嫌オタク流

  • 太田出版
3.29
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本棚登録 : 119
感想 : 18
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  • Amazon.co.jp ・本 (224ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784778310011

作品紹介・あらすじ

発売前からネット上で話題騒然の問題作!国を挙げてのオタク礼賛バブルに歯止めをかけるべく、勇気ある"嫌オタク"者たちが緊急集結。

感想・レビュー・書評

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  •  「嫌韓流」をもじったオタク批判対談。作品名や事件現象人物の注がやたらにある。2006年に発行された本で、当時の「オタクが社会に認められた!」とか「萌えは世界に通ずる文化だ!」とかいう空気にツッコミを入れる本*今でもあまり変わらん気がする。
     中原昌也の身も蓋のない言いがかりが素晴らしい。
     彼に対抗するオタク側に詳しい人材もいるので一方的ではない。漫才のように対談が続く。
     「知恵遅れを搾取するエロゲがいっぱいある」『萌えは「10才児のためのポルノ」』「オタクはなぜ近親相姦が好きなのか」「オタクはブラックジョークがわからない」など膝を打って笑った。

  • [private]読み返すこともないだろうから、処分した。[/private]

  • 再読。発売当時に読んだときは更科修一郎の分析が説得的と感じたが、いまは海猫沢めろんの方が正しいように感じる。いまはこの当時と大分変わったと思うので、この二人といまのオタクにコミットしている人で座談会したら面白そう。

  • オタクとかDQNとかいうくくり方をしてこなかったので、オタク論(?)として知ることは知れたが、ためになるような学びは特に無かった。だが、中原さんのあけすけな発言が、面白かった。
    「萌えキャラのコスプレ、ゴリラにさせましょうよ!」に笑った。

  • ちょっと本としてどうかな。対談だが、殆ど編集とかしてないんじゃないか。
    出版しちゃいかんような言葉もバンバン出て来て、何だか、同人ぽいなと思ったら、太田出版か。
    少し古い本ではあるが、おたくと言う言葉が出て来た頃のヲタクと、今の?オタクと、日本が世界に誇りたいオタクは全く別もんだってのは良く判る。
    そうして、やっぱりぼくは、ヲタクでは無い。

  • 嫌オタクな2人がオタクをぶった斬る。
    それにしても反オタクな2人が中原昌也と高橋ヨシキってのも極端笑
    でもそこが痛快なんだな。
    今もう一度やると、オタクの世界も大分変わっているだろうし面白そう。

  • 中原さんはもう最高ですね。
    最後の一言がもう、凄い(笑)

  • オタクの思考回路が少しわかった。関わらないにこしたことはない。

  • アナーキスト中原さんの語り口は無茶だけど面白いです。二言目には「だから殺したらいいじゃん」ってこの人どっかおかしーよ!
    オタクを生理的に嫌いな人がオタクの悪口を言う本、だと思えばいいのかも。話の内容は居酒屋で酔っぱらいがクダ巻いてる感じで進むので、根拠薄弱で説得力はあんまないんだけど、ちまちま出てくるブラックジョークとサブカルなネタは集めていくと面白いかも。しかしこの表紙、悪意しか見えません。笑。太田出版の本質はもしかしてアナーキズムなのか?

  • 中原さんの喋り文字好きなので。むかしのクイックジャパンの曾我部くんとの対談も良かった。
    まあ、あれ以上の内容ではないと思うが、ブックオフで100円だったので。

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著者プロフィール

《Hair Stylistics/中原昌也》
1970年6月4日東京都生まれ。
1988年頃よりMTRやサンプラーを用いて音楽制作を開始。
1990年、アメリカのインディペンデントレーベルから「暴力温泉芸者=Violent Onsen Geisha」名義でスプリットLPをリリース、ソニック・ユース、ベック、ジョン・スペンサー・ブルース・エクスプロージョンらの来日公演でオープニング・アクトに指名され、
1995年のアメリカ・ツアーを始め海外公演を重ねるなど、国外での評価も高い。
1997年からユニット名を「Hair Stylistics」に改める。

音楽活動と並行して文筆活動も多数。
1998年に初の短篇小説集『マリ&フィフィの虐殺ソングブック』(河出書房新社)を発表した後、
2001年に『あらゆる場所に花束が……』(新潮社)で三島由紀夫賞、
2006年に『名もなき孤児たちの墓』(新潮社)で野間文芸新人賞、
2008年に『中原昌也作業日誌 2004→2007』(boid)でBunkamuraドゥマゴ文学賞を受賞。

「2018年 『"Hair Stylistics CD-R Cover Art Works" BOOK WITH CD "BEST!"』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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