- Amazon.co.jp ・本 (223ページ)
- / ISBN・EAN: 9784778101749
感想・レビュー・書評
-
詳細をみるコメント0件をすべて表示
-
フィジーで教師として働く高森真人は、フランス貴族アルフォンスと出会う。地位、名誉、有り余る財、完璧な容姿をもつ彼だったが、心は深い闇に囚われていた。真人の天真爛漫さはアルフォンスの心を救い、アルフォンスはいつしか真人の身も心も手に入れたいと願うようになる。そんな二人の関係は、真人が事故で意識不明の重体となり、再び目覚めたとき記憶を失っていたことから急変する。アルフォンスは罪と知りつつも愛するゆえに嘘を告げたのだ。「君はわたしの恋人だ」と―。禁断のロスト・メモリー。
-
記憶喪失ものです。国際協力機構のボランティアでフィジーで教師として働く日本人青年と、イギリス貴族。片岡ケイコさんのイラストも最高です。イギリス貴族がいい感じでしたよ。
-
こんなに人を愛する事ってあるでしょうか。攻めさまにウルウル来た作品って初めてかもしれません。こんなに愛しているのに拒絶されるなんて…。
嘘をついたことから始まったのが間違いなんでしょうけど、真人だって本当に愛していたはずなんですよ。なのに…。
結局真人は日本へ帰ってしまいます。
そしてアルフォンスは傷心を抱えて、思い出のフィジーへ…。でも、心は抜け殻。人生に期待することもなくなってしまったようです。
「遅くなってごめん。ただいま、アルフォンス」
と言う言葉とともに、真人はアルフォンスの元へ戻ってきました。
やっぱり愛しているんです、真人もアルフォンスを。それがわかって戻ってきたんですね。本当によかったです。