- Amazon.co.jp ・本 (185ページ)
- / ISBN・EAN: 9784777905874
感想・レビュー・書評
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2009/11/13読了
内容も面白いけれど、やっぱり海はいいなあ。
アナログのカメラの風味がいいです。
冬のヨーロッパの海って怪しげで好きだ。詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
日本は四方が海に囲まれた島国。日本人と海の関係はとても深い。古くから日本人は海に神を見、畏れ、敬い、親しみ、愛した。海は日本人の精神にも大きく影響してきた。海の様子や波の表情に関心を持ち、海に自分の気持ちや人材を重ねることも。静かな海を見ると心が折れ穏やかになっていく。気持ちを洗ってくれる。海を撮る時はゆったり・まったりの脱力スタイル。いつもの、何でもない海が一番記憶に残っている。
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読書録「海と写真の時間」3
著者 藤田一咲
出版 エイ文庫
p120より引用
“ 山の癒しは植物による生命力の癒しだ。
植物の緑が眼精疲労を和らげ、森の空気が交
感神経を刺激し、脳の細胞の働きを活発化さ
せる。山の癒しは元気をくれる癒しだ。一
方、海の癒しは水平線の癒し。海の空気、並
のリズムと水平線が心のバランスを取り戻す。
硬くなった身体や頭の力を抜いてほぐしてい
く。つまり、脱力系癒しですな。”
目次から抜粋引用
“脱力写真家と海
夏休みの課題
アイスクリームに学ぶ
秋の夜話
冬の釣り人”
フリーカメラマンである著者による、海を
テーマにしたフォトエッセイ。
春の海から冬の海まで、四季それぞれの海
の顔が撮られています。
上記の引用は、海の癒し力について書かれ
た項での一節。
本文中で自らを、脱力写真家と呼んでおられ
る著者なので、山よりも海との相性がいいの
でしょうね。
「お茶と写真の時間」と比べると、今作は
しっかりと海の写真でまとめられていて、タ
イトルとの差に戸惑うことはないかとおもわ
れます。
将来の話題に困らないために、海に行く機
会が少ない人は持っていても良い一冊かも知
れません。
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海上面,(海)岸,沙滩等的照片。