- Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
- / ISBN・EAN: 9784777821594
作品紹介・あらすじ
「ゲゲゲ」ブームの後、布枝夫人に水木さんに、さらに水木一家に、どのような出来事があったのか。そして水木さんが入院し、最期の日を迎えるまで、夫人がどのような思いで接したのか。最愛の夫が亡くなり、一人になったこの先、何を指針として過ごそうと考えているのか。著者の今の想いがつまった一冊です。
感想・レビュー・書評
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まずページをめくると、水木しげるさんと妻の布枝さんの素敵な笑顔の写真。
「ゲゲゲの女房」が一大ブームになったあとのことが語られている。
突然の水木しげるさんとのお別れのこと、遺してくれたもの、作品について思うこと、布枝さんの暮らしのあれこれ、娘達との座談会。水木しげるさんには、本当に100歳まで生きていてほしかった。
「あるがままに。全てに感謝して生きる。」
「無為自然活で、人生を全うしたい」という布枝さんの願い。欲張りすぎている自分に気づかされた。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
素晴らしい奥様ですね。
私だったら、すぐに逃げ出していたでしょう。
こんな奥様がいたからこそ、鬼太郎が生まれたと思いたい。
奥様のブレなさ。
これが凄いのだと思います。
私には難しいな~。 -
「ゲゲゲの女房」の続編エッセイ。主に水木さんが亡くなってからの話。なんか時代を感じる
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(借.新宿区立図書館)
水木しげる氏の死の前後から現在を書いたもの。こういう夫婦の生き方だけがすべてとは思わないが、良い歳の取り方をしていると思う。 -
布枝さんは「あるがままに生きる=無為自然」で流れるままに、水木しげるが望んでいた「100歳まで生きる」を達成しそう!
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ゲゲゲの女房の続編。2016年、水木しげる先生が93歳で亡くなってから書かれたもの。
病院での生活や亡くなる時の話や、葬儀の話が奥様の布枝さんの視点で描かれる。
水木先生が本当に多くの人に愛されてきたかが伝わってくる。京極夏彦さんや荒俣宏さんとも親しかったのね。漫画の才能はもちろん、人柄も素敵で、きっと人を惹きつけてる才能があったんだろうな。
ご本人も家族想いだったという。
布枝さんも2人の娘さんたちも、お父ちゃんが大好きで、海外旅行もするくらいご家族仲が良かったとか。家族での富士山の山荘ステイ、たびたび持ち上がるお父ちゃんからの南国移住話、、ドラマでも流れた多くのエピソードが微笑ましい。(武良三兄弟は、お母さんのことをイカル、お父さんのことをイトツと本当に呼んでいたのね!) ドラマで水木先生を演じることになった向井理くんに、水木先生ご本人が「好きなようにやりなさい」と言い、向井くんの自信につながった、という話も良かったなぁ。
水木先生のお墓参りと、境港の水木しげるロードには、私もいつか行きたいと思っています。
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水木さん所縁の地を巡ってみようと思う
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水木先生生誕100周年、漫画家デビュー70周年、そして布枝さん100歳と、みんなでにこにことお祝いしたいです。