BLUE (OHTA COMICS)

著者 :
  • 太田出版
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本棚登録 : 183
感想 : 19
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (199ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784778320218

感想・レビュー・書評

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  • 山本直樹のマンガからはいつも
    「死」の匂いがする。

    エロスとタナトス。
    生と死の欲動。

    ここではないどこかではなく
    どこでもないその場所。

    「どうせなんやかんややったって、人間は死んじゃうんだから、っていうのが自分の根底にあるんですね。(中略) 基本的に人間はしょうもないもんだし、別に何が悲しいっていうわけじゃなくても、根本的に悲しいからしょうがないよね、っていうことなんです。
    それが、僕がマンガを描く理由の、わりと中心にあるのかなっていう気がします。」
    (WIRED VISION 1999年6月 8日)

  • エロマンガ?って言ってしまえばそうなのだろうけど、それだけじゃないところはたっくさんあると思います。
    かつて付き合っていた男性に突っ込まれたことがありますが、山本直樹を読む女。ということを理解してくれていて、嬉しかったです

  • 行きつけのバーのママから「えー、山本直樹を読んだことないの?死ぬ前に1回は読んだ方がいい」と言われたから、買いました。同世代の彼女がそう言うならと

    私は普段男の子漫画は読まないから、すんなりは読み込めなかったけど、退廃的なところも岡崎京子の男の子版って感じ?

  • 初めて読んだ山本直樹はこれか?と思ったら違った。初期の作品なのに絵もストーリーも完成度高い。エロ内容がやりたての若者みがあってリアルだ。しかし何故元日に読んでしまったか。

  • 星での評価が難しいが、私はとても好き。 不健全図書で回収になったところ含め山本直樹作品だなと思う。
    クスリのblueと青春のblueを掛け合わせているところが、良いなあと思う。すっと腑に落ちる。

  • 最高だ。

    あとがきで自分でも褒めていて、「人生で1,2個作れればラッキーなほどの出来である」みたいに自画自賛している。確かに面白い。けど、私は、誰も描いてこなかった、けど誰かが描くべきだった漫画を描いてくれたという誠実さだと思う。東京都が何を言っていても、この漫画は長く広く読まれるべきだと思う。

  • この作品に人生ねじ曲げられた人多そう。性をえげつなく描くことでしか、表現できない何かがあるとつくづく思う。大傑作。

  • このリリカル。

  • まー、とりあえず隠すけどね。名作だよねと笑ってくれたらいいものの・・・・・・・・・

  • 不健全図書で回収になった本作。
    でもやっぱり復刻されるでしょう。
    きっと面白いし表現が素晴らしいからですよね。

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著者プロフィール

カルフォルニア大学サンタバーバラ校助教授 
専攻=映画理論・日本映画
Dialectics without Synthesis: Realism and Japanese Film Theory in a Global Frame, University of California Press, 2020, “Eye of the Machine: Itagaki Takao and Debates on New Realism in 1920s Japan,” Framework 56, no. 2 (Fall 2015).

「2019年 『転形期のメディオロジー』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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