エンゾ・早川のロードバイク解體新書

  • (えい)出版社
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感想 : 4
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  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784777915354

感想・レビュー・書評

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  • 内容的には参考になる部分も多いけど、随所に出てくるエンゾ節が気になる。

  •  著者が「ロードバイク(自転車)の”革命的指南書”の集大成として、とくに骨格と筋肉にスポットを当て、人間とロードバイクとのメカニカルな関係性について解説」する本。(まえがきより)

     著者エンゾ・早川氏自身のヌード写真やイラストを頻繁に使い、ライディング中の筋肉各部の働きや形を解説している。

    (メモ)
    ・基本ペダリング 30km/h 100rpm
    ・ハンドルを引き付けて、ハムストリングスでぐいぐい 35km/h
    ・小指をハンドルから離さない。
    ・肩甲骨を開く
    ・背中にらくだのコブ
    ・ペダリング中の意識
     ちょっきん走り(ハムストリングスと大腿直筋(太ももの前側)
     キ○タマ・リフティング
    ・ダンシング
     V(ビクトリー)引き、Λ(ラムダ)押し

  • 熟読はしてないんだけど。

    非常に興味深い本。
    チャリのための筋肉の使い方を徹底して書いている。
    入門書じゃなく、専門書の類に入るだろう。
    チャリの理論書としては、かなり多くの有用なものが詰め込まれた良書かと。
    だからこそ、読んでも正直よく分からないところも多い。
    ただ、ある程度分かれば、かなり楽して速く長距離を走れるようになりやすい。
    初心者には正直よく分からない。チャリ特有の筋肉の使い方。言われても分からないものだ。実際にある程度乗っていないと読んでも分からない。
    そういう本。

    あと、この本、基本的にはロードレーサーで本気で走ることを前提に書かれているが、実際には旅チャリの人、低速で長距離を走る人なんかにも活用できる。

    チャリに限らずスポーツってのは、要は筋肉を強くするっていうのと、筋肉を上手く使うってのが出来れば良い。
    スポーツによって、どちらの割合が高いかってのは変わってくる。技術が無くても馬鹿力だけでそれなりにできてしまうスポーツと、馬鹿力があっても技術がないと上達し無いスポーツってのに分かれるわけ。
    チャリってのは、技術ありきのスポーツだ。

    特にレースに出ない人となると、極論だけども、筋肉なんか無くても良い。できるだけ体を傷めずに、ある程度の長距離をそれなりの速さで気持ちよく乗れれば良い。それこそ、旅チャリ。
    そのラインだと、まさに技術だけで良い。筋肉はそこから先、もっと遠くに行くとか、より速くなんてのをクリアするために付けるもので。

    まあ、別に技術ってのは、知らなくても、できるだけ楽に走るようにこいでたら、ある程度は自動的に身に付くものなのかもしれないけど。
    一回、さらっと読んでおくと、まあ、そういう技術を身に付けるのもある程度は早くなるだろう、と。

    技術って、人によって、理論から作る人と実体験から作る人がいるから何とも言えない気もするけど。

    遠く、速く自転車を漕ぐことにあこがれる人なら読んどいても損はないし、楽しいかと。
    月に二日ほど、のんびり二時間ほど乗るだけの人は読んでもあまり意味は無い。

    著者の良い意味でも悪い意味でもクレイジーな感じ、自分の裸の写真で筋肉を解説するとか、やたらとえらそうな文体とか、それはそれで面白い。
    まあ、何せ書いてる内容はちゃんとしてるから、面白い。

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