ケトルVOL.10

  • 太田出版
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本棚登録 : 39
感想 : 3
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  • Amazon.co.jp ・本 (136ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784778313562

感想・レビュー・書評

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  • 普段雑誌は読まないのだが、無性に読みたくなる時期がある。大きい書店でたまたまこれを見かけて面白そうと思い購入した。学者特集だし、「review 40人のここが気になる」に寄稿してるメンバーの豪華さに惹かれて。
    これ最近のだと思ってたら2012年のだった、読んでる途中で気づいた。山中先生がノーベル賞受賞されたタイミングで出たのか。

    福岡伸一、竹内薫の推す学者と、ケトル編集部がおもしろいと思った学者が紹介されてるページは、どれも面白い。一番気になったのは古澤明教授の量子テレポーテーション。テレポーテーションって実現してるの…。

    一点不満。「学者」特集と言うなら文系の学者も取り上げて欲しかった…本書で取り上げられてるのはいわゆる「理系」の学者のみ。

  • 最高峰の好奇心がここに結集している感じだ。
    ドキドキやワクワクがつまっていた。
    いろいろな分野の研究者たちとの出会いの場となる雑誌ともいえるほど。
    福岡伸一先生の紹介する研究者やその他の研究者、2012年ノーベル賞をとった山中伸弥先生に加え、歴代の受賞者の成果と小話が織り込まれ、また著名な研究者に関する書籍も多数紹介されている。
    科学雑誌は難しくて読めないし、どの記事を読んでいいかわからないが、これなら手軽に読めるし、深入りしたければ紹介された図書を読んだりしていけばよい。
    科学への興味の入口にはとてもよいと思った。

    そして学者が特集されている記事の全ページ上部に記載されている豆知識というか、雑学というか、うんちくみたいなのだけでも読んでいて楽しめる内容だった。
    個人的には好奇心をくすぐってくるイチオシの雑誌。

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著者プロフィール

福岡伸一 (ふくおか・しんいち)
生物学者。1959年東京生まれ。京都大学卒。米国ハーバード大学医学部博士研究員、京都大学助教授などを経て、青山学院大学教授。2013年4月よりロックフェラー大学客員教授としてNYに赴任。サントリー学芸賞を受賞し、ベストセラーとなった『生物と無生物のあいだ』(講談社現代新書)、『動的平衡』(木楽舎)ほか、「生命とは何か」をわかりやすく解説した著書多数。ほかに『できそこないの男たち』(光文社新書)、『生命と食』(岩波ブックレット)、『フェルメール 光の王国』(木楽舎)、『せいめいのはなし』(新潮社)、『ルリボシカミキリの青 福岡ハカセができるまで』(文藝春秋)、『福岡ハカセの本棚』(メディアファクトリー)、『生命の逆襲』(朝日新聞出版)など。

「2019年 『フェルメール 隠された次元』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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