芸人交換日記 ~イエローハーツの物語~

著者 :
  • 太田出版
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本棚登録 : 749
レビュー : 163
  • Amazon.co.jp ・本 (256ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784778312503

感想・レビュー・書評

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  • なんかねぇ・・・芸人さんがTVに出て
    まったく面白くもないギャグを言ったり、
    これのどこが面白いの?!・・・と思うような一発芸をしてるのを見ると
    その痛々しさのあまり『お願いだからとっとと引っこんで!』と
    腹が立ったりしていたわけです。
    ・・・この本を読むまでは。

    売れない芸人のコンビ『イエローハーツ』。
    彼ら二人の間で交わされる交換日記という形で話は進んでいくのだけれど、
    この日記がとにかく面白い!
    でもゲラゲラ笑って読んでいるうちに
    日々の生活の苦労や売れないことへの焦り、あきらめ、
    TVへの憧れ、売れていく他の芸人に対する嫉妬などが
    次第に透けて見えて来るのです。

    作者の売れっこTVプロデューサー鈴木おさむ氏は、
    きっとこんな風に芸能界の入り口に立つこともできずに消えて行った
    多くの芸人たちを見て来たのでしょう。
    その描写は面白おかしく読ませながらもかなりリアルです。

    彼らがどんな思いで下積み生活を送り
    夢破れて去って行ったのか・・・
    その切なさに思わず涙したのでした。。。

    これからは、どんなにくだらないギャグを聞いても
    少しぐらいは笑おうと思う。

  • コンビ芸人の交換日記という設定や、某芸人の炎上騒ぎなど、イロモノ的な話題が多かった本書だが、深く考えさせられるテーマが扱われている。夢、才能、運、成功。何が良くて何が悪いか、わからない。人生、いたるところに青山あり。か。

  • 「夢を諦めるのも才能」という言葉が心に残った。

  • 職場の先輩に勧められて読んだ。不覚にも泣いてしまった。後書きにもあったように、ほぼ全編日記という発想はものすごくおもしろい。しかも恋愛ものでなく、同性、仕事のパートナー。
    この世界に甲本のような芸人はきっとたくさんいるけど、かわいそうだからって救いの手を差し伸べるようなことはしちゃいけないんだろうなと思う。

    最近気になっていることに、メディアは視聴者に考えることをやめさせているのではないかということがあって、日記が返ってくるまでの日付が過ぎ行く期間に何があったのかということを考えさせられて、その点ではいい例だなと思った。

    先輩がこの本をわたしに貸す時のひとこと「これで何かしようぜ」がどういうことだったのか、どうしたら何かできるのか考えてみている。

  • すごく読みやすい。
    1日で読めた。

    『やろうと思った』と『やる』の間には大きな川が流れている

  • 最初から最後まで日記。

    こんなに熱くなれる夢があるって素敵。

    甲本さんの奥さんがとても素敵でした。

  • あきらめた夢・背負った夢

    売れない芸人の交換日記形式のお話。

    冒頭の鈴木おさむの文章の「感動させるよー泣かせるよー」というオーラに少し白けながら読み始めたのに、いつのまにかどんどん読み進めている自分がいた。友達や恋人、家族とも違う「相方」という不思議で強い絆。
    泣きはしなかったもののじーんとくるものがあった。

    実在の芸人さんの名前がいっぱい出てくるので妙にリアル。
    だから数年後に読むとちょっと感覚が違ってきちゃうかも。
    カンニング竹山さんがいい人すぎる。

    小説家じゃなくて放送作家だから書けた1冊。

  • 1Q84のあとだったので気楽に読めてとても助かった。
    活字慣れ出来たことより文字量が少ないので
    さらっと2日で読んだ。

    内容は社会科見学のよう。

    芸人という職業解説とあるあるを読んでいるようで、ストーリーは薄かった。

    交換日記と芸人の裏側というキャッチーな枠が内容を超えていない。

    もともとは噂と冒頭部分の立ち読みで
    楽しみにしていたのだが、最初のつかみ以上のストーリーはなかった。

    ただ最後の展開は転結があって
    ジーンと来たところがあったのは確か。

    まとめると要するに
    つかみとオチは手応えがあって、
    発信したいことよりも
    読者をどうつかむかという策略を感じてしまうのは
    筆者が放送作家としての余計な情報が入っているからでは
    ないと思う。

    学生にはマンガ感覚ですっと入ると思う。

  • コンビ結成11年目
    売れない芸人
    田中と河本のコンビ「イエローハーツ」
    ふたりの交換日記

    お笑いが好きで
    夢があって
    相方のことが好きで
    だけどふたりでのコンビは売れない

    一番近くにいる相方
    言いたいけど言えないこと
    素直になれないこと
    いろんな葛藤
    相方への想いが
    交換日記に綴られる

    お笑い愛してるって
    こんな気持なのかな
    ちょっと涙出る

    ウッチャン監督で
    映画になるらしい
    見てみたいな

  • さすがおさむさん、笑いあり涙ありで読ませてくれます。やりたいことを続ける難しさ、相方を思う難しさ。人生というものを考えさせられました。モデルのコンビっているのでしょうか?

著者プロフィール

4月25日生まれ、おうし座のO型。19歳で放送作家デビュー。映画・ドラマの脚本や舞台の制作・演出、小説の執筆などさまざまなジャンルで活躍中。「秘密のチャイハロ」でまんが原作を初めて手がける。

「2019年 『小説 秘密のチャイハロ(3) 天才子役の秘密』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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