日本懐かし団地大全

著者 :
  • 辰巳出版
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本棚登録 : 142
感想 : 17
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  • Amazon.co.jp ・本 (128ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784777821211

作品紹介・あらすじ

かつて庶民が憧れ、夢見た「団地」での暮らし。大小高低に変わり種など様々なタイプの住棟、給水塔に壁画、公園、商店街、集会所……
なぜか惹かれる、団地をめぐるあれこれを掲載。

感想・レビュー・書評

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  • ついつい懐かしい気持ちで手に取った。昭和の象徴とも言える団地。高度成長期の元気な日本が感じられた。子供達の声まで聞こえてきそうだ。

  • 団地と言えば昭和の象徴です。今では団地に住みたいという人も少数派だろうとは思いますが、郷愁を誘う佇まいには思わず足を止めさせる魅力が有ります。
    僕はどちらかというと長屋系の下町にノスタルジーを感じるので団地に関してはあまりフェチズム的な部分は希薄であります。しかしこうやって本としてじっと見ていると、急に懐かしさが湧き出し、昔慣れ親しんだ団地を観察に行きたくなります。
    小難しく分類ではなく、あくまで好事家のコレクション開陳的なノリですが、ライトな気持ちで団地という一大ムーブメントの名残りを感じる事が出来るのはとても楽しいです。
    既に取り壊された団地の写真を見ていると、今まで気にもしていなかったのに急に惜しい事をしてしまったかのような錯覚に陥ります。
    LOVE昭和。

  • 団地が好きで何度も借りて読んでしまう。
    都会の方の団地しか紹介されてないけど、わたしも小さい頃大きめの団地に住んでいた。5階建ての建物がたくさんあって、運動場とか公園とかもいっぱいあった。
    珍しい形の団地も紹介されていて見てて飽きない。

  • 魅力満載!
    スター型等のタイプ分類
    9千戸!森!公園!商店街!

    子供の頃もろい木造アパートに住んでました。
    団地にお邪魔する機会はなかったのですが、大人になった今散歩中に見かける団地に心惹かれます。
    圧倒的な存在感なんだよなぁ(O_O)

  • マイブームの「懐かしシリーズ」、
    今回の題材は「団地」。昭和中期から後期にかけて、
    雨後のタケノコの如く、日本全国に建設された団地に
    ついて、ふか〜く掘り下げた内容となっている。

    団地という言葉、今ではかなり広義な意味を持ってお
    り、集合住宅が密集した街自体に「○○団地」という
    名前が付いていたりするのだが、個人的には建築形態
    にどうしても拘ってしまう。

    今現在の日本の住居形態を考えると、主流は間違いな
    くマンション。僕の中でのマンションと団地の違いは、
    【同じ形状の建物が複数】、【縦横比で言うと横が圧
    倒的に長い】、【建物にナンバー】、そして【エレベ
    ーターが無い】といったところ。

    僕のいちばん古い記憶はこの形状の団地から始まって
    おり、そこには楽しい思い出しか無い。2DKでけして
    広くは無かったけど、友だちは皆同じ建物に住んでお
    り、併設の庭で好きなように遊べて、酷いイタズラを
    すればベランダに出された。この本に出ている写真を
    眺めていたら、そんな遠い昔のことをいろいろ思い出
    した。

    30年ほど前、僕は仕事で関東近郊の団地を週替わり
    で回ったことがある。思った以上に各地に特色があり、
    その違いを見るだけでおもしろかったのだが、1カ所
    だけとんでもない団地があった。ハッキリと書くとい
    ろいろ問題がありそう(^^;)なのでイニシャルにする
    が、名称は「M団地」。場所は都内、とだけ言ってお
    こう(^^;)。

    団地の中庭のようなところで仕事をしていたのだが、
    隣には花壇の前で壊れたラジオを修理して売る人が
    居たり、土曜の昼間から泥酔して道を転げ回ってい
    る人、それを全く気にせずに買い物に勤しむ主婦な
    ど、この世とは信じられない世界が展開。一緒に仕
    事をしていた先輩は、終わりしなに一言「この団地
    は狂ってる」とつぶやいた(^^;)。

    その団地はさすがに取り上げられていなかったが、
    それに勝るとも劣らない魅力的な団地が多々。団地
    で一度でも過ごした人には絶対に響くので、是非ご
    一読を。

    ・・・しかしすげぇ題材だなぁ、コレ(^^;)。

  • 日本全国の、今は亡きから現役の団地までを網羅した一冊。
    団地の分類や構造等、写真と一緒にわかりやすく解説されている。
    当方、本書でも紹介されている団地で生まれ育ったため、非常に懐かしく読んだ。

  • 収録されているのが主に関東の団地ばかりで、土地勘がないと少々読み進めるのが厳しかった。それにしても、タツミムックの昭和懐かし大全シリーズの本は相当数読んでいるが、これほど斜め上を行くものもなかなか無かった。

  • 『僕たちの大好きな団地』の対談参加の一人で公団ウォーカー管理人である照井氏が恐らく学生時代より撮りためた団地グラビア集。
    ただただ写真が並ぶだけでなく、団地好きの照井氏ならではの濃い解説付きで、より深くその団地を味わう事ができる。
    僕たちの~に比べると、団地生活よりも、団地のディティールを鑑賞したい人向けであるが、巻末には団地の歴史や分譲当時のパンフレット、団地住まいの人にしか分からない団地あるある等、10頁程割かれており十分満足な内容である。
    また、僕たちの~では二色刷りなのが惜しかったが、本書の掲載団地は全てカラー写真。団地が舞台の映画、『団地への招待』に触れるなど、内容がかぶる点もあるが、僕たちの~が絶版になっている事も踏まえると、パワーアップして帰ってきた新装版ともいえるのではないだろうか。

  • 前に住んでいた団地(もう壊されている)を久しぶりに見ることができて良かった。
    各団地の歴史も面白かった。

  • 昭和時代から、の団地が写真とともに紹介されている。子供たちの遊び場や公園が設計当時から考えられており、良いなーと感じた。

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