hon-nin列伝 セキララなオンナたち (本人本)

著者 :
  • 太田出版
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本棚登録 : 120
感想 : 20
  • Amazon.co.jp ・本 (280ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784778311070

作品紹介・あらすじ

スーパー・インタビュアー吉田豪が聞き出す、トップ女性たちの赤裸々人生。

感想・レビュー・書評

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  • 「プロ」インタビュアーの吉田豪氏と色濃く生きている5人の女性芸能人との対談本。
    吉田氏は結構鋭くツッコんで聴いている。
    話を伺うのもためらってしまうような事もさらっと聴いてしまい、本人は認めながら話してしまうという(笑)マジックに驚かされた。

    荻野目慶子編
    やはり…90年代初めに世間を騒がせた監督の自殺と不倫騒動の件を淡々と話してしまうところは悟りの境地に入っているのかなぁと。女っぽい妖艶さがムンムンとしていて女優そのものですね。

    中川翔子編
    早世した父親の影響はかなり受けているよう。
    人気オタクタレントとして活躍している しょこたんは、辛い生い立ちが今となっては好転しているようである。

    土屋アンナ編
    幼少の頃から世間を見据えている感がある人。
    自分は自分と、ぶれない生き方で真っ直ぐ。
    「下妻物語」で共演した深田恭子のことを「・・・大丈夫、あいつ?」と言ったのには笑った。

    麻生久美子編
    彼女の表面的な部分とは、全然違う中味にビックリした。
    一番笑いウケたかもしれない!
    出身地の千葉での子供時代の貧乏話は変過ぎて面白い。

    広田レオナ編
    若くして将来を嘱望されたバレリーナだったとは。
    普通がなくて良いか悪いかをいったりきたりしている人生を歩んでいる。そのぶん、業界人からは魅力ある人として迎えられるのだろう。

  •  松尾スズキがスーパーバイザーをつとめる季刊誌『hon-nin(本人)』に掲載された、女優・タレントへのロング・インタビューを集めたもの(一部書き下ろし)。
     登場するのは、荻野目慶子・中川翔子・土屋アンナ・麻生久美子・広田レオナの5人。ほかに、松尾スズキと吉田豪によるまえがき・あとがき代わりの対談も収録。

     半ば伝説化している麻生久美子へのインタビューが読みたくて手を伸ばしたのだが、ほかのインタビューもそれぞれ面白く、けっきょく全部読んでしまった。

     「プロ・インタビュアー」という肩書きも使っている吉田豪は、インタビューの名手として評価が高い。
     本書は「セキララなオンナたち」の副題どおり、女優・タレントたちが「ここまで言うか」というホンネ・トークをくり広げているが、それも吉田ならではであって、ほかのインタビュアーではけっしてこうはいかないだろう。

     その「インタビュー力」の源の一つは、「タレント本収集の第一人者」としても知られる吉田の徹底した下調べにある。本書収録のインタビューでも、相手から「私のこと、なんでそんなによく知ってるんですか?」というたぐいの発言を一度ならず引き出している。
     たとえば、広田レオナは次のように言う。

    《広田 何でも知ってるね、ホントに(笑)。なんか嫌だわ、私の人生何でも知ってるんだもん。》

     ここまで言わせる下調べをやり、相手に「同化」しているからこそホンネが引き出せるのだ。
     もっとも、下調べは吉田の名インタビューの必要条件であって、十分条件はほかにある。それは、長いインタビュー経験から生まれた「聴く技術」だろう。
     アイドル・オタクが「○○ちゃんのことなら、オレは吉田豪よりもずっとよく知っている」とか思ったところで、その「○○ちゃん」からホンネを引き出すインタビューができるわけではない。

     本書の各インタビューでは、相手のダークサイドまで白日の下にさらけ出し、それでいて読者に悪印象を与えないという離れ業が展開されている。ファンが読んだ場合、「○○さんにはそんな暗い過去があったのか。でも、それを知ったことでいっそう好きになった」と感じさせる内容なのである。

     たとえば、荻野目慶子へのインタビューでは、一般的インタビューなら避けて通るはずの「あの事件」(恋人だった映画監督が、荻野目の自宅で縊死自殺を遂げた)について、突っ込んだ話が展開されている。
     また、中川翔子へのインタビューでは、いじめられて不登校になった少女時代に思いっきり突っ込んでいる。

     それでいて、読んでいて不快感はなく、むしろ各インタビューイの核に触れた気持ちになるのである。

     麻生久美子へのインタビューも、噂に違わぬディープさであった。いまや有名になったザリガニの話(子どものころ家がド貧乏で、釣ってきたザリガニがごちそうだった、というもの)も当然出てくるが、それ以外にも強烈なエピソード満載で、読みごたえバツグン。
     麻生久美子の薄幸顔には、しっかりとした土台と裏づけがあるのだ(笑)。

  •  連載中も読んでいて、すっかり忘れてしまったと思ったら読んでいる先から麻生久美子さんの話を鮮明に思い出し、再読でまた強烈なインパクトを受けた。個性が強すぎて生きづらそうなメンバー中最も主張がない感じなのに、何から何まで変ですごい存在感を放っている。無意識に家を燃やしていそうな感じがする。ザリガニを食べてみたくなる。

     10年前に買ったまま放置してしまったのだけど、それほど状況が変わっておらず、亡くなった人とかいなくてよかった。

  • プロインタビュアーの吉田豪が、酷のある若手女性タレントのをインタビューした一冊。

    「痛い目に遭っても、結局また信じちゃう(笑)」(荻野目慶子)
    「ブログって日々の老いを刻んでることだったりも……」(中川翔子)
    「シンプルだね。美味しいか美味しくないかだけ」(土屋アンナ)
    「ザリガニは……美味しかったですよ!」(麻生久美子)
    「私っていつも病気の最先端をいってるんですよね」(広田レオナ)

    タイトルだけで既にお腹いっぱい感じだが、中身はもっとコクのある感じ。

  • 麻生久美子目的で借りる。

    土屋アンナ、しょこたんはイメージ通りであったが、広田レオナのエピソードたるや。。。
    ただもんじゃない感は感じていたがここまでとは。
    吉田豪というフィルターを通さずにいたら「虚言癖の持ち主では?」と疑うレベルだ。

    当初の目的であった麻生久美子はもちろん楽しめた。
    あけっぴろげな雰囲気が伝わり気になる存在でいたのが、腑に落ちた気分。

  • 麻生久美子さんは好きな女優さんで映画と時効警察のイメージしかなかった。こんな人だったんですね。知ることができてよかった。「いろいろないろ」欲しくなってしまいました。その他、しょこたん、荻野目慶子、土屋、広田レオナのインタビュー。それぞれにホントに濃いです。おすすめします。て、書いてたら、今「TOKYO REMIX ZOKU」に吉田豪さんが出てる。

  • 面白くてサクサク読めます!
    濃いメンバーですね〜荻野目さんのあの真相とか広瀬レオナさんの壮絶過去とか!麻生久美子さん元から好きでしたが、大好きになりました(*´∀`*)貧乏で体操服で学校行ってたとか、自分が一番可愛いと思っていた痛い子供だったとか、全部笑えます。
    普通のインタビュー本より力が抜けていて、みんなぶっちゃけててリラックスして話している感じ。事実が一番ドラマになりますね!それぞれの色んな過去が今の彼女達の仕事に反映されているんだなと切に思います。

  • いやースゴい。しょこたんと麻生久美子は逞しく、荻野目慶子と土屋アンナは脆い。広田レオナはナゾ。ちなみに吹越満は難しくも愛すべき人なんだと。

  • 吉田豪の本が読みたくて買ってしまいました。さすがプロインタビュアーと称するだけあって、下調べすごいしていることがわかります。特に、広田レオナさんのインタビューで。豪さんの笑い声が「ガハハ」となっているのが、ラジオなど聞く分には本当はそんな感じでもない気がするけれど、顔とはマッチしているなあと。麻生久美子さんの貧乏話とか衝撃だったなあ。。。

  • めぇーちゃくちゃおもしろかった!!
    麻生久美子目当てで読んだんだけど、荻野目慶子さんの話と広田レオナさんの話もおもしろかった!

    特に、荻野目さんが恋人に自殺された傷を克服するためにアウシュビッツの資料を読み漁った話に感動。自分の人生の辛さや傷にとことん向き合う勇敢な人だと感じた。

    麻生久美子さんの話は期待通り、っていうか期待以上のおもしろさ!!貧乏話とか、自分のイタイ話をからからと話す姿に、今までとは違う意味での好感を覚えた。
    映画のイメージだけだと、ミステリアスで、お高くとまってるような印象すら抱いてしまうけど、実際はすごくさばさばしてて、かっこ悪いところも平気で見せてしまえる人なんだなぁ。
    それってすごく魅力的!

    そして、広田レオナさんは詳しく知らなくて、“なんか偉そうな態度の人”って認識だったんだけど、人生がぶっとんでてめちゃくちゃおもしろい!!すごくうらやましい要素と、すごく苦労人な要素をあわせもっていて、なんかほんと、ただただ感動!笑

    あと、土屋アンナさんは、正直あまり好きじゃなかったんだけど、この本で好きになった!特に、松尾スズキのことを「知らない」っていいきっちゃうとことか、深田恭子のこと聞かれて、「別に仲悪くもないけど特別よくもない」っていっちゃうとことか、素敵!
    なんか、本当に好きにいきてるんだなぁって。別に人に嫌われても、すを見せて離れて行く人がいてもかまわないってスタンスには、麻生さんに対する憧れと似たものを感じる。


    しょこたんはもともと好きだったからやっぱり面白かったし。なんていうか、全員のことがすごく魅力的に思えた!それってやっぱり吉田豪の手腕なのかなぁ。なんか、インタビューの掛け合いをみてると、さらりと失礼なことをいいながら相手の懐に入るのが上手だなぁって思う。他の著書もぜひ読んでみたい!!

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著者プロフィール

吉田豪(よしだ・ごう)
1970年、東京都生まれ。プロインタビュアー/プロ書評家/コラムニスト。編集プロダクションを経て『紙のプロレス』編集部に参加。そこでのインタビュー記事などが評判となり多方面で執筆を開始する。現在、雑誌・新聞に多数の連載を抱えるほか、テレビ・ラジオ・ネットなど様々なメディアにでも活躍中。今までに格闘家、プロレスラー、アイドル、芸能人、政治家と、その取材対象は多岐にわたる。著書に『人間コク宝』シリーズ(コアマガジン)『聞き出す力』『続 聞き出す力』(日本文芸社)『吉田豪の空手☆バカ一代』『吉田豪の“最狂”全女伝説』『吉田豪のレジェンド漫画家列伝』『吉田豪と15人の女たち』『吉田豪の部屋の本──@猫舌SHOWROOM──』(白夜書房)などがある。

「2021年 『証言モーヲタ ~彼らが熱く狂っていた時代~』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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