- Amazon.co.jp ・本 (187ページ)
- / ISBN・EAN: 9784777902422
感想・レビュー・書評
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パリにもいつか行きたい
でもフィンランドが先だから、いつになることやら、、
この本はパリでの散歩の仕方を教えてくれました
モンパルナス駅に拠点を置くと良いこと
公園の様子は日本とはまた違うこと
朝散歩のも良いけど、夜の散歩はまた景色が違うこと
古い建物は路地裏にあること
写真と文章の両方からイメージが膨らんですごく素敵な本でした!
文庫サイズで写真もたくさん載っている本をもっと探したい!詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
初めてのパリでも、何度も来たパリでも、散歩するように楽しんでみませんか? よくあるコンセプトだけれど、著者(作者)は写真家。歩いていて、出会ったモノを確実に撮影してゆけば、上質のパリガイドが出来上がる。なにしろパリは絵になる街だ。ユトリロは街並みを描くだけでパリそのものの魅力を表現したし、ブレッソンやドアノーといった写真家たちは、パリの偶然が芸術になることを教えてくれた。
作者藤田一咲は「脱力写真家」「気まぐれカメラマン」のあだ名を持つフリーフォトグラファー。肩肘をはらない、シンプルな写真でファンの多い人だ。その彼がカメラ1台かかえて、パリを散歩してスナップを撮る。その作品はとても親しみが持てて、しかも自分でも撮れそうな気がするものだから「ああ、カメラを持ってパリを散歩したら楽しいだろうなあ」と思わせてしまう。そこが狙いなのだろうけれど。
写真はカフェや墓地、夜の街並みやストリートミュージシャンなど、どれもパリをぶらついていればどこででも遭遇できる被写体ばかり。モノクロであったり淡いフィルターがかかっていたり、いまの一眼デジカメに搭載されているエフェクトを使えば撮れてしまうのではないか。そう思わせるスナップ写真。何度も言うが、それが狙いなのだろう。ファッションだモードだアートだと声高に流行を語る雑誌やガイドブックと違って、すっとパリに入っていけそうな気にさせる。まさに気まぐれカメラマンの本領が発揮された作品集。撮影ポイントが地図で図示されているので、自分で行って撮ってみる、というのも一興。 -
ふと本屋で手に取った一冊.最初に読んだときはパリなんて行ける訳ないさ,と思っていました.
その後結婚することになり,新婚旅行どこに行く?という話になったときにもう一度読み返してみてパリに行くことに決めました.
この人の作品もさることながら,読んだ人をその気にさせる文章もうまいと思います.読書で世界を旅行したい人にお勧めです. -
写真&エッセイ。パリの裏道をのんびりと散歩している気分になれます。
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写真家が撮影・構成したパリの写真とエッセイの本。