- Amazon.co.jp ・本 (162ページ)
- / ISBN・EAN: 9784777913701
感想・レビュー・書評
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写真としてのテクニックはよく分かりませんが、幻想的な雰囲気が好きです。
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列車から発する光がこれほどまでに美しいだなんてまったく知らなかった。自体が発光したがっているようにすら見えた。列車の光なんて人工的なものでしかないのだけれど、四季を通じて撮られた鉄道の光には変化がある。自然の風景だったり空気によってその温度や湿度の影響だったりなのだと思うが、それぞれの光の揺らぎに、発光具合に、生身の美しさを感じた。だからこそ逆に、都会のネオンに照らされる鉄道がなによりも美しくないとも思ったりもした。
しかしながら鉄道に関してはまったく興味がないし、これを読んだからと言って興味が沸くってこともない。ただ一つ言えるのは、私が見ていた世界は少しだけ、列車が発する光の美しさを知らなかった分だけ、損して生きていたということだけである。 -
読始:2009,6,22
読了:2009,6,22
こちらも(6/15)に発売されたばかりの新刊
夜の風景の幻想的なものはなんともいえないものがあるが、私が求めたのとはちょっと違った…
ただシャッター速度を遅くして、長時間開くことで写される光の線は芸術である
少量の光の中できわだつ影が鉄道の存在感を引き立たせることは言うまでもない
迫力はいうことない
ただ昼間や夕暮れとは違い背景(自然)からくる魅力は少ない
その分鉄道そのものに視点が集中し、普段みることのない一面を垣間見れるともいえるが
疲れた時には写真集を眺めるのはいい休憩になる