街場の読書論

著者 :
  • 太田出版
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本棚登録 : 1029
レビュー : 108
  • Amazon.co.jp ・本 (416ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784778312886

感想・レビュー・書評

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  • いつもユーモア(毒舌)に溢れた著者です。入試問題で引用される上位2位とのことも、メッセージ性から頷けます。10代のころにオーラがあった早熟な少年たちが「じぶんがどれほど賢く有能なのか」をショウオフすることに知的リソースを投じ、ある日気がつくと狷介で孤独な中年男になっているという一文には苦笑いです。また朝日ジャーナルの熱心な購読者の意識として読んでいるという無言のメッセージを発信するためだったということもその通りです。!「国家の品格」というベストセラーがいかに品格がない本であるか!本来的に外部評価が品格を決めるはずであるのに、自ら主張するという夜郎自大ぶりを批評する主張にも全く賛成でした。まことに痛快な本です。著者がユダヤ文化論の専門とは今回初めて知りましたが、なるほど旧約聖書の引用が多いはずでした。

  • ★★ブログをまとめた本。書き手の最優先課題は「どうすれば読み手がこのメッセージを『自分宛だ!』と思ってくれるか」に集約される。つまりリーダブル、文字通り「読解可能」な文章であること。なになに?メッセージが運搬しうる最も重要なメタ・メッセージは「宛先が存在する」こと?中身より宛先?続きは『クリエイティブ・ライティング 街場の文体論』現時点で未完成本で。。。

著者プロフィール

うちだ・たつる 1950年東京生まれ。武道家(合気道7段)。道場兼能舞台兼私塾「凱風館」館長。神戸女学院大学名誉教授。翻訳家。専門はフランス現代思想史。東京大学文学部卒業。東京都立大学大学院人文科学研究科修士課程修了。ブログ『内田樹の研究室』。



「2019年 『そのうちなんとかなるだろう』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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