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- Amazon.co.jp ・本 (253ページ)
- / ISBN・EAN: 9784778117955
作品紹介・あらすじ
華族の八雲藤緒は、十七歳のときに家の負債の為に娼館に売られる。以来四年間、女の装いで客をとらされ人形のように生きていた。そんな藤緒のもとに、ドイツで成功し帰国した実業家、若宮瑛士が客として訪れる。若宮は清い頃の藤緒を知る年上の幼馴染みだった。その若宮から欲望を向けられた藤緒は反抗心を芽生えさせるが、情熱的で巧みな若宮の愛撫に逆らいきることができず-。書下しSSも同時収録。
感想・レビュー・書評
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娼館で再会したことで起きる藤緖と若宮のすれ違いがもどかしい。どう見ても、お互いのことを大切に思っているのに...。と。自分が客をとらされていたことで若宮の汚点にしかならない。と思っている藤緖。でも、2人ともお互いがいないと幸せになれないのだから、周りのことなんか気にせずにずっと一緒にいて欲しい。
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身請け話。そういったお話が好きな方は良いと思います。激しく痛めつけられるシーンもなく 誰かが死ぬとかもないので 穏やかに読めました。門地先生の挿絵も素晴らしかったです。
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