旅鞄いっぱいの京都・奈良 ~文房具と雑貨の旅日記~

著者 :
制作 : エイ出版社編集部 
  • エイ出版社
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本棚登録 : 159
感想 : 12
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  • Amazon.co.jp ・本 (159ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784777923335

感想・レビュー・書評

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  • 2012年発表。

    文房具好きの
    フリーアナウンサー堤信子さんが、
    京都・奈良の文房具屋さん雑貨屋さんを巡る、
    文具・雑貨好きにはたまらない
    マニアックな旅日記。


    本屋や文房具店は自分にとって
    アミューズメントパークです。

    この2つがいっしょになっているショップなんかあると、
    気付けば3、4時間
    ウロウロしてたなんてザラ(笑)

    店に入って品揃え見た時の
    あのワクワク感たら
    ないし(笑)(o^-^o)



    本書には、
    美しい京都の和文具や和雑貨、

    骨董市や
    下鴨の納涼古本祭り、

    昭和レトロな文具店、

    思わず手紙を書きたくなる喫茶店、

    京都のホテル・旅館のレターセットコレクション、

    奈良のレトロで味わい深い文具と雑貨、

    そしてお寺や神社のオリジナル文具

    なんかが掲載されていて、

    とにかく文具好き
    本好き、レトロ好きには
    もうすべてが
    ツボなんじゃないでしょうか(笑)(>_<)


    最近多いこの手の本の中では、
    装丁やレイアウトやセレクトにも
    愛とセンスを感じます♪
    (思わず旅に出たくなるような表紙のインパクトも◎)


    特に京都編で紹介された
    木版画の封筒や、
    300年以上にも渡って和文化を伝え続けてきた
    書画用品の鳩居堂、
    lienoのノート、
    辻徳のマカロン懐紙などは
    自分も愛用していたので
    ニヤケてしまいました♪


    京都にしても奈良にしても
    歴史のある場所には、
    いろんな人の思いが
    地層のように積もってる。

    だから歴史上の建物や場所に行くのは楽しいし、
    目には見えない
    何かが得られます。

    それと同じく、
    歴史あるレトロな雑貨や文房具も
    その形になるまでの
    作り手の「思い」が集約されているので、
    こちらがその気にさえなれば、
    何かを語りかけてくれる。

    そのものに触れ、
    それが発する空気を感じ、
    使ったり
    愛でたり
    手元に置くことで、
    そこに込められたものに
    共鳴する瞬間が味わえるんですよね。


    モノって、
    使い込み重ねた時間の分だけ
    深みや味わいや
    美しさを増していく。

    時の変遷に耐えうる
    「芯の強さ」と、
    それとは裏腹な
    「滅びゆく美学」。

    それがレトロなモノが持つ
    不思議な魅力なんだと思います。



    と熱く語ってしまったけど(汗)
    レトロだけじゃなく
    普通にオシャレで可愛い雑貨も載ってるので、

    京都・奈良の
    旅のお供に是非是非♪

  • 堤信子さんって、こういう人だったんだ。

    それにしても、自分に酔ってるよね。

    文章は美しくあれ、と一生懸命な気がした。

    京都の事をすごく好きでいてくれて嬉しい。

    でもあまり好き好きと言われると、ちょっと重いです。

    私は子供の頃から当たり前に見て来たものだから

    そんなにいいですか?ってちょっと照れくさい。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「でもあまり好き好きと言われると」
      だって、ご自身が好きなコトをされている訳ですから、力も入るでしょう。
      京都や奈良らしい風景に溶け込んだ写...
      「でもあまり好き好きと言われると」
      だって、ご自身が好きなコトをされている訳ですから、力も入るでしょう。
      京都や奈良らしい風景に溶け込んだ写真を見れば、それ目当ての方が訪れるでしょうから、どんどん好きって言って貰ってイイと思いますよ。
      2012/05/23
    • sobakasuさん
      あまり変化のない町なのが住んでいる者にとっては『ふつう』なんですけど、それが変化のある東京などにお住まいの方にとっては魅力的なのかも知れませ...
      あまり変化のない町なのが住んでいる者にとっては『ふつう』なんですけど、それが変化のある東京などにお住まいの方にとっては魅力的なのかも知れませんね。自信を持っていいのかな。
      2012/05/24
    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「『ふつう』なんですけど」
      変ってしまうのが普通の世の中、昔の佇まいがある変らない風景が私は好きです。
      と思って散策している中に、1コインパ...
      「『ふつう』なんですけど」
      変ってしまうのが普通の世の中、昔の佇まいがある変らない風景が私は好きです。
      と思って散策している中に、1コインパーキングが出来ていたりしてショックを受けるコトが、、、
      「自信を持っていいのかな。」
      ハイ。良いモノが失われないコトに自信をお持ちください。
      2012/05/24
  • 丁寧に生きるために、丁寧に創られている文具や雑貨を嗜む。
    そういうことなんですね。とても憧れます。

  • 京都&奈良のステキ雑貨屋さん(とくに文房具)を著者目線でセレクト。
    京都小旅行の参考にしました。写真も可愛くて、眺めるだけでも◎!
    ⇒ange(アンジュ)・田丸印房を訪問。良かったー!

  • パリ・ミラノ編に次ぐ国内版。京都・奈良編。
    ガイドブックには載っていなそうな情報がたっぷり。
    紙物好きにはたまらない一冊でした。
    風景印のススメも載っていて嬉しい。
    文房具モチーフでオーダーした着物の帯がすごいなぁ。

  • 京都と奈良で見つけた文房具の紹介

    文具店・骨董市・古本市・喫茶店・寺社・博物館をめぐって
    和文具・レトロ文具・寺社文具などを写真で紹介

    本書を読んで、京都『田丸印房』の千鳥とかっぱと蛙とお坊さんの判子が欲しくなりました。次回京都へ行ったら是非寄ってみたいと思います。

  • 京都!奈良!文房具!大好きがいっぱい!!大興奮です。
    なんて!なんてたのしいんだろう!なんてたのしいんだろう!!(あ、2回言っちゃった。)
    今すぐ京都へ、奈良へ、文房具あさりにでかけて、ちょいとレトロな喫茶店で物思いにふけったり、お手紙書いたりしたいー!!

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著者プロフィール

幼少からの紙好きが高じて、フリーアナウンサー、エッセイスト、大学の講師という肩書に加え、「紙採集家」としての活動を本格的にスタート。
集めた紙は、包み紙や紙袋、紙箱の他、ホテルのレターセットやカフェの紙ナプキンやコースター、ヴィンテージペーパーなど多岐にわたる。
著書に『100人中99人に好かれる ありがとう上手の習慣』(ディスカヴァー・トゥエンティワン)、『旅鞄いっぱいのパリふたたび』(実業之日本社)、『旅鞄いっぱいの京都ふたたび』(実業之日本社)などがある。最近では、紙採集家として出演した人気TV 番組での紙コレクションの多さと、紙への想像を超えた愛情が話題となり、紙好きとしての認知度が着実に広がっている。紙は「使い捨てる」ものから「愛でるもの」へ。紙を大切にして欲しいという活動は、自身の紙コレクションを通して今後も続く。

「2018年 『堤信子のつつみ紙コレクション』 で使われていた紹介文から引用しています。」

堤信子の作品

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