電卓のデザイン DESIGN OF ELECTRONIC CALCULATORS

著者 :
  • 太田出版
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レビュー : 17
  • Amazon.co.jp ・本 (144ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784778312947

感想・レビュー・書評

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  • 世界で初めて電卓が登場したのが1962年。各桁ごとに1から9のボタンが並んだフルキーボード方式で、重さは14Kgほどあったそうだ。それから50年。最近ではすっかり姿を見ることも少なくなってしまったが、その歴史には驚くべきほどの技術革新があったという。

    本書はそんな電卓の50年を、写真で振り返る一冊。著者は電卓の蒐集家。これまでに国内外あわせて1000以上の電卓を集めてきたそうだ。ちなみにその大部分は、著者のサイト「電卓博物館」でも見ることができる。

    一口に電卓と言っても、その種類は多岐にわたる。本書では、モダンデザイン電卓、ヴィンテージ・デスクトップ電卓、ヴィンテージ・ポケット電卓、ヴィンテージ・複合電卓、おもしろ電卓の5つのカテゴリーに分けて紹介されている。

    日本の電卓史に燦然と輝くのは、1972年に発売されたカシオミニ。3万円程度が平均的な価格であった時代に12,800円という常識破りな低価格を打ち出し、いわゆるポケット電卓の定番商品となったそうだ。

    そのほか、複合電卓のカテゴリーでも、ゲーム付き、音声読み上げ、ラジオ付きなどの機能が1980年代の段階で登場しており、まるでスマホの祖先を見ているようでもある。

    今や、すっかりスマホやPCの一機能として取り込まれ、偏在化してしまった電卓。ひょっとしたら現在の姿こそが衰退ではなく、進化の最終形ということなのかもしれない。

  •  電卓が最先端のディジタル機器だった頃のデザインは今でも通用するぐらいにカッコイイ。今のシンプルで無駄のないデザインも悪くないが、モノとしての存在感では敵わない。「今」の日常に置いた写真が掲載されているが、非常に存在感がある。大きいから存在感があるというわけではなく、「凄いものを作った」という自信、自負がその存在感を高めているのではないかと思う。

  • ここに出てくる、ボクシングゲームができる電卓は、いまでもほしい。

  • これを見ていたら、さらに、ブラウンの電卓と、カシオの最薄カード電卓と、ソニーのICC-500が欲しくなってきた。ブラウンの電卓は尊敬する「おっさんデザイナー」も激称愛用している。

  • 面白い。デスクトップ電卓はフォルムに惹かれる飾りたい。ソロバン付き、ラジオ付き、テープ付き、小さくしすぎて専用ペンで押す電卓。家計簿電卓、ノベルティ電卓も面白い。

  • 電卓収集家である著者のコレクション200点あまりをまとめたもの。電卓が世界に最初に登場したのが1962年のANITA Mk8で、機械式計算機のデザインを踏襲した真空管電卓だった。そして1964年にはシャープがCS-10Aというトランジスタ電卓を発売する。重さは25kg、価格は535,000円と乗用車並みに高価だった。厚さ0.8mmのフィルムカード電卓SL-800(カシオ)が発売されたのが1983年。20年にわたる技術革新の結果である。
    計算機(コンピュータ)屋として気になるのは、Intel 4004を搭載したBUSICOM 141-PFだけど、ビジコンって機械式計算機の時代からあったのね。一方、タイガー計算機は電卓開発には乗り出さず、OEM物を販売していたようだ。
    演算装置以外にも、表示装置に関して知らないことが多く面白かった。最初期の電卓はニキシー管が使われていたけど、これはBurroughs社の発明だとか。「IBMと7人の小人たち」のあれで、スタックマシンなど面白いアーキテクチャの計算機を作っていた。
    参考:http://www.dentaku-museum.com/1-exb/special/displaybyty/display.htm

  • 電卓生誕50周年記念!
    世界最初の電卓から超モダン電卓まで、ポップでキュート&叡智の詰まったデンタク・ビジュアル・コレクション。
    計算するだけじゃ、ないんだね。

    <収録電卓の一例>
    ニューヨーク近代美術館収蔵の芸術的電卓「DIVISUMMA18」/世界最初のデスクトップ電卓「ANITA Mk8」/低価格化を一気に実現した日本製記念碑的ポケット電卓「カシオミニ」/フランスLEXONの超先進的流線型シルバー電卓「ZERO25(LC25)」/なぜかソロバンと電卓が合体したシャープの「ソロカル」(電卓に不慣れだった人々は当時、付属ソロバンで再度検算していました)/なぜかボタンを押すためのペンが付属したビジコンのLE-120A(小型化に不慣れだった人々は当時、小さすぎてこれじゃ押せない、と不安でした)/星電器のペン型電卓「calcupen」/最初期の太陽電池式電卓たち/アルゼンチン、香港、旧ソビエトなどの海外電卓、などなど…

    --------------------

    何となく図書館で見つけた本だけど、予想以上のたくさんの電卓のデザインに圧倒された。こんなに、電卓って面白かったんだ……。
    インスピレーションでも受けて、デザインをイメージしたいところ。

  • 【配置場所】工大選書フェア【請求記号】535.5||O【資料ID】91123593

  • 電卓生誕50周年記念!

    手書き入力、透明キーボード、パズルキー、タッチキー、
    ソロバン、ものさし、プリンタ、ゲーム、時計、ラジオ、ライター!付き
    折りたたみ、0.8mmカードサイズ、ペン形状、
    メロディ、読み上げ、

    携帯電話が「ケータイ」になる前に、
    電子式卓上計算機は「デンタク」になっていた。

  • 請求記号:535.5/Osa
    資料ID:50064825
    配架場所:図書館1階西 学生選書コーナー

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