ファミリー・バイブル (ショコラ文庫)

著者 :
  • 心交社
3.19
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本棚登録 : 113
レビュー : 10
  • Amazon.co.jp ・本 (284ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784778112462

感想・レビュー・書評

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  • 12年前の作品の文庫化だそうで…。
    そんな昔からご活躍されていたのですね、まだまだ勉強不足です。

  • リーマン宏伸×バツ一翻訳家典章
    親が転勤で一人暮らしになった宏伸。家事能力ゼロで仕事に疲れて帰る日々。ある日お隣の娘である茉莉衣がかわいそうに思い、声をかけられそれから一緒に食事をしたりと仲良くなる。
    いつしかめでたく茉莉衣のお父さんとお母さんになった宏伸と典章。しかし、いろんな「家庭の事情」が起こってそれを乗り越えていく物語。
    ホンワカ家庭と見せかけて、何かと腹黒いというか計算高い典章・茉莉衣親子に宏伸が結構振り回されながらも幸せ~というなんとも情けないような理想的なような家族BLです。

  • 面白かったです。直前に読んだ「天使に口づけを」が合わなかったのでどうかなと思いながら読んだら一転、かわいくて面白くてにやにやしました。本当に同じ人なんだろうかって程の違いにびっくり(笑)かなり昔の作品だからって事もあるのかな。本当に別人の様でした。題材でここまで変わるんだなぁ。手は加えてあるだろうけど、文章も読みやすかったです。というかむしろ昔の方が文章読みやすいような…?
    なんか受が新鮮でした。ほんの少しずつ、予想とズレてるのが程よい新鮮さで面白かったです。一見おっとり優しげかと思いきや、かなりしっかりした人でした。人生経験と、子育てしてるし当然だよねというような自然な芯の強さが良かった。攻と2つしか変わらないのに、子育てしてきた人とずっと実家で暮らしてきた人の自然な差、対比が、自然で良かったです。
    受が攻の気持ちに気づいてて待ってるってのが意外でした。待ってる理由も。最終的に痺れ切らして最後は割と強引に誘導してたのが面白かった(笑)受も待ってたんだもんね!てのが出てて良かったです。
    結構早い段階でくっついたので、残りはこれはと思ったら予想した展開が来たのですが、予想以上にがっつり来たので胸が痛かったです。親子それぞれの想いが切なかった。お互いにお互いが大事で言えなかった事。特にまりえはまだ幼いのに、辛かっただろうなぁと思いました。
    受が強かったですね!攻は部外者だから口挟めないけど、淡々と辛辣だったなぁ。まりえを守る為だからですが。あそこでまりえを守れず怯むような人でなく、強いところが良かったです。
    友達親子とか、娘も承知で親子で画策とかそういう方向での嘘くささ、作り物すぎる物語の親子って気持ち悪くてすごく苦手なんですが、そのラインの手前で、さじ加減が絶妙でした。むしろ逆の方向に良い意味での物語の親子でした。ませてるけどちゃんと受の言う事は聞いて、行儀が良くて、子供らしく甘えて、すごくかわいかったです。めちゃくちゃ良い子でした。まりえが居ないと始まらない成り立たない話でした。滲み出る親子の愛情にじんわりしました。
    攻はとってもへたれだった(笑)そんな攻に「で?」って容赦なく最後まで言わせるし受が面白かったです。本編最後の、もっと褒めて、もっと、もっと、ってのがすごくかわいかった。
    続編は攻の母親がちょと強烈でしたね…攻同様げそってなった(笑)そのへたれ振り優柔不断振りを、多少の腹は立てつつも意気地無しと切り捨てずに待っててあげる受が大きいなぁと思いました。まりえも。まぁそれは攻がそこを欠点だと自覚して悩んでるのを分かってたからでしょうね。
    お風呂に1人で入る、の3人のやりとりがとてもかわいかったです。まりえが許すならいつまででも一緒に入ってそうですよね(笑)
    封入SSもすごく良かったです。かわいかったー。し幸せいっぱいですね!何年経っても。良い幸せ家族だ。
    挿絵がかわいかったです。ムクさん合ってるなー。まりえがかわいい。逸木親子が2人で呆れ顔してる挿絵がすごくかわいかったです(笑)

  • なんだかヒロくんは親子にきっちり型に嵌められたような?
    パパのしたたかさとおしゃまな茉莉衣ちゃんと憎めない優柔不断なヒロ君がきれいに噛み合っていて、家族だよ!ってお話全部で全力でアピールされるところがとっても温かい本でした。

  • 茉莉衣ちゃんの賢しさが素敵です。

  • とってもかわいかった!優柔不断の攻めくんを家族として捕獲するために連携する父娘おもしろかわいい。ほわほわふわふわしてて、帰る場所があるのはいいなあって癒される話でした。
    なんといっても娘ちゃんがかわいくてませてて、すんなり父親とお隣さんが恋人になったのを受け入れるあたり器がでかい。小五なのに。むきろ応援してて、この子なくしてこの一家は成り立たないと思いました。
    大きな事件は起きないけど、信頼とか家族とかそういうものをじっくり読めてよかったです。
    ペーパー萌えた。まりえちゃんが彼氏つれてくる話を読んでみたい。

  • みんな血が繋がっていないけど、でも「立派な家族」です。
    ファミリーものって少し抵抗を持ってしまうんだけど、楽しめました。

  • らぶらぶ。娘と一緒に末永くお幸せに~。

  • コメディだよね。面白く読めたけど、あんまり萌える要素はなかったかな。

  • 父親の転勤で一人マンションに置き去りにされたリーマンの宏伸。26歳のいいオトナなので、一人暮らしくらい大袈裟なと思うのですが、今まで何もかも親任せの一人っ子で家事能力ゼロと聞くと、非現実的な問題じゃないような。
    そんな彼の生活に目ざとく気付いたのは、隣に住むバツイチ男典章の娘です。親切なお隣さん親子の好意に甘え、宏伸はおいしい食事と楽しい団欒を味わえることになります。

    以前に出ていた新書の新装版。
    家族ものラブコメと一言で言ってしまうにはもったいない秀作です。
    ファミリーものというと、やはり子供の活躍がキーポイントなのですが、この典章の娘は実におしゃまでアシダ●ナちゃんを彷彿とさせる子。単にかわいいだけじゃなく、典章に『ひろくん捕獲大作戦』なるものを提案する知恵もあり。パパも好きだけど、宏伸にお父さんになって欲しい!という茉莉衣の希望は、一笑にはできない子供ならではの思いが込められてる気がします。
    実は宏伸のことを好きな典章。ノンケ同士ですが、一緒に過ごすうちに彼のほうも好意を持っていることに気付いていました。なので「ひろくんからプロポーズしてくれたら、一緒に住もう」と捕獲作戦に同意するのです。

    しかし、「ひろくんって、イイ人だけど、ちょっとダメね」と茉莉衣にダメ出しされるくらい、宏伸は見てくれに反してヘタレなのです。そこが良さでもあるのですが、告白になかなか至らない。典章親子がせっかく広げてくれた網に、なかなかひっかかりません。そんな宏伸の、典章好き過ぎてあたふたする人の良さや、オトナの対応ぶりを見せ誘い受けにまで転じて彼を捕獲する典章にうっかり笑ってしまいました。

    とても胸が暖かくなるストーリー。癒されると言ってもいいほどです。今のこんな時代だからこその、絆の意味を深く考えさせられました。血の繋がりがなくても、男同士の親でも、家族という深い絆で結ばれた単位を作り上げている彼らの幸せの形に不自然さを感じません。常識や性別に捕らわれることない家族の形態は、現実味すら感じさせるのです。
    彼ら3人は幸せでも、周りを取り巻く現実はたやすく受け入れてはくれないだろうけど、宏伸の父母の理解もそう遠い話ではなさそうです。そういうゲイに対する親世代の困惑まで拾い上げて描かれているのがいい。夫夫喧嘩の原因も、年頃の息子を持つ母親のおせっかいがリアルで面白かった。
    優しさが優柔不断になってしまいがちな宏伸なのですが、茉莉衣の機転や、典章の愛情が彼をポジティブにしていくのです。三位一体てかんじ。

    年上らしく積極性もあって強い心を持った典章と、へタレだけど誠実でやさしさのある宏伸が、互いを思いやり、娘のために温かい家庭を築こうとする姿に心癒されました。
    夜の夫夫生活も必見。娘がいるのでそうそうベタベタできませんが、やりくり上手。ちゃんと甘くて羨ましいほどラブラブです。

    番外編ペーパーは、「初めてのデート」。二人は30代。茉莉衣は中2になっていて、もう頭は立派な大人です。そんな娘の後押しで、二人きりで甘い時間を過ごすことに。娘が学校行事の旅行で不在だと著しく二人のテンションが下がるところが受けました。年月を経て、ヘタレな宏伸が攻らしいところみせていて、胸が熱くなります。

    小椋ムクセンセのイラストがまた心和みます。

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著者プロフィール

高尾理一 Riichi Takao
コミカライズというご褒美のターンが回ってきた! 
歓喜や感動、いろんなものが溢れでてきて止まりません。続きが気になる方は小説にて読めますので、よろしくお願いします。

「2019年 『天狗の嫁取り』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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