イエスタデイをかぞえて (ショコラ文庫)

著者 :
制作 : 黒沢 要 
  • 心交社
3.58
  • (13)
  • (22)
  • (14)
  • (6)
  • (4)
本棚登録 : 139
レビュー : 17
  • Amazon.co.jp ・本 (281ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784778115074

作品紹介・あらすじ

『三島冬至様、お迎えに上がりました』突然目の前に現れた二人組の死神にそう告げられ、大学生の冬至は自分が死んだことを知る。最後に一つだけ願いを叶えてくれるという死神の言葉に冬至が選んだのは、死ぬまでの人生のやり直しだった。自分が居なくなった後の、恋人・椿武彦の苦しみを想像すると辛い。恋人にならないよう、出会った頃の記憶を頼りに再び人生を送る冬至だったが、己の取る行動が尽く裏目に出てしまい-。

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
  • 冬至の気持ちを思うと泣けて泣けて仕方なかった。
    椿を悲しませたくないがために出会わないように試行錯誤。
    椿目線のところも泣いた・・・
    CDも聞いたし、これは読むべき作品だと思う。
    オチはわかりやすい(笑)

  • 事故で死んだ主人公が、残した恋人を悲しませないために、恋人にならないように一年前から人生をやり直す話。
    お互い好きなのが分かり切っていながら、
    親しくならないように気を付けていても、
    どうしても惹かれあってしまう・・・という
    もどかしさがあって萌えました。
    以前の人生とは違う選択をあえてするので、
    その度に大切な思い出が自分だけのものになるのが
    切なかったです。
    でもやっぱり好きで好きでどうしてもごまかせなくなってしまうシーンはグッときました。
    が、ちょっと助かり方が・・・あんまり納得いかないかな・・・。
    そこがもうちょっと何とかなってたらもっと良かったな・・・。
    しかし!後半の攻め視点の話がすごく良かったです。
    冬至との出会いや恋をしていくさまと交互に
    最愛の恋人を亡くした様子が描かれていて、
    切なくて愛おしくて・・・。
    前半の表題作だけだとご都合主義なラストに萎えましたが、
    後半は良かったね・・・という気持ちになれました。
    黒沢要さんの挿絵もとても素敵でした。
    あっ、エロは申し訳程度ですが、可愛かったです。

  • 冒頭いきなり受けが交通事故で亡くなって、死神から一年前からやり直すチャンスを与えられる。なんとか攻めと恋人にならないように避け続けるも、何故か自分に執着してくる攻めを手酷く拒絶し胸苦しさを覚える受けだったが…。結局、攻めの粘り勝ちで、死ぬ直前にわーっと話が収束していくのが切なくてたまらなかった。何故攻めは知り合って間もない受けに執着していたのか?は、視線受け→攻めで明らかに。
    まさかのファンタジーネタですが、死神出てきた時点でファンタジーか。

  • 久々に泣きそうになった!
    死神がどうのって話を先に聞いてたからファンタジーかーと期待してなかったから余計によかった!
    いやー、よっちんが興津くん大好きすぎてたまんなかったね!
    わかってるけど離れられないっていうか、突き離せないっていうか。
    友達もイイコたち過ぎてちょっとあれだったけど。
    でもその辺引いてもよかったなー。
    2枚目の興津くんサイドの話もよかった!
    泣くところまで感情が追いつかない興津くんの心ここにあらずな演技が切なくてよかったなぁ…。
    死神の正体にちょっと不満がないわけでもないけどさ!(笑)
    私利私欲というか自分勝手というか(笑)。
    死神の正体はずっとわからなくてよかったかなぁとは思う。
    そして興津くん安定の余韻を引きずらないフリートーク!(笑)
    だいたいテンションおかしいからな(笑)。
    ボールを7つ集めるネタがよく出てきた(笑)。
    よっちんが疲れてるのか結構ローテンションな気がしたけど、興津くんとの対比でそう思っちゃうのかも知れんね。
    ホント、40歳に見えないよね…。

  • BLCD化。2015/1/28 Atiscollection

  • これがデビュー作ということで、非常に勢いを感じる作家さんが
    現れたなと嬉しくなりました。
    安易な死ネタは好まないのですが、バッドエンドも好きなので、
    正直表題作だけでは評価は★3だったと思います。

    というのも、ハッピーエンドに持って行くためにかなりの
    パワープレイをしたな、と読者が分かるくらいの無理くり感が
    あるのです。
    そんなあからさまなご都合ラストにするくらいなら、思い切って
    死なせておいて、転生ものにでも切り替えてくれた方が私は
    満足したかなと思います。
    このラストのパラドックスには頭を捻るし、どう考えても
    無理があるしで、そこまでの感動を返せって思ったほどです。

    もの凄い消化不良感と「愛の力」なんていう使い古された感
    満載な言葉で締めくくられた不可解エンドにムカムカしながら
    読み始めた読編、攻の椿視点になってから評価が覆りました。
    こちらは本編では書かれなかった、受の冬至が死んでからの
    【もしも】話になってます。
    厳密に言えばもしもではなく、こちらも間違いなく現実に
    起こったことなんですが、時系列として存在しない未来の
    ひとつではあるので、もしも、とさせて頂きます。
    やり直しができない「現実」の中で、冬至が死んでしまった
    ことを受け入れられずにいる椿が、過去と現在を行き来する
    形でストーリーが進みます。
    表題作もこちらも、結末が見えているので涙無しには読めない
    のですが、椿視点の切なさといったら涙腺崩壊レベル。
    最後がやっぱり微妙にご都合ではあるし、死神必要だったかと
    疑問は残るのですが、双方視点で読んではじめて完成された
    話になってます。

    昨今のBL事情を考えた時に、こんな感じのラストにしないと
    いけない、というのは理解してますが、そろそろ変化球で
    JUNE的な救いがない話が来てもいいと思うんだけどなぁ……。

    とはいえ、最近デビューされた作家さんの中ではかなりの
    実力があると思います。
    どんな凄い話が書ける人でも、デビューしないことには
    好きな話も書かせてもらえないと思うので、とりあえずは
    デビューしたことだし、人気作家さんになってアウトローな
    作品を発表されることを期待してます。
    ということで、応援の意味も込めて今後作家買い決定。

  • これがデビュー作という新人さん。
    新人賞受賞作というだけあって、面白く読めました。
    内容は現代のファンタジーっぽいお話。ハッピーエンドに至るまでの仕掛けは肩透かしをくらったかのようにあっさり書かれているけど、よくよく読み解くと成程というもの。意外な人達の正体で二度びっくりと、隅々まで見事ツボを押さえていてさすが新人賞という感じ。
    だけど個人的に良かったのは、キャラクターの造形。
    攻めも受けも魅力的で、どうして互いに惹かれたのかが読んでいてとても納得できたのが良かったです。それが物語の芯である、人生をやり直してもまた恋人同士になるという筋に説得力がもてました。
    そして、本編もさることながら、二番目の攻め視点のお話も良かった…!こういう結末になるとわかっていても、涙腺がゆるみました。
    盛り上がりに対してあっさり目の結末でしたが、それもまた良しといったところ。なんにせよ楽しみな新人さんが現れたものです。

  • いいお話だった。ちょっと泣けた……

  • ★3.0。BLとしての萌えはなかったけど、世にも奇妙の感動系という感じの面白さでした。当初の覚悟の割にあっさり恋人のようになってるし、時間経過も早いのであまり切なさはなかったけど、結末が気になって読めました。しかし攻が普通に死神と会話出来るオチにビックリ。そんなんアリか!?死神の正体が二人という理屈もよくわからないし、何か凄く簡単に解決してしまって期待外れでしたが、バッドエンドになるよりはこれでいいかと…。表題作よりも、受を喪った攻の回想が切なくて良かったです。攻が実はずっと前から~というのも好きな設定。

    特典ペーパーSS①『Ever after』:長谷川視点の五年後、大学講師になる攻の就職祝いに受が店長しているカフェバーに集まる四人。相変わらずキラキラ王子な攻だけど、受への嫉妬深さと溺愛っぷりを隠さない。傍目からもラブラブな二人。②店舗共通ペーパー:やり直し中の受を空から見つめる死神二人。おじいちゃんになるまでラブラブなのは良いですね。

  • 新人さん。再読。絵師さん良い。時系列にやや違和感あるし、死を扱ったものなのでやや不安定なデビュー作だったけど、書き下ろしで視点がかわると攻めの切なさがわかって説得力が出た。2人の出会い方が好き。今後に期待。

全17件中 1 - 10件を表示

イエスタデイをかぞえて (ショコラ文庫)のその他の作品

綾ちはるの作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
有効な右矢印 無効な右矢印

イエスタデイをかぞえて (ショコラ文庫)を本棚に登録しているひと

ツイートする