ボックス! 上

著者 :
  • 太田出版
4.09
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本棚登録 : 1484
レビュー : 159
  • Amazon.co.jp ・本 (373ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784778312053

作品紹介・あらすじ

アホでおちゃらけだが天才的ボクシングセンスを持つ鏑矢義平。彼の所属する恵比寿高校ボクシング部に幼なじみでいじめられっ子だった木樽優紀が入部した。特進コースで成績トップクラスの木樽の入部は周囲を驚かせる。木樽には強くなりたい理由があった。-大阪の下町を舞台に二人の少年の成長と挫折を感動的に描き出し全国の読者を感動の渦に巻き込んだ傑作青春小説、待望の文庫化。

感想・レビュー・書評

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  • R1.11.14 読了。

     ゆうちゃんが日毎に強くなっていく姿から、目が離せない。面白い。かぶちゃんは、どうボクシングと向き合っていくかも気になる。下巻の展開が気になる。
     余談ですが、ボクシングの知識がない人でもたのしめるように、百田さんが本編の中で沢木監督の言葉として、わかりやすく解説されているのも、本編を楽しめる理由になってますね。

    ・「男は強くなければ生きていけない、しかし優しくなければ生きている資格はない。」

     

  • 本が帯電しているのか、と思った。

    頁を開くその指先から、
    ビリビリと体中を駆け巡る、
    何か電流のような刺激につい、ビックリしちゃって。

    物語のどまんなかにて
    風のごとく自由奔放に飛び回っているのが、
    アホだけど
    天才的なボクシングセンスを持ってる
    鏑矢義平。(カブちゃん)

    彼が、すべての生ぬるきものに
    ガツンとくわせるアッパーカットが、
    とにかく
    もう、もう、最高に爽快っ!

    そんな彼の一挙一動が、
    周囲の人と読者に与える余波は、
    決して小さくありません。

    ボクシングの知識は全く無かったし、
    たいして興味があったわけでもないけど、
    自分の好きなものの事を語る人の熱い魂は強く伝わる。

    百田さんか、もしくはカブちゃんから伝わった
    ボクシング魂は、
    めっちゃ熱くて、心地よいものだった。

    知識もどんどん頭にはいってきて、
    一度試合を生で見たくなってしまった。

    • 円軌道の外さん
      夜遅くすいません!
      ご無沙汰しております(汗)( >_<)

      年明け早々仕事が多忙で
      休みもとれない状況をやっと乗り越えたと思いきや...
      夜遅くすいません!
      ご無沙汰しております(汗)( >_<)

      年明け早々仕事が多忙で
      休みもとれない状況をやっと乗り越えたと思いきや、
      疲れからか人生初のインフルエンザにかかってしまい
      今自宅療養中です(^^;)

      MOTOさんはいかがお過ごしですか?


      自分は小説は未読やけど
      映画版を見ました。

      ボクシングはいいてすよ。
      マラソンと同じく
      誰にも頼らず自らの拳だけで未来を掴む様は
      人生そのものだし、
      ボクサーは己を律しツラい練習に耐え抜き
      相手を倒すためではなく
      不甲斐ない自分や昨日の自分に克つために
      リングに上がります。

      自分が倒してきた選手たちの思いを背負って
      戦うわけやから
      どんなに苦しくても
      そう簡単に倒れるわけにはいかないのです。
       
      実際の試合は関東圏なら
      ボクシングのメッカである後楽園ホールで
      定期的に興行しているので
      一般席なら5000円くらいから見れますよ。 

      全くボクシングを知らなかった角田光代さんが
      ジムに通い始めてから
      その魅力にとりつかれたように、
      女性でも一度ハマると抜けられない中毒性がボクシングにはあるんやと思います♪
      2014/02/27
    • MOTOさん
      円軌道の外さんへ

      インフルとは大変でしたね!
      その後、お体の具合は如何でしょうか?
      どうか、
      しっかり睡眠と栄養をとり、お薬も忘...
      円軌道の外さんへ

      インフルとは大変でしたね!
      その後、お体の具合は如何でしょうか?
      どうか、
      しっかり睡眠と栄養をとり、お薬も忘れずに飲んで、一日でもはやく回復なさってくださいね♪
      (私は、ウィルスも寄せ付けないほどの免疫がどうやらついているようで、風邪一つひかずに過ごしております。^^;)
      ところで
      昔から私は、
      ボクシング自体は、好きになれなかったものの、
      何故か辰吉さんなど、選手はめっちゃ好きで、
      (考え方とか、志とか、生き方とか。)

      試合後の顔ぼこぼこになった選手の顔なんか見たくはないものの、
      このスポーツの何が、辰吉さんを魅了しているのだろう?
      と、理解不能でおりました。

      それが、この小説を読んで良くわかった気がするのです。
      言うなれば、
      捨て身の攻撃、とでもいうのでしょうか。
      とにかく本気で、全身全霊で戦わなければ
      敗北。
      そのマジさ加減には、真正面から命を見据える、あ、生に向かい合ってる、というのかなぁ?
      とにかく、一試合ごとに人生観が変わるほどの
      熱い魂みたいなもんを感じました。

      円軌道の外さんもボクシングをされているのですよね。
      いつもレビューを読ませて頂いて思っていたのは、作品を創作された作家さんなり、監督さんの渾身のファイトを優しく包み込んでいらっしゃるような、
      そんな温かさを感じていた、というのは
      相手に敬意を払う、ボクシングの理念からきていたのかしら?

      な-んて、余計なとこまで考えちゃったりして。(^^;
      読書か静かな趣味、とは良く言われますが、
      なんか、そうでも無いですよね。


      2014/02/28
  • すごく面白かったです!ボクシングのことがよく分からない私でもよく分かったし、読んでいるだけで頭の中にかなり具体的なイメージが湧きました。
    ラストも感動的。映画化もされているようなので、映画のほうも期待大です。読む価値アリです!

  • ボクシングのストーリーものは、漫画がほとんどで
    初めて本で読みました。

    ちょっと弱い人間が、力をつけていくことにより
    肉体的にも精神的にも成長していく。
    もうひとり、天声の才能をもちながらある理由により
    チャンプになれない。

    人は、変われるし成長していく
    自分を知り自分を好きになり人生を楽しめればそれでよしです。

  • やられた。不覚にも涙が流れた。幾つもの場面で打たれて、涙が出た。すべてが終わったとき、自然と自分の顔が笑みを湛えているのに気づいた。やられた。

  • 市原隼人さん主演で映画化されていたりと
    ずっと読んでみたいと思っていた作品だったのですが、
    下巻だけ古本屋で見つけたまま、ずっと保留にしてしまっていました。
    知り合いが持っていたので上巻だけお借りしての読了です。

    高校ボクシング部を舞台に
    天才的な才能に恵まれつつも斑のある鏑矢(かぶらや)と、
    同高校の進学コースに通う幼馴染で秀才・努力家の木樽。
    性格やタイプの全く異なる2人の男子を軸に、
    ボクシングを通じて闘いや挫折、友情などが描かれたスポーツ小説です。

    ボクシングの歴史、プロとアマチュアの違い、
    ルールや技の名前(ジャブ、フックetc)などが丁寧に記載されていて、
    ボクシングについて無知である私にとっては
    とても有難い解説付き(笑)の小説になっていたので
    とても読みやすく、楽しみながら読めました。

    …というのも、メインとなる2人の他に
    ボクシングど素人の英語教師(♀)が顧問になるという設定もあった為、
    彼女が私の質問をストーリーの中で解決してくれました。笑

    ストーリー展開もテンポ良く、読み始めたら止まらなくなってしまい、
    上下巻をあっという間に読み終えてしまいました。
    描写も細かく繊細で、試合展開を読みながら
    イメージを浮かべながら読んだりしていました。笑

    エンディングも個人的には悪くなく、後味さっぱりなスポーツ小説です。

  • 2010年に読んだ中ではナンバーワン。一気に読みました。百田さんの特徴かもしれないけど、天才と、努力家との戦いっていう よくあるテーマを、抜群のストーリーメイクで、読者を引き込んでいく力に脱帽です。

  • [BOOKデータベースより] アホでおちゃらけだが天才的ボクシングセンスを持つ鏑矢義平。彼の所属する恵比寿高校ボクシング部に幼なじみでいじめられっ子だった木樽優紀が入部した。特進コースで成績トップクラスの木樽の入部は周囲を驚かせる。木樽には強くなりたい理由があった。―大阪の下町を舞台に二人の少年の成長と挫折を感動的に描き出し全国の読者を感動の渦に巻き込んだ傑作青春小説、待望の文庫化。

  • ボクシングを題材にした作品。馬鹿だけどボクシングに関しては天才的なセンスを持つ鏑矢と、いじめられっ子だったけどボクシング部に入部してメキメキと成長していく木樽を中心に物語は進む。努力って何か?を意識してしまう作品だった。
    ボクシング部の顧問の高津先生の言葉
    【人は苦労して一生懸命に努力して手に入れたものは決して簡単には手放さない。】
    【才能のある子は努力の喜びを知らない子が多いのよ。出来ない事が出来ると作用になる喜びを知らない。ある意味でそれは不幸なことやと思う。】
    リングドクターの本田のセリフ
    【パンチを受けて倒れる時は脳震盪を起こします。本当に一瞬機が遠くなる。それは小さな氏に似ています。ボクシングは倒されな時に本能的な恐怖を感じているのではなかろうか。なんども倒されたならその恐怖心が染み付くということは十分有り得る事だろう】
    【その恐怖心はほとんど動物的な感覚です。野生動物は一度染みついた恐怖心は拭う事は出来ません。だから人間はトラやライオンでも調教出来るのです。】
    【でも、人間は恐怖心を克服出来るんです。そこが人間のすごいところです。野生的な本能を意思の力で克服する事が出来るのです。そこが他の高等生物と人間が決定的に違うところです。もっともそういう事がやれるのは本当に強い精神力を持った男ですけど】

    この恐怖心についての話はほぉ〜ってなった。

  • 永遠のゼロ」を薦めてくれた友人が貸してくれたので。お〜〜読み易い!!導入から掴まれます。「ゼロ」のゼロ戦の戦闘シーンでもそうだったが、ボクシングの格闘シーンは動きがあって臨場感に溢れてます!ボクシングの奥深さに接することが出来ました♪さて、下巻へ前のめり〜〜!!

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著者プロフィール

百田 尚樹(ひゃくた なおき)
1956年生まれ、大阪府出身の放送作家・小説家。『探偵!ナイトスクープ』の放送作家として活躍。
50歳の時にはじめて執筆した『永遠の0(ゼロ)』で作家デビュー。ヒット作となり、映画化されている。
ボクシング青春小説『ボックス!』が第30回吉川英治文学新人賞候補、第6回本屋大賞の5位に選出され、映画化もされた。『海賊とよばれた男』で2013年本屋大賞大賞受賞。コミック化、映画化された。

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