芸人交換日記 ~イエローハーツの物語~

著者 :
  • 太田出版
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本棚登録 : 747
レビュー : 163
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784778312503

作品紹介・あらすじ

結成11年目、いまだ鳴かず飛ばずの漫才コンビ「イエローハーツ」。これまで、コンビの今後について真剣に話すことを互いに避けてきたふたりも、気がつけば30歳。お笑いに懸ける思いは本気。でももう後がない。だから何とかして変わりたい。そう思ったふたりは、「交換日記」を使ってコミュニケーションを取り始めた。お互いの本音をぶつけ合うために-。カリスマ放送作家・鈴木おさむだから描けた、売れない芸人たちのリアル青春物語。

感想・レビュー・書評

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  • 売れない漫才コンビの交換日記、現実にいそうな2人のやり取りが可笑しくて、しかも売れなくて生活にも切羽詰まった感じとか、結構いい加減な暮らしぶりとかが、芸人さんの日常を覗き見してるような感覚で、私には新鮮だった。芸人で成功するっていうのは、運とか人脈とかタイミングとか、そういう要素がものすごく必要で、とても劇的なのだと思うけれど、そんな光の世界の裏側には、苦悩や葛藤と、何より地道な努力がちゃんとあるんだろうな。2人の不器用なやり取りに笑って泣いた。著者の鈴木おさむさんの芸人さんへの愛情が感じられる本。

  • テンポもいいし、構成が綺麗で読みやすく、すぐ世界にひきこまれ、あっという間に読了!!すごく考えさせられる部分もあって読んでよかった。頭の中で映像化しやすい物語。
    変にねたくってないのが逆にいいと思いました。
    夢と友情に胸アツのレッドハートになりますね!!!!

  • お笑いが好きっていうのもあるからかもしれないけど、本当にこういうことが起こってそうなリアルな芸人世界を垣間見れた気がしたし、二人のやりとりに夢中になって、気付いたら最後は泣いていた。

  • 泣く、泣くって噂を聞いてたのに、泣けないんじゃね?って途中思いました。

    が、

    最後は飛行機の中でしゃくりあげる始末でした( ;´Д`)涙が止まりませんでした。

  • 94)やろうと思ってる人は一杯いて、それを実行に移す人はほんの一握りなんです。「やろうと思ってた」と「やる」の間には実は大きな川が流れているんですよ。
    162)負けたけど次につながるチャンスは掴んだんだよ。勝負したら勝ちと負けのふたつに分かれるけど、世の中には単純に2種類に分けられることなんかないって思う。イエローハーツの負け方は、なんか黄色っていうか「先が明るい」っていうかね。
    180)「ウケなかったらどうすんだよ!」って怒ったら「スベってもウケても強烈な思い出として残るだろ!」って。そうだよね。思い出って作ろうと思わないと何も残らないんだよね。
    212)夢を諦めるのも才能だ
    222)もし夢を諦めてもいい時があるとしたら、その夢を諦めてでも幸せにしたい人ができた時

  • とにかく泣ける一冊。
    うっすらと展開は予想できるものの、前半ののらりくらりとしたやりとりと終盤の展開との間にある落差にすっかりやられてしまった。
    夢を語る作品として藤子不二雄A『まんが道』と併読してほしい作品。

    読者自身が自分を甲本側と田中側のどちらの人間と思っているのかでかなり読後感が変わる。
    ちなみに、大きな夢を抱いたことによる挫折を味わったことのない人間(居酒屋の社員の樋口のような人間)は、何の根拠もなく自分が田中側の人間だと信じ込んでいたりするから始末が悪い。

    ウッチャン監督で映画化されるときいたときには、内村ファンとしては「なぜオリジナルじゃないんだ!?」と少々憤慨したものだが、いざ原作を読んでみると、この内容ならば何の文句もない。
    特に「お笑い芸人が監督する作品」としてはぴったりだ。
    気になるのは「売れている芸人にはンがつく」や「4文字で略せる」というくだりにウンナンが登場しないところ。映画では登場するのだろうか。
    また、映画では「ダウンタウンを目指して漫才をやった」といった記述が「ウッチャンナンチャンを目指してコントをやった」等に変更されるのだろうか。
    ウンナンの名前を出せばそれだけで楽屋オチ的な笑いに結びつくのでぜひとも出してほしいところだが、原作にない自分の名前を出すのは恥ずかしいような気もする。しかし、その恥ずかしさをやることが逆にギャグになって、別の意味でも面白いような気もする。これだけとっても笑いとは難しいものなのだなぁと思う。

    ともかく、2013年公開の映画は必見だ。

  • 放送作家の鈴木おさむ氏による無名お笑いコンビの物語。2011年から舞台、2012年には漫画化、今年は内村光良氏監督により映画化も。主人公以外は実在の芸能人の名前が出てくる点もリアリティに貢献するとともに鈴木氏の芸人に対する溢れる愛情がビンビン伝わってきて涙腺を刺激すること間違い無し。超オススメ。

  • 最後で心の中がざわつきました
    一気に読めました

  • な…泣くでしょう、こんなもん。。。


    鈴木さんのほかの本も読みたくなった。

  • オーディオブックで読み(聞き)ました。途中まではなんだかあざとさが感じられてイマイチ話にのめり込めなかったけど、最後の天国漫才で評価が一気にプラスへ。声優さんの演技が見事はまってました。オーディオ媒体ならではの良さがありますね。漫才師の夢を追いかけた男による、漫才による人生の総括。ああいう死に方が幸せなのかもしれない。

    幸運のベッキーのくだりが今となっては一番切ないところです。

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著者プロフィール

4月25日生まれ、おうし座のO型。19歳で放送作家デビュー。映画・ドラマの脚本や舞台の制作・演出、小説の執筆などさまざまなジャンルで活躍中。「秘密のチャイハロ」でまんが原作を初めて手がける。

「2019年 『小説 秘密のチャイハロ(3) 天才子役の秘密』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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