ずっと、おしまいの地

著者 :
  • 太田出版
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本棚登録 : 235
感想 : 14
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  • Amazon.co.jp ・本 (192ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784778318239

感想・レビュー・書評

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  • 読みやすくてあっという間に読んでしまった。

    著者の境遇はともすれば悲惨なようにも見えかねないのに、軽妙でユーモラスな語り口でくすりとしてしまう。
    言葉選びに独自のセンスがあってすてき。

  • ピカチュウの凧が一番良かった

  • このシリーズ、ほんとに楽しめた。3作目は一番笑わしてもらったかも。

  • これまで何作かこだまさんのエッセイを読む中で勝手に脳内に自分なりのこだまさん像を作り上げてしまっていたんだな、と少し反省。一人の作家であると同時に一人の人間として変化していくこだまさんが素敵だし、やっぱり自分はこの方が書く文章が好きだなと実感。

  • 『ここは、おしまいの地』『いまだ、おしまいの地』に続くシリーズ最終巻。
    2021〜2022年の日記とエッセイが収録。

    やっぱりこだまさんの文章が好き。
    ポジティブとは程遠いし読んでいてハッピーな気持ちになるわけではないけれど、身体から力が抜けて心が軽くなっていく。

    自身の行動を俯瞰し自分を客観的に分析するこだまさん。
    一生懸命だったり、妙におかしかったり、時に怒ったり、いろんな面が垣間見れる。

    でも全ての行動の根っこに飾らない人柄と正直さを感じてますますこだまさんが好きになる。

    笑いと切なさと優しさが凝縮された至福本。

  • 2022.02.12

    ずっとこのシリーズ読んでいます。
    今までは出版されてすぐ読んでいましたが、今回はなかなか読書する気持ちになれず、時間もなく、読むのが遅くなってしまって悔しい。

    こだまさんの住んでいるところは北海道の道東、帯広〜釧路周辺なんじゃないかなと思っています。
    自分の住んでいるところが「おしまいの地」と言われているのはちょっと思うところはありますが…。

    シリーズの中でも、クスッと笑えるところが以前より少なめかな?でもこだまさんらしさは健在で、これでおしまいの地シリーズがおしまいなのかと思うと寂しいです。

  • もともとうまかった文章がもっとうまくなっていた

  • 読んだのは去年なのに、登録していないことに年末気付き、レビューを書こうとしたけどめちゃくちゃ長くなってまとまらず、いつまでも投稿できないから、もう、いったん今思ってることだけを書く。

    こだまさんのように生きられたらな、と思った。
    外出したとき、誰かと接したとき、こだまさんみたいにその一瞬を楽しみたいな、と思う。

  • ご本人も仰るように少し丸くなった感あるけど、それもまた淡々とすぎる日常が、心地よい。
    実はおしまいの地シリーズから入ったから、代表作も読んでみたい。

  • 読み始めてすぐ、(すごく動いているな、こだまさん)
    そう思ってしまった。

    先生のお葬式
    小学三、四年生の時の担任のお葬式に行く話。
    先生のお人柄も伝わり、あかりが灯るようなあたたかいエピソード。

    ご両親を心配される「娘」の顔も見える。
    ご主人との関係も、濃すぎず薄すぎず。
    ほどほどが良好なんだと思う。
    不思議な魅力のある、しっとりとした文体も好き。
    楽しかった。

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著者プロフィール

主婦。ブログ『塩で揉む』が人気。同人誌即売会「文学フリマ」に参加し、『なし水』に寄稿した短編を加筆修正した私小説『夫のちんぽが入らない』で2017年にデビュー。翌年には2作目となる著書『ここは、おしまいの地』を上梓した。現在、『クイック・ジャパン』『週刊SPA!』で連載中。

「2020年 『夫のちんぽが入らない(5)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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