舞台上の青春 高校演劇の世界

  • 辰巳出版
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本棚登録 : 33
感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784777825233

作品紹介・あらすじ

壁にぶつかりながら、自分の向き合い舞台に立つ
高校演劇の「今」に迫る!

●北海道富良野高等学校
発足2年の演劇同好会が掴んだ全国大会への切符

●千葉県立松戸高等学校
県内唯一の芸術科を有する公立校が作り上げる舞台

●青森県立青森中央高等学校
青森から東京へ、青森だからできる表現を目指す

●徳島市立高等学校
等身大の徳島の女子高生を描く生徒の手による会話劇

●私立愛知高等学校
古典落語の舞台化に長年取り組む

●福島県立いわき総合高等学校
「演劇」の授業を通して、自己表現を学ぶ

感想・レビュー・書評

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  • 775-A
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  • 【メモランダム】
    ・著者(相田冬二)についてのWikipedia記事。情報の欠落が多い。
    https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E7%9B%B8%E7%94%B0%E5%86%AC%E4%BA%8C

    ・版元(辰巳出版)のサイト。本書の書名で検索しても情報が出てこない。
    http://www.tg-net.co.jp/


    【書誌情報+内容紹介】
    『舞台上の青春 高校演劇の世界』
    著者:相田 冬二[あいだ・とうじ](1965-) ライター。
    装丁:勝浦悠介
    編集:光元志佳、中澤雄介(オフィスJ.B)
    制作・進行:小林智広(辰巳出版)
    判型:四六判
    頁数:224
    定価:本体1,600円+税
    発売日:2020年11月4日
    ISBN:978-4777825233
    NDC:775.7 各種の演劇
    https://www.value-press.com/pressrelease/256999?mode=amp


    【簡易目次】
    目次 [002-003]

    プロローグ 福島県立いわき総合高等学校芸術表現系列(演劇)第16期生の「断片」 004

    ◆第一章 北海道富良野高等学校演劇同好会の「居場所」 014

    ◆第二章 埼玉県立川越高等学校の「いてふの樹」/東京都立東高等学校の「パイプ椅子」 042

    ◆第三章 千葉県立松戸高等学校の「希望」 054

    ◆第四章 青森県立青森中央高等学校の「全員演劇」 078

    ◆幕間 福島県立いわき総合高等学校の「扉」 102

    ◆第五章 徳島市立高等学校の「怒り」 128

    ◆第六章 私立愛知高等学校の「落語」  154

    ◆第七章 全国大会出場全12校の「夏」 178

    エピローグ 高校演劇の「明日」 200

    巻末特別インタビュー 『アルプススタンドのはしの方』原作・籔博晶 210

  • これは、2020年前半の高校演劇を綴った本だ。
    プロローグは2019年12月の東京で行われた福島県立いわき総合高校芸術・表現系列第16期生の公演だ。この公演で初めて高校演劇に出会った著者が、全国大会を追いかけていく。
    2020年前半とは書いたが、高校演劇的には2019年度終盤の世界と言ってもいい。

    2020年を狙ったわけではない。
    たまたま取材が2020年になり、それがCOVID-19と重なっただけだ。

    第一章、第二章では観劇に赴いていた筆者だが、第三章以降は演劇部への取材へとシフトチェンジしていく。これは2020年3月以降、演劇部の公演がキャンセルされてしまった現実と無関係ではないだろう。
    個人的には観劇を綴った第二章までよりも、演劇部に切り込んだ第三章以降が興味深い。

    青森中央高校の畑澤聖悟先生はこう語る。演劇を体験することで高校生は変わる。それが面白くない指導者なんていない。と。
    実はどちらかというと、演劇部を持つ顧問の先生方に読んで欲しい本だ。

    何よりも驚くのは、巻末に籔先生のインタビューが収録されていること。2020年の夏は、映画『アルプススタンドのはしの方』の夏でもあった。
    しかし、「現東播工業高校映像・舞台研究同好会顧問」とクレジットされているが、これは正確ではないはずだ。なぜなら彼らは今年の県大会「映像・演劇部」とパンフで名乗っていたからだ。

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著者プロフィール

雑誌、Web、劇場用パンフレット等に映画評や俳優・監督のインタビュー記事を執筆。2007年、初のノベライズ『キサラギ』を手がける。主なノベライズ作品に『KIDS』『パンドラ』『息もできない』『はなればなれに』『さよなら歌舞伎町』『追憶の森』などがある。本書は通算20作目のノベライズ作品となる。雑誌「シネマスクエア」にて、固有名詞を一切使わない〈相田冬二のシネマリアージュ〉を連載中。

「2019年 『さよならくちびる』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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