ブラッドハーレーの馬車 (Fx COMICS)

著者 :
  • 太田出版 (2007年12月18日発売)
3.55
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本棚登録 : 1541
レビュー : 186
  • Amazon.co.jp ・マンガ (198ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784778320515

感想・レビュー・書評

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  • 孤児のロリ処女が馬車で連れ去られてレイプされるよ!楽しいね!というだけの漫画。清純なロリ処女が悲惨にレイプされて楽しいというフェチズム以外は本当に何もない漫画。
    少女たちがあれだけむごたらしく死んでいくのに、男サイドの物語では男性たちがあっけらかんとレイプに参加したりしてるのが恐ろしい。
    また孤児誘拐の黒幕である義父様に対して「少女達が暴行死するたびに天使の天井画に少女の天使を1人ずつ書き足させていた。それを知って義父様に仕えていくことを決めた」みたいなエピソードが最後にあったが、それだけ…?少女達が目をえぐられたり骨を折られたり乳首をもぎりとられたりしてるのに、そのおきれいな何の意味もない壁画が贖罪…?
    この漫画的に言うなら、処女がレイプされて楽しいなーというフェチズムを鬱という霧で覆い隠していてただ胸糞が悪い作品だった。

  • 最高。
    最初の1、2話でドカッとキツイ描写を入れといて、後はもう一切その描写は出さない。
    普通の読者はもう最初の1話でお腹いっぱいで、たとえ直接描写がなくても、示唆されるだけで反射的にえづいてしまう。
    この二段構えの構成が憎らしいほどうまい。

    2話と6話が特に好み。
    でも人には、特に女性にはこれいいよって言えない作品。

  • 冒頭では、夢が示される。歌劇団にスカウトされるという。淡々と、裏物語が語られる。それが現実である、事を示すような錯覚を覚える。女衒と同じだ。悲壮感という言葉が適切かな?何の努力もしていない少女達、能力があるわけではない。道具として、生贄として、召されることは、あらかじめ分かっていれば聖となる。孤児院が、貴族家が、隆盛の極みかは、分からない。
    伝えたいメッセージは何か?分からず。

  • 鬱くしく甘美な悪夢

  • 粗野な男たちの檻へ放り出され、不安と失望と恐怖を浮かべる少女の顔。お試し版とでもいうのだろうか、うすい冊子に掲載されていたのはそこまでだった。「かつてこれほど残酷な、少女の運命があっただろうか」そんな帯の惹句にもつられて、ただただ好奇心だけで、わたしはこの本を買う。そのようなコピーがつけられた本なのだからもちろん、あかるい展開など望むべくもない。それは百も承知だけれど、にもかかわらず、なかなか読みすすめることができない。むしろおぞましいものをこそを求めていたはずなのに、気持ちはどんどん暗く沈んでゆく。全8話で構成されたこの陰惨な、しかしうつくしい物語には必ず、絶望への伏線として、わずかな希望が描かれている。それがどんなに人の心を打ちのめすのか、この作者はよく知っているのだとおもう。

  • この設定で一冊ぶん描こうと思ったことがすごい。

    明らかに作者の性癖から生まれた設定だとは思うんだけど、それを広げて広げて最終的にエロいシーンなんてほとんどなくなってる。オムニバス形式で、当事者の心理、関わっている人の心理、システムの問題点、破綻までしっかり描いていてそのバランスが絶妙。

    にもかかわらずブラッド・ハーレー氏本人についての描写がほぼないのもいい。核心的な情報をなるべくそぎ落として、各エピソードから与えられる断片的な情報で、読者の中にある作品の世界観に、ちょっとずつ肉付けしていってる感じ。

    どっかでみたようなベタなエピソードもあるけど、設定が強い分、肉付けとしてはちょうどいい。

    救いのない絶望的なエピソードなのに、読まされる。気分が悪くなりそうな内容なのに、ぐいぐい引き込まれていくのが心地よい作品でした。

  • 2004年に性欲枯れたから責め絵描くのやめたって言ってたじゃないですかー!

    いや、責め絵をある程度卒業したから物語として描けるようになったのか……

    そもそも責め絵を描くために絵を描き始めたという著者に(一応)真っ当な漫画を描かせてヒットさせた講談社の編集者は褒められていいと思う。

    しかし個人的にはこういう方向性ももっとやってほしい。太田出版がんばって。

  • 重い作品で人によっては感情移入しすぎてしまい読めないのではと思いました

    女性の扱いについてとても辛いものですが、話としてはおもしろかったです

  • 誰も救われない悲しいお話。
    やりたいだけなのだろうけど、やりたいだけをここまで昇華させちゃうのは凄い。

  • 鬱になる漫画としてネットのまとめに列挙されていたうちの1つ。以前から読みたいと思っていたもののなかなか読めずにいたところ、アプリで読めるようになっていたので嬉々として読み始めましたが、壮絶‥。
    画力もさることながら、具体的なシーンを描かず、こういうことがあったのだろうなと読者に悟らせるような描き方がとても秀逸。
    いくつかの短編からなる一冊で、わたしの理解力が乏しかったことと、アプリで読んだので時間が経っていたこともあり、最後の「馬車と飛行船」あたりはもう誰が誰だったのか、、笑
    でも内容は本当に面白かった。

    佐村先生のファンになりました読めてよかった。

    房での親友との再会、自分の娘が羊として連れてこられた男の話、、

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著者プロフィール

『無限の住人』『波よ聞いてくれ』『ハルシオン・ランチ』『ベアゲルター』などで知られる実力派漫画家。

「2020年 『無限の住人~幕末ノ章~(2)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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