくさんの人たちが苦しい生活をしている。もちろん脱北を助けるだけでは根本的解決はしない。とにかく私たちは北朝鮮に常に関心を持ち、興味本意でなく問題解決に向かって行動しなくてはならない。

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