運命の男 (ショコラ文庫)

著者 :
  • 心交社
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本棚登録 : 88
感想 : 13
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  • Amazon.co.jp ・本 (255ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784778110987

感想・レビュー・書評

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  • 10年も想われててまったく気付かない攻めって...。
    そりゃ受けもいざってなったら逃げちゃうのはわかります(笑)
    それでも気持ちに気付いた攻めの必死の口説きはとてもよかった。

  • 読み作家さまです! 面白かったですね。もっと切ない設定なのかと思ったんだけれど、お仕事メイン?というか受けが逃げすぎなのと、攻の口説きが始まるのが唐突すぎるのが、何とも私の萌要素じゃなかったんだけれど、楽しく読めました。

  • 同級生 社長・藤堂哲明×伊織真幸
    藤堂が興した会社で秘書として十年近く彼をサポートしてきた伊織は、藤堂への想いを秘めている。

    一心同体のように働いてきて、相手の気持ちはおろか自分の気持ちすら気がつかないって・・・。どうよ、藤堂。
    ひたすら尽くす伊織も、まぁいじらしいってゆ~か。
    王道詰め込みで、楽しめました。

  • ※ペーパー付
    は~久々に読んでて悶えた

  • 好きなシチュエーションなんだけど・・・なんか、もひとつ。

  •  高校生の時から何かとライバルとして競い合ってきた藤堂哲明と伊織真幸。
     だが、卒業間際に、藤堂とした賭けに伊織が負けて、大学卒業と同時に藤堂が起こしたイベント企画会社に誘われて入社してから、二人の関係は変わった。
     伊織は、以来十年近く秘書として公私共に藤堂をサポートしてきたのだった。内心の想いを秘めたまま。
     ワンマンで破天荒な社長を支える冷静沈着で、有能な秘書――誰の目にもそう見える伊織だったが、実は、藤堂への想いをずっと隠していた。
     そんな藤堂に伊織は、会社を大きくするための手段として、結婚を薦める。
     相手に選んだのは、今は引退したものの大きな影響力を持つ、元政治家の孫娘。
     相手にとっては不足はなく、伊織にとっても納得の上の結論だった。
     ところが、藤堂に、その孫娘の友人と結婚するよう言われたことから、伊織の今まで築き上げてきたものが崩壊する。

     という感じの話でした。
     実は、賭けに伊織が負けたのもわざとで、藤堂の傍にいたいがための伊織の選択だったわけですが。
     藤堂が結婚することは想像ができても、藤堂に気持ちがある自分が結婚することを想像できなかったのが、伊織の大きな誤算。
     確かに、藤堂からしてみれば、有能で自分に逆らったことのない秘書の結婚についても、自分の結婚と同じように手段の一つだったんだろうなー……とは思いますが、伊織にはその荷が重くて、逃げ出してしまう、と。
     そして、自分の気持ちを吐露してハッピーエンド。

     男くさい話、というのが感想でした。
     でも、それでいて、伊織は自分で言うほど割り切れてなくて、結局はペースを乱してガタガタになってしまうあたりが、やっぱり男の人ってロマンチストなのかなー……と思う要因だったりもします。
     そういう意味でも、男の話。
     働く男の話が好きな方にはオススメだと思います!

  • 初めて読んだ時は、藤堂の身勝手?俺様的なとこが嫌だったのに、2回目読んだら、そこが自分に素直というか、可愛くもあり?良かったです(^^♪

  • 秘書受け。よかった!!
    攻めが、「これぞ攻め!」みたいな人で自信家できる男なんだけどもとんでもなく鈍くてたびたび「気づけよ!!」と肩を掴んでがくがく揺さぶってやりたくなりました。いや、それが彼のいいところなのかもしれませんが。
    鈍感だけど、鈍感なだけに一途。心意気もまっすぐでライバルから出発した受けのことを心から認め、きっぱりと片腕だと、俺のパートナーだと、こいつしかしないのだと断言する様は惚れます。いい。
    読んでるほうがかっこいいなーと思うので攻めが好きな受けはさらにやられただろうと思います。この受けが献身的で、対等で、だけど秘書だから一歩下がって攻めを完璧に支えてて、ほんとにいい関係だなこのふたり、と頷かずにはおれません。
    初めて身体を重ねたとき、二度目、ともにつらくて萌えました。攻めおいこらとも憤慨しました。鈍感男は蹴ってやりたいです。
    だけどその鈍感できる男が本心を自覚した瞬間、おそろしく情熱的に受けに迫り、愛してるオーラをびしばしほとばしらせてくれるので大変ときめいた。かわいい。受けのこと大好きな攻めかわいい。
    二度目のポーカー、いいシーンでした。自分の命みたいな会社を手放してでも受けがほしい。攻めの与えられる最大級の愛情表現に悶えました。これは負けるしかないです。
    あとがきにもある通り、きっとこのふたりはこのまま生きていくんだと思います。甘い言葉もあんまりないかもしれない。でも、それがふたりらしくていいかなとも思います。まさに片割れで全部、パートナーです。
    読み終えて表紙を見てみると、はっとします。この絵が、この本を、受けと攻めの関係を綺麗に表してます。タイトルにもすごく納得しました。読んでよかったです。
    運命のつながったふたりの続きを見てみたいです。

  • 天然のオレサマ攻めの藤堂が熱心にくどき落とすが落ちない。
    切実な関係が何度も重ねられていてじれったかった。

  • スーツ萌え。しかも、イラストは円陣闇丸センセ。もう、読むしかないでしょう。

    ストーリーも期待以上で、満足です。
    学生時代からずーっとライバルとして張り合っていた関係から、仕事の相棒となり、互いを失いたくない大切な存在と思っているにもかかわらず、自分の恋心にはとっても鈍い三十代同級生。
    藤堂は、傲岸不遜な俺様系のデキる男で女には不自由しないノンケだから、伊織のことは手放すことのできない片腕だと思ってはいても、まさか惚れられているとは考えないだろうし、伊織はそんな藤堂が自分を好きになるなんて考えてません。信頼されているパートナーだけど、愛されているわけじゃない、と信じ込んでいます。

    伊織がライバルとして負けを自覚し、藤堂に「伊織、俺と来い」と言われて自分の気持ちに気付く回想シーンは印象的。トランプのエピが泣かされた。あの時から一途な想いを胸に秘めたまま藤堂の側で働いていた伊織の気持ちを考えると、せつなすぎです。
    伊織も相当な意地っ張りなので、藤堂の鈍感さだけを責めるわけにもいかない感じですが。

    鈍な藤堂は、自分の伊織への執着を仕事がらみだと思い込んでいるし。かっこよくて男前で頭も切れるのに、肝心なところでわかっていないのがジリジリするところ。ところが、思いがけないことで身体の関係ができた途端独占欲丸出しに。藤堂の吐くセリフが嫌みなくて、いちいちカッコいい。ベストオブ俺様!
    ベッドシーンは、当人たちは気がついてないようですが、愛し合ってるのが丸わかりなくらい濃厚です…

    基本的に、藤堂がすごく俺様なので伊織は彼に振り回されっぱなしなんですが、自分の気持ちに気がついた藤堂はその時点からもう誰の目にもわかるくらい伊織にメロメロなので、勝ちは伊織かな?

    二人の気持ちや関係の変遷がとても萌えをそそります。

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