- Amazon.co.jp ・本 (309ページ)
- / ISBN・EAN: 9784778122355
感想・レビュー・書評
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「ショートケーキの苺にはさわらないで」に登場する阿部ちんのスピンオフ。南里とシンも登場するので、本編を読んでから読むのがおすすめ。
凪良先生の書くオタクキャラはとても好き。阿部ちんは心優しく清く正しい正統派オタクなので、家電のスタンスとか言って恋人を混乱させたりしないので安心して読める(笑)。
ドールというアンドロイドとの恋。アンドロイドをテーマにした作品はいくつもあるけど、限られた命を生きる人間と、長く存在するアンドロイドとの時間の差はいつも残酷で悲しい。
自分たちの幸せは(世間がどう言おうと)自分たちで決める、という精神は凪良先生の作品にずっと受け継がれている。
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ショートケーキの苺…に続いて再読。
2017年の作品で凪良ゆうデビュー祝10年という
めでたくもあり、凪良さんらしいお話(〃ω〃)
デブでオタク、ドールをこよなく愛する俺氏阿部ちん
もう設定からしてblの王道を外してます笑
相変わらずこんなにエロ場面少なくて大丈夫なの?
と変な所に脱帽m(_ _)m
300ページ超えをノンストップで読ませる筆力は
流石です。
オタクの純愛に泣けました(〃ω〃)
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凪良さんの小説ということであらすじを読まずに購入。
アンドロイドものか~、食指が動かないなあと思いながら読んでみると、
そこはさすがの凪良さん。さすがの筆力でグングン引き込まれました。
高嶺くんがとってもかわいい。阿部ちん優しい。
南里くんの話は読んでないので詳しいことはわからないけど、
賛否両論分かれるのは分かります。私は受け入れられなかったけど、
無難に万人に受け入れられる内容にしなかったことは支持したいと思います。
結末はハッピーエンドだけど、萌えというよりは胸が苦しくなる終わり方です。
個人的には芝さんに興味を持った。芝さんのスピンオフも出るのかな? -
最後の最後でウッと来ました…
凪良先生はSFまでカバーしているのか…
内容としては、そうだねちょびっツだねっていうアレなんですけど
BLだとこうなるのか…
人間である相手と共に生きるためにロボットの容貌も老化させていくのが凪良節だな…あとこれ続編だったんか… -
ショートケーキの苺にはさわらないでのスピンオフ。前作と違い阿部と高嶺はマスターとドールの関係ではないので、よりロボットの心に焦点を当てていてとってもよかった!
阿部ちんは最高にいい人だなあ…。高嶺の心が動かされるのも無理はない。甘えるシーンは最高に可愛かった。
個人的には前作の2人よりドールと人間の純愛なのではないかなと思う。2人なりの幸せを歩んだことが嬉しい。
ラストは思わず泣いてしまった。幸せなのに悲しいこの感情は何…。