- Amazon.co.jp ・本 (271ページ)
- / ISBN・EAN: 9784778113339
感想・レビュー・書評
-
うーん、途中から読めなくなった。うざいよおまいら。
詳細をみるコメント0件をすべて表示 -
商業BL小説はあまり読んだことがないのですが、もしも世の多くのBL小説がこのレベルだったら凄いなと思います。しかしたぶんそれはないので、さとむら先生ほんとうに凄いなと思います。
なんでこんなに良いんだろう。わからない。おそらく、展開は王道で、かつそれを見せる技術力が相当に高いからだと思います。
受けと攻めの力関係が揺れ動き、最終的に対等になる構成が、物語のつくりとしてとてもおもしろかったです。のめり込んで読みました。 -
リーマンもの。ケンカップルというジャンルの中での王道ストーリーです。攻受両方ともイラスト込みで魅力的なキャラで、ポンポンとテンポ良く読ませていただきました。
ケンカップルそのものがめんどくさいですけどね。もともと仲が悪いわけだから、出だしは不穏な雰囲気、そしてハラハラさせられる意地の張り合いとまあロマンもへったくれもない展開が続くので、そこから恋愛として成立させるには難易度が高い設定です。犬猿の仲だったノンケの二人がどうやって結ばれるのか?というのが作者さんの腕の見せ所になるんだと思います。この話はそこにちょっとひねりがありました。
地道に努力を重ね常に営業トップ成績を誇る直哉は、能天気で大雑把な同僚の阿久津とそりが合いません。何かにつけてはいがみあう二人なのですが、几帳面なはずの直哉が大切なデータを消去してしまうという失態を阿久津に助けられたのをきっかけに、直哉の体に異変が起きてしまいます。
これ、アレルギーと命名した君島は、とぼけたふりで実はとても察しがいいんじゃないかと。一番事情を理解してた?
どう見ても恋わずらいなのに、そこに思い至らない直哉のことを最初はありえないと思ったけど、普通に考えて同僚の男の、それもイヤだと思ってたヤツに惚れる方がミラクルなんですよね。
阿久津が好きだとは思い及ばないまま、身体だけが正直に反応する直哉が天然すぎて最高でした。特に、潜在的にゲイだったとしか思えない乱れっぷりがたまりませんでした。
そんな直哉に結果的に振り回されっぱなしの阿久津です。突然誘い受けに豹変した直哉に煽られたのも、人がよくて単純というちょっと残念な性格がよく出てたと思います。
そして、この後が面白すぎでした。アレルギーって移るんですか?今度は阿久津がアレルギー発症って…中学生じゃないんだからw
バカバカしいといえばバカバカしい話なんですが、攻受が交互におかしな症状になったのが新鮮な展開でした。
でも、阿久津の態度も直哉の態度も、大人としてどうよ?と思わされるところもありましたね。もう少し軟化してもいいんじゃないかと。二人の心情が今ひとつ理解できなかったのは惜しいです。
ちゃんとした大人なのに、大人になりきれていない二人のようです。最後は犬も食わないバカップルでしたね。その症状がトキメキだとまったくわかっていなかった未熟な二人に、呆れたり焦れ焦れさせられたり、たくさんツッコミ入れつつけっこう楽しく読みました。 -
サラリーマンの同僚もの。犬猿の仲の2人がデキてしまう(笑)までのお話。
小さな喧嘩が子供っぽくて、見ていて笑ってしまいます。ある症状の事を「アレルギー」と言っていて、鈍いというか笑える。
えっち、初めてのあれは、いいんですかね?(笑) -
この"アレルギー症状"云々はどうなんだ?って感じなんですよね。そういう命名でなく他の設定だったらもっと楽しめたかもとは思いましたけれど、喧嘩っぷるっていうのは面白かったですね。自分の気持ちに気づいてしまった直哉を今度は阿久津が避け始めるんですよね。そこはちょっぴり切なかったりと、上手くまとめてあって読了感も良かったです。直哉の異動先の上司がゲイだとかなんだとか言いながら、何もなかったのが残念。 直哉狙いでなんかちょっとあっても良かったかなって、実は君島狙いだった!っていうのも面白そうですね♪
-
あくまでもアレルギーでお話がすすむところが面白いです。