日本×香港×台湾 若者はあきらめない

著者 :
制作 : 磯部涼 
  • 太田出版
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本棚登録 : 56
レビュー : 7
  • Amazon.co.jp ・本 (232ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784778315245

感想・レビュー・書評

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  • 国民の政治離れということをしきりに言う人がいますが、単純にそうではなく、実際には、政治政党や政治に関わる組織の方も、きちんと参加する回路を、作ってこなかった。そういう文化を作れなかった。スタイルとか伝え方も、結果として自分たちの組織や党員の人に向けてしか語ってこれなかった。
    僕たちはデモをやる上でそこを変えたかった。もう一度、そもそもの話に、戻って、ここは民主主義の国でしょ。ここはわたしたちの国でしょっていう感覚をとりもどせないかと。

  • 解散を控えていたSEALDsのメンバーが、香港で雨傘運動の中心メンバーとなったアグネス・チャウやジョシュア・ウォン、台湾のひまわり学生運動の陳爲廷と対話し、日本・香港・台湾各地の民主主義について探った本。正直SEALDsには思い入れはなく、後者両地の運動家たちとは比べて全然あまちゃんじゃないかと思わせられたけど、それぞれ各地の将来を背負っていくわけであるから、非常に刺激になっただろうし、同世代の対話だからこそ、ジョシュアくん・アグネス嬢・陳くんのスタンスもわかりやすく伝わってくる。返還20年を迎えた香港の混乱と民主の未来を気にしつつ読んでいったが、自国内だけでなく、近隣アジアの状況を気に留めながら、政治を考え行動していくのは結構重要。それは彼ら若者だけじゃなく、彼らに敵視されてる我々ええ歳こいた大人にも必要な観点じゃないかね。

  • 請求記号:309.02/Sea
    資料ID:50084146
    配架場所:図書館1階東館 め・く~る

  • 私は、ニュースでSEALDsという学生団体があることを知ったが、日本の同世代の人々が政治に訴える姿には以前から興味があった。この本は、東アジアの学生団体を中心としてSEALDsのメンバーと香港や台湾の新政党などを設立している学生との対話が中心に構成されている。堅苦しい言葉の使い方は全くなく、ブログを見るのと似たような感覚で読むことが出来た。学生運動を起こす背景には国の情勢が絡んでいて、一概に比較して論ずることは良い事ではないと感じた。内容がとても面白かった。

  • 日本×香港×台湾の学生運動対話集。

    SEALDsは何となく知ってるけど、さらにそれにも影響している香港や台湾の学生運動がどう言ったものかを詳しく語れる人がどれだけいるでしょうか。まさにその当事者たちが各国の状況や経緯、今後の課題を捉えているのか、また、日本(の学生運動)をどう見ているのかがよくわかる一冊。

    一番ビックリしたのは香港の学生運動への参加年齢が14,15歳あたりということ。
    日本人の感覚からすると、「え?思春期に学生運動? 恋愛問題多発で「総括」させられるのでは〜…」みたいな感覚をもってしまう人もいるのでは。笑(古)
    しかし、本書を読めば、日本人(学生もだが、特に大人と呼ばれる人たち)がどれだけ政治から退却してしまってるかが逆に改めて浮き彫りになってくる。
    香港、台湾、めっちゃ進んでる〜〜。てか、それこそが民主主義よね。

    アジア圏であれば強弱はあれ、どの国も必ず中国(共産党)の台頭により脅威にさらされる。それは圧倒的な人的パワーや資本力、そして軍事力。アメリカの世界に対する影響力が縮小してバランスが変化する中で、それぞれ隔たりのある国家間の連携をどう取っていくことが最善か。(どの地域も軍事力では100%勝てない。)本書が出発点となり、政府間同士とは違った形で次世代の連携が深めていけるきっかけになりますように。(こういう数カ国同時の対話集を数カ国同時に(それぞれの言語で)販売するとかできればもっと話題になって面白そう。てかやりましょう!笑)

    対話の中でも何度か出てきたやり取りで印象的なのが、「自分たちの国なんだから、自分たちも政治に参加するんだ、問われているのは自分たちだ、任せてる場合じゃ無い!」という共通前提が日本は抜け落ちてしまっているという感覚を香港や台湾の人たちは逆に掴みにくいのかもしれないと思った。一方は上からの圧力があり過ぎてその反発が起こるが、もう一方は上からの圧力が感じないが故にその反発も弱くなるといった具合に。確かにそれは小さいようで大きな違いで、運動の形も違ってくるよなぁと思わされた。
    でも、どっちにしても、学生らのこの民主主義やより良い場所を作っていこうとする「熱さ」は読んでいて気持ちがいいし、まだまだどの国でもやれることはありそうだと希望を感じられる。そう思ってるのは決して一人じゃ無い、と。

    あとは安保法制に関する台湾での受け止め方や、香港から見たときの日本の政治の不思議さとかも読んでて面白かった。

    「今の経済システムは基本的には新自由主義(ネオリベラリズム)であって…」みたいにちょっと粗い(疑問)ところもあるけど、対話集として臨場感を楽しみながら読むには面白い本だと思いました。途中でバイト行きよるし。リアル。笑
    特に、「学生の分際で〜」とか、「SEALDsって新手の社会主義運動集団なんでしょ〜?」とか、「中国共産党と日本共産党と一緒でしょ〜?」「子供は黙っときなさい〜」みたいな残念な大人にこそ読んでみてほしい本です。
    おそらく、その方々の大学生時代よりも、少なくとも倍以上停滞した世の中で真面目にいろいろ考えてます。マルクスの資本論を読んでも無いのに読んだふりしてたのとはちゃいます。
    ぜひご一読あれ。

    2016/7/10の参議院選挙前に読んでみました。

  • あっ‥是れ(これ)ですね?… #yondemill と言う #読売新聞 系の紹介で有った書籍は?…私のスマホ(提携(契約)先の #softbank )では不可だった!( #iphone の機種が一代前が起因(きいん)らしい?)ので?…読める人には?、政治はおろか政治以外でも活路と勇気を与える書籍!なので?…是非!一読の御一考(いちどくのごいっこう‥試し読みも含めた!御検討)を?…!。

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