- Amazon.co.jp ・本 (96ページ)
- / ISBN・EAN: 9784778315771
感想・レビュー・書評
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いかにも緩い入門書風で、ある程度その通りだけど、歴史の全体を5分で眺めるまとめも必要で、この本はそれにちょうど良さそう。
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「サピエンス全史」が流行ったが、より優しい文章とビジュアルで、非常にわかりやすい本書。
人類の長い歴史を、ぎゅぎゅっとまとめて理解するのに役に立ちます。 -
他の方も述べていますが、サピエンス全史の影響で作成に着手されたのかもしれません。
出アフリカ説が引用されていますが、近年の研究では否定的仮説が示された解説する新書もあります。どちらが有力説なのでしょう。 -
幸福度を上げてこうぜ。
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図解でわかりやすい
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<感想>
「銃・病原菌・鉄」や「サピエンス全史」の前に読んでみた入門書。平易な文章で図解入りだが、やはり難しい。ある程度の基礎知識は必要だ。
とはいえ人類の誕生から現在までのざっくりとした流れが理解できるのは嬉しい。農耕から始まる「定住」⇒「所有」の概念が争いを生んだという解釈は納得感がある。
<アンダーライン>
★★★★★(ホモ・サピエンスは)頭の中にしかない想像の世界を言葉で語ることができ、その虚構の物語を集団で共有する能力をもっていた
★★★認知革命
★★★世界をシミュレーションする力
★★★★人類は言語表現を身につけ、時間と記憶を入れ子構造の思考で整理することで、出来事の論理的な構造化を行います。この結果、人類は共同体内部での体験の共有化・継承が可能になりました
★★★定住生活は縄張り意識を高め、人間同士の殺し合いを生む
★★★★人類は想像の社会秩序として「階級」と「差別」を生み出した
★★★★★幸福度は遺伝子に左右される」とする興味深い調査報告があります。私たちの体内には、アナンダミドとしう神経伝達物質が存在します。この物質は快感や幸福感を強め、痛みを和らげる作業をもち、脳内マリファナとも呼ばれるもの。
★★ヨーロッパ的「幸福」の制度疲労 -
想像上の物を信じることによって、人類は進歩していったということが図解でよく分かる本。
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●700万年前 猿人誕生 420万年前 アウストラロピテクス 240万年前 ホモ・ハビリス 40万年前 ネアンデルタール人 20万年前 ホモ・サピエンス
●4万年前にネアンデルタール人の姿は消えて、ホモ・サピエンスが主役となった。脳はネアンデルタール人の方がデカいが、ネットワーク型の知性があるホモ・サピエンスが残った。シナリオを作ったり、シミュレーションをする能力。
●今から1万年前、地球規模の温暖化が進み、農耕生活が始まる。ずっと100万人以下だった人口が突然爆発的に増えるようになった。
●農業革命が起こり、定住生活を始め、動物を家畜化することによって、感染症で死ぬようになった。また定住生活は縄張り意識を高め、人間同士が殺し合うようになった。
●紀元前1280年頃、エジプトから脱出したユダヤ人の前に1人の神が現れました。その名はヤハウェ、またの名を「ねたむ神」彼はユダヤ人代表のモーセにいます。他の神の中から自分だけを神とし、自分の教えだけに従え。そうすればユダヤ1族の繁栄を約束しようと。
●国家は、税・法律・軍隊という3つの機能と官僚たちで作られる
●投資のリスクを個人だけが背負うのは難しい。そこで、法人というバーチャルな人格が投資家に大きな自由を与えた。
●奴隷貿易。現在価値で一人当たり200万くらい。1航海で約4億稼ぐ。しかも、アメリカで砂糖香辛料タバコを載せヨーロッパへ。鉄砲などを積んでまたアフリカに。三角貿易。
著者プロフィール
インフォビジュアル研究所の作品





