NHK「ハートをつなごう」LGBT BOOK

  • 太田出版
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本棚登録 : 148
感想 : 25
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  • Amazon.co.jp ・本 (143ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784778312282

作品紹介・あらすじ

NHK教育テレビで放送中の福祉番組「ハートをつなごう」では、「性同一性障害」「ゲイ/レズビアン」「LGBT」と、2006年から4年間にわたって、性に関するシリーズを継続的にお届けしてきました。性の多様性について考えることは、「普通」について考えることにつながっています。

感想・レビュー・書評

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  • 読み易く、分かりやすい。
    是非その手にとって『LGBT』について知ってほしい。
    自身の再認識ができた気がする。

  • 2011/07
    6月に、大学の研究室の教授に誘われて行った、Living Together Lounge。
    その回のHIVポジティブの人の手記朗読をした方が、この本の制作に関わっていらした方で、若い人にはぜひ読んでほしい、医療職者になる学生さんたちなら尚更絶対知っていてほしい、と、この本を「ぜひ大学に」と1冊下さった。
    いま、その時行ったメンバーで順番に読んでいる。
    今回頂いた分は、最終的に教授に渡すけれど、
    自分でも一冊買おうかなと思う。

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「医療職者になる学生さんたちなら」
      普通に皆が知って理解すれば、垣根が低くなるんだろうけど、、先ずはってコトでしょうね。
      私も読んでみよう。...
      「医療職者になる学生さんたちなら」
      普通に皆が知って理解すれば、垣根が低くなるんだろうけど、、先ずはってコトでしょうね。
      私も読んでみよう。。。
      2012/08/24
  • 大阪樟蔭女子大学図書館OPACへのリンク
    https://library.osaka-shoin.ac.jp/opac/volume/588435

  • LGBTQの本棚から 
    第8回 「ハートをつなごう」

    今回ご紹介するのは『LGBT BOOK NHK「ハートをつなごう」』です。

    「ハートをつなごう」
    はかなり幅広い問題を扱うNHKのテレビ番組ですが、LGBTを扱ったことが何度かあり、それを本にまとめたのが、このLGBT BOOKです。

    内容はセクシャルマイノリティに関する用語辞典、漫画、小説、インタビュー、対話、コラム…とボリューミー!
    1冊でいろいろな方面からセクシュアルマイノリティを知ることができます。
    (なかの小説を書いているのは“池袋ウエストゲートパークシリーズ”や、美丘などの著者、石田衣良さん……)

    今日はそのなかの用語辞典からいくつかご紹介します。
    まず
    『アライ』

    ゲイやレズビアンなど、LGBTの市民権獲得に対し支持や協力をする人のこと……。
    同盟者、支持者、協力者という意味の英単語「ally」から来ている。

    『クィア』

    性的少数者の人すべてを包括する言葉……。
    もともとは「風変わりな」「奇妙な」と言う意味を持つ英語で、蔑称的に使われてきたのですが、1990年代頃から当事者たちが異性愛中心の社会に対する別の性的価値観の提示として、自ら「クィア」ということばを肯定的・戦略的に使うようになりました。

    『ホモフォビア』

    フォビアとは英語で「~嫌い」の意味。
    すなわちレズビアンやゲイなどのセクシュアルマイノリティの人たちに対する不合理な偏見、差別、嫌悪、拒絶などのこと。

    いかがですか?
    知っている言葉はありましたか?
    日常ではなかなか知る機会のない言葉ばかりですよね。
    僕自身、自分がセクシュアルマイノリティであることを自覚してから色々と調べていくうちに知った言葉が多いです。

    この記事を読んでくれている方の多くはヘテロセクシュアル(異性愛者)かと思いますが、みなさんにはぜひ『アライ』になってもらえると嬉しいです。
    アライの方々がいるからこそ、苦しさや辛さを吐き出せる子どもたちもいると思うので……。

    他にはセクシュアルマイノリティの子どもを持つ親たちのグループ「親の会」についても紹介されています。
    当事者が大変なことはこれまでの記事やいろいろな情報で知ってもらえていると思いますが、実は親さんも大変なんです。
    突然自分の子どもがゲイ・レズビアンだとわかったり、娘が息子になったりしたら混乱しますよね。
    でもそんな気持ちを本人に言えるわけもなく、誰かに相談したいけどなかなか相談もし辛い内容……。
    そんな気持ちを受け止めてくれるのが「親の会」……。
    同じセクシュアルマイノリティの子どもを持つ親が集まって悩みを相談したりしているそうです。

    調べたら、全国にはいろいろな団体があるようなので、お悩みの人や仲間を探している人は探してみてください。
    ネット社会はこういうときにはとても便利……。
    ほとんどのところがネットで情報を流していますから。

    LGBT BOOKは、セクシュアルマイノリティについて、わかりやすくまとめた1冊……。
    知るきっかけとして、適している本だと思います。
    学校図書館などには、ぜひ!
    いれてください!



    クィアの割愛した部分を付け足しました

    2017年6月5日

  • 今の状況からすると、早くから「LGBT」を取り上げてきたNHK「ハートをつなごう」はもう5年以上も前の話。ここで書かれていることの全体としての状況は変わってきつつあるけれど、一人ひとりが向き合う戸惑いやしんどさ、あるいは喜びや楽しさは、まだまだそこに在り続けているんだろう。目下、小中高生への伝え方。

  • 自分が思っているよりも受け入れられている人が沢山いるんだというのに驚いている自分がいた。そして、性というのは本当にグラデーションなんだなぁと思った。自分はおかしいのかもしれないではなく「まぁちょっとユニークよね」位でいこうかな。自分が、相手が、楽しく暮らすために性規範が邪魔になるなら取っちゃってもいいかもしれない。後は現実的にそれをどう実現していくかをゆっくり考えたいと思います。

  • このての本は90年代のゲイブームの頃にもよく出ていたけれど、ここではLGBTということで性同一性障害など様々な性的少数者が取り上げられている。これからも時代ごとに取り上げて行く必要があるんだろうなあと思った。

  • 15.jan.4

    NHKの番組本。もうやってないのかな…?
    あんまり体系的には書かれてないけど、用語説明があってよかった。

    冒頭の写真が全体的にビビッドな色合いなのはレインボーを意識してなのかな。
    でも上の写真の人と下のインタビューとかの抜粋が別の人の言葉でちょっとややこしかった。

    だんだん頭では理解が深まっていく。
    身近な人の中にも、私が知らないだけで色んな想いをもってる人たちがいるんだろうな。

    残念ながら、今でもふつうにホモとかオカマとかそういう差別的な視点で嘲笑するような発言はテレビでも日常会話でも聞こえてきてしまう。
    そういうのが一刻も早くなくなってほしいと願う。

  • 一番初め、表紙を開けた写真を見てびっくり!
    これはBrass MIX!で一緒だったGくんとTくんではないか。
    しかし彼らはカップルじゃない。GくんにはMさんという素敵な彼氏がいて、今も仲良く同居している。
    ここでこういう風に写ってるとまるでカップルのように見えちゃうよー!これ読んだ日本国中(だけじゃない?)の人たちが誤解しちゃうよーと思いながら読んだ(爆)

    LGBTって何?と思ってる人には分かりやすい本じゃないだろうかとは思う。

    番組見てたらある程度は「ああ、あの話ね」って思う本。

    しかし、IもQも入っている割に、Tは「異性愛者」と決めつけているのがちょっと気になる。というかだいぶ気になる。一言でもそのことに言及している記述があればいいのに、と思った。

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著者プロフィール

1960年東京生まれ。成蹊大学卒業。代理店勤務、フリーのコピーライターなどを経て97年「池袋ウエストゲートパーク」でオール讀物推理小説新人賞を受賞しデビュー。2003年『4TEEN フォーティーン』で直木賞、06年『眠れぬ真珠』で島清恋愛文学賞、13年 『北斗 ある殺人者の回心』で中央公論文芸賞を受賞。他著書多数。

「2022年 『心心 東京の星、上海の月』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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