時には漫画の話を

著者 :
  • 小学館
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本棚登録 : 20
レビュー : 4
  • Amazon.co.jp ・本 (304ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784778037383

作品紹介・あらすじ

同時代の漫画、懐旧の漫画、密やかな漫画散歩の愉しみ。

感想・レビュー・書評

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  • 50年代貸本時代からごく近作の吉田秋生『海街Diary』まで、おもに作家論を中心として丁寧に書かれた評論集。
    とても中立的で、しっかり読めるものでありました。

  • 他のエッセイでも紹介されていた「中央モノローグ線」がどんな作品かが分かった。好みかも。

  • 映画評論家というイメージが強い川本三郎さんが、丸々一冊、漫画について語っておられます。(*^_^*) なんと言っても つげ義春、なんですね。川本さんは。「ガロ」系漫画って、私、心の騒がせられ方がちょっと苦手なところがあるんですけど、でも、熱く語りたくもなってしまうこともあり(偶然だけど昨日、近藤ようこの見晴らしガ丘にて」を読んだばかり。)うんうん、と頷きながら読ませてもらいました。

    そして、樹村みのり、倉多江美、と言われれば、握手、握手と言いたくなり、(*^_^*) 新しいものでは、吉田秋生の「海街diary」への、丁寧な&鋭い考察が嬉しい。改めて、ピックアップされたページを見てみると、川本さんが言われるように、なんてコマ割りが巧いんだぁ~~!
    賑やかな蝉時雨の中にありながらの静けさ、ずっと泣くのを我慢していた すずちゃんの心情が、ホントに切なく伝わってくる。

    この一冊のおかげで、まだ知らなかった漫画家さんに会えたのも嬉しい。
    小坂俊史の「中央モノローグ線」に興味をひかれ、購入しようとしたら、なんと絶版。どうしても読みたくて、アマゾンのユーズドで定価の倍の値段で買ってしまった。(汗)それはまだ、家に届いていないのだけど、ついでに(*^_^*)買った彼の「遠野モノがたり」(こちらもユーズドで。激安だった。(*^_^*))の優しさ、人や土地への距離感が好きだった。

    漫画って、小説とはまた違って、“選ばれた人たち”が一般人に与えてくれる素晴らしいプレゼント、という気がするんだよね。
    映画でも、小説でも表せない空気、世界観、うん、人生なんてものまで、つつましく提示してくれる漫画の世界。いいなぁ。
     

  • 【新刊情報】時には漫画の話を 726.1/カ http://tinyurl.com/bwhn5ld 高野文子、吉田秋生、楳図かずお、大友克洋、つげ義春…。同時代の漫画、懐旧の漫画が登場する、密やかな漫画散歩。『週刊小説』『文学界』等掲載をまとめて単行本化。 #安城

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プロフィール

1944年東京生まれ。東京大学法学部卒業。評論家。1991年に『大正幻影』(新潮社、岩波現代文庫)でサントリー学芸賞、1997年に『荷風と東京』(都市出版、岩波現代文庫)で読売文学賞、2003年に『林芙美子の昭和』(新書館)で毎日出版文化賞、桑原武夫学芸賞、2012年『白秋望景』(新書館)で伊藤整文学賞を受賞。
著書に、『ロードショーが150円だった頃』(晶文社)、『ギャバンの帽子、アルヌールのコート』(春秋社)、『成瀬巳喜男 映画の面影』『「男はつらいよ」を旅する』(いずれも新潮選書)、『サスペンス映画 ここにあり』(平凡社)、『映画の戦後』(七つ森書館)、『我もまた渚を枕』(ちくま文庫)、『東京抒情』『物語の向こうに時代が見える』(いずれも春秋社)、『老いの荷風』(白水社)などがある。

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