ゼロから始める都市型狩猟採集生活

著者 :
  • 太田出版
3.79
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本棚登録 : 923
感想 : 117
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  • Amazon.co.jp ・本 (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784778311759

作品紹介・あらすじ

"都市の幸"で暮らす。そのとききみは、政治、経済、労働、あらゆるものから解放され、きみ自身にしかできない生活を獲得するだろう。

感想・レビュー・書評

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  • 2015/08/26

    皆かなりクリエイティブな人ばっかり

    一回ドロボウ市にいってみたい

  • 都市型狩猟採集民が買うには本の値段がちょっと高い

  • この著者の意図は、ホームレス生活のノウハウを紹介する事ではない(そういう意味も結果的にはなってはいるが)。彼らの生活の知恵(それも驚くべき内容の)をし?ことで、現在の経済活動のもう一つの可能性(お金など無くても生きていける可能性)を探ることにあるのである。

    とても、刺激に満ちた内容だった。

    ダンボールだけで十分暖かい寝床の作り方、電気契約をし無くても電気器具が使える方法、クリアボックスを使った簡便お風呂、完全リサイクル・エコ生活をしている多摩川のロビンソンクルーソー、等々。

    これらは、東京の特殊事情も沢山ある。だから岡山の地方都市では、また違う工夫が必要だろう。しかし、ここに書かれていることがらを応用すれば「ゼロから始める都市型狩猟採集生活」はできそうな気がする。

    日本は上ばかりを向いてやって来た。でも、そればかりが歴史上の姿では無かったと私は思う。

  • 宇多丸の2010秋の推薦図書

  • 今いる場所のまま、見方を変えるだけで違う世界に見えること。
    同じ土地のなかで違う階層に住んでいる人がいること。
    そういうことがとても興味深く、社会システムは変えなくても、変わらなくても、そのなかで自分が決意さえすればいつでもそれに惑わされずに生きることは可能なのだ、と思えるのは心強い。
    でも、現実問題、女はやはり難しいような気がする。

  • 都市型狩猟採集民がどのようにして生活しているかが細かく書かれており、直ぐにでもホームレスでやっていけそうな気にはなってくる。

    根本的な「土地も水も誰のものでも無いので、お金を出して買わないといけないのはおかしい」と言う考えには共感できないが、「物を大切に」や「自給自足」と言う観点からは勉強になる。

    【学び】
    東京の大気は汚いが、2時間もすれば雨が流してくれるので、水道水より純度の高い水になる。2時間後から雨水を貯める。
    電化製品はガソリンスタンドで廃棄処分された12ボルトの車用のバッテリーで動く

    都市型狩猟採集民は自発的によく働く。ニートや引きこもりの人々は一度彼等の元に修行しにいくといい。自分一人で、自分のための仕事を作ることができる、と言うことを実感できる。

    【読みたい】
    ジャック・ケルアックの「路上」
    ソロー 森の生活

  • ダンボールがそんなにいい建材となるとは笑 実は要らないものに囲まれて暮らしているのかもしれない。もっとそぎ落とせば、心も軽く暮らせるのかもしれない。
    どんな暮らし方でも、自立し、日々頭を使って工夫することの大事さを感じた。

  • 「路上生活者」を、「都市型狩猟採集民」と捉え、彼らの生活を「都市型狩猟採集生活」として検証する。
    0円でも、なに不自由なく生活することが出来ることを皆さん知っていましたか?
    もちろん、この本が取り上げる「都市型狩猟採集生活」をすることを全面的に肯定するわけではありませんが、都市型狩猟採集民がもつ「物事の見方を変える」という思考のスタンスや発想の柔軟さはとても有意義なものだと思います。

  • 今のところ間に合っている。いつか必要になるかも・・・。

  • 《教員オススメ本》
    通常の配架場所: 3階開架
    請求記号: 368.2//Sa28

    【選書理由・おすすめコメント】
    〈都市の幸〉で暮らす―。『0円ハウス』『隅田川のエジソン』で話題の、自称『建てない建築家」坂口氏による、目からウロコの都市生活方法論!高い解析度を持った目で都市生活を見つめ直すことで、自分の何気ない日常を改めて振り返ることができるでしょう
    (経済学部 小山真理子先生)

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著者プロフィール

1978年、熊本県生まれ。料理家、作家、建築家、音楽家、画家。2001年、
早稲田大学理工学部建築学科卒業。2004年、路上生活者の住居を収めた写真
集『0円ハウス』を刊行。2008年、それを元にした『TOKYO 0円ハウス 0円生
活』で文筆家デビュー。2014年『徘徊タクシー』で三島由紀夫賞候補、『幻
年時代』で第35回熊日出版文化賞、2016年『家族の哲学』で第57回熊日文学
賞を受賞。著書に『cook』『自分の薬をつくる』『お金の学校』『ゼロから
始める都市型狩猟採集生活』『現実宿り』『よみぐすり』など。

「2022年 『中学生のためのテストの段取り講座』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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