神迎え (ショコラ文庫)

著者 :
  • 心交社
2.78
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本棚登録 : 99
感想 : 9
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  • Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784778111762

感想・レビュー・書評

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  • ご本人もあとがきで書いていらっしゃるけれど、本当に「ぬるい」。
    路線が目に見えて変わってきたので最近の作品では萌えない。特に今回はあっさりしすぎていて残念。

  • 期待のものと全然違ってなんと感想したらいいのかわかりません。
    まぁ、原因は私の期待がマックスにいっていたからなのかもしれませんが、表紙がきれいで何とも素敵なタイトル。
    これで完全に私の中で盛り上がっていたのですが、表紙の柵とか全然関係ないじゃん。
    タイトルもそんなに…それに「兄弟」というのにあう背徳感というか、萌は皆無。それとともに、この兄弟の変な趣向についていけなかったです。「兄弟」というのに固執していて、言葉にはしないのだけれど、許されないけれど…というのを楽しんでいるような気がして、好みではありませんでした。

  • “業”を背負った恋。
    自分たちが悪くて背負ったわけじゃないのに。。
    読んでいて切なくなる。

    すごく文章力高いとか、特徴があるわけでもないのに(ごめんなさい;)感動した。読み終わるとき少し泣きそうになった。
    切なくて、まっすぐで、いい本。
    こういうハッピーエンドの形もあるのだと学ばされた。

    ラブラブ甘々で一緒にいる結末のBLラノベが多いなかで、この物語のようなエンディングも良いと思う。

    受キャラも、攻キャラも、強くて凛々しい。

  • お互い養子で兄弟になった二人。
    水原先生にしてはぬるい。
    印象に残りにくい。

  • 未読。

  • 先生はもう前のようなお話は止めちゃったんだろうか?今度こそ、今度こそと何度も期待しつつ新刊を買うわけだけど、毎回がっかりしている。そして今回のは本当に残念だけど、読むのが辛かった。

  • 子供のいない神社の神主夫妻に引き取られた有一と礼司はやがて恋愛感情を持つ様になるが、礼司が中学3年の時に「いつか必ず迎えに来る」と書き置きを残して有一は姿を消す。それから両親も他界し一人きりになった礼司の元へ数十年ぶりに有一が姿を現す。有一の言葉を信じて変わらぬ恋心を抱いていた礼司は再会に喜んだのだが有一には口に出せない事があって。。。
    全体的にさらっとお話が進んでいきますので軽めの印象となりました。
    「体の辛抱より、心の辛抱」と作者が後記に書かれております。

  • 神様関係かと思いきや…再会義兄弟ものでした

    今回もマイルドな水原さんです

  • 最近の水原作品は、ちょっと路線が変化したというか、こちらの思ってるのと誤差があるというか、複雑です。
    タイトルから神がかりな内容かと思ったら、いつものマンネリ的な893絡みで、目新しさはないけど妙に安堵したりして。

    礼司は片田舎の役場に勤める27歳。礼司には12年前に出奔している2歳上の兄がいて、彼の帰りを待ち侘びながら、亡くなった両親の残した神社を一人で守り暮らしています。この兄弟は別々に引き取られた養子で、血はつながっていません。しかも、12年前にすでに愛し合っていました。
    なので、突然姿を現した兄の有一に礼司は手放しで喜びます。有一がワケありであることは承知の上で、何も問わず責めず、ひたすら体を重ねる礼司は、臆病なのか健気なのか、大変受動的。ちょっとやさしすぎるほどです。
    一方の有一は、想像通り893になっていたので、これはもう礼司がこれからものすごーく痛い目にあうんだろうな…でも、カクゴしてるから大丈夫!と思って構えて読んでたんですが。

    特にこれと言って。
    痛いのが嫌な読者には格好のストーリー。しかし、カクゴを決めてまで読んでる者にとっては、肩透かしくらうかんじでした。
    痛くても最後がお約束のハッピーエンドだったら文句言わないのにな~
    なんか、兄弟といっても血が繋がっていないのは分かってるし、組織がらみの理由で離れ離れになっても執着強すぎる有一が弟を手放さないから安心感あるし、礼司が拉致られても危機感ゼロだし、執着あってもジェラシー要素薄いし、なんかいい人ばかりだし。
    礼司と有一の生い立ちや互いの気持ちの描写も冗長に流れすぎです。
    痛いだけがヤマ場だとは思いませんが、一応893ものと受けとめて読んでいるので、跡目争いなど抗争シーンが物足りなかった気がします。危機の中での、何某かの心振るわせるシーンはひとつ欲しかったかな。

    Hシーンは甘い!甘すぎるくらい甘いので、口当たりはとてもいいものがあります。エロ度は低いかも。でも、これくらい甘いのは好きですが。イラストが魅力的でぴったりなのがいいです。いい絵師さんだなと思いました。

    兄弟の再会やその後の様子を、神送り、神迎えになぞらえているあたりは二人の縁と重なっていて象徴的で巧いです。
    「愛の奴隷」レベルの甘さや純愛は両手を広げて大歓迎なのですが、あれ以上は生温くなってほしくないなというのが本音。

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