ブラッドハーレーの馬車 (Fx COMICS)

著者 :
  • 太田出版 (2007年12月18日発売)
3.54
  • (129)
  • (181)
  • (298)
  • (49)
  • (15)
本棚登録 : 1886
感想 : 203
本ページはアフィリエイトプログラムによる収益を得ています
  • Amazon.co.jp ・マンガ (198ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784778320515

感想・レビュー・書評

並び替え
表示形式
表示件数
絞り込み
  • 鬱というより悲惨、凄惨。ひたすら救いようがない。

  • 胸糞悪くてエグい、最後の終わり方に救いあったのちょっとモヤモヤかも。

  • 先ず一言、下らない、ばっかぢゃねーの、こんな漫画書いて!www

    こんな漫画が発表後10年以上経ってからブレイクするなんてね。世の中がオカシイのではないか?

    高々漫画のフィクションに、帯の「これほど過酷な・・・」にも呆れる。

    架空の国の架空の出来事だとぉ、現実にはもっと酷い事が実際に行われていたし、今も行われているし、私達日本人もそれをやっていた。加害事実があるんだよ。

    こんな漫画書いて世界に恥ずかしくないのか?

    そうした事に対する考察も批判精神もへったくれもないフィクションは不愉快を通り越して単なるマヌケ、失笑だ。

    フィクションを超えた、遥かに残虐な現実から人々の目をそらせる煙幕以外の何物でもない。

    日系英人のイシグロ何とか(こんなのがノーベル賞*?)の「私を離さないで」と同類。

    こんなのを情緒だけで楽しむのもどうかしている。美しい?そんな訳ないだろ。

    以下の作り話では無い過去と現在進行形の事実を調べてみましょう。

    「従軍慰安婦」

    「黄色い家」

    「臓器密売」

    「人身売買」

    「児童買春」

    「今も続く奴隷制」

    「関東大震災での虐殺」

    「731部隊」

    「アウシュビッツ」

    「ベトナム戦争」

    「ウクライナ戦争」

    「ヒロシマ、ナガサキ」

    まだ沢山あります。

    ある意味「宇宙人が攻めて来る~」式のエセエフと同じ。今正に地球人同士が戦争で殺し合って破滅の淵にある。・・・なんて著者や一部読者には分からないだろうね。

    人間の理性ってこんな程度・・・とは言いたくないね。

    「理性や人間性を超えて楽しむ」なんて言うのかな?

    私はインチキ文学やインチキ漫画よりもまっとうな真実を伝えるジャーナリズムに惹かれる。


    *「核密約」の故佐藤栄作氏に「平和賞」を与えた時点でこの賞の権威なんて地に落ちているとも言えるのだが。受賞拒否したヴェトナムのレ・ドクト氏はプライドが高いし、それがヴェトナム国民の心だ。

  • 前半は目を覆いたくなるほどの残酷な描写があり、後半は残酷描写こそ減るものの、この悲劇のやるせなさや運命の残酷さを周辺人物の目線からも描く。
    感情を揺さぶられる漫画であることは間違いない。

  • 最近話題になっているけど10年前くらいの作品。これと言ったメッセージ性はない嘘歴史系の漫画で、様式の美しさという一点だけで突破する。実は短編集で物事が何も解決しないことも絶望感を増させる。

  • 沙村広明『ブラッドハーレーの馬車』展
    ホーム - モモモグラ
    https://www.momomogura.com/

    ブラッドハーレーの馬車 - 太田出版
    https://www.ohtabooks.com/publish/2007/12/17203201.html

    ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
    ん-皆様のレヴュー拝見したら、トンデモナイ話のようです。。。

  • 「これはしんどいで」「やめときな」と謎の脅迫をされ、私の中でバリクソ鬱漫画のレッテルを貼られてしまった『ブラッドハーレーの馬車』、読みました。
    うむむ、個人的には、鬱全開って感じでもなければ、かといってエログロのバロメーターがMAXなわけでもなく、なんだか煮え切らない感じで読み終えてしまいました……。雰囲気は三原ミツカズ作品に近いです。ドレスもいっぱい出てくるし、すごく社会的でマジメ。それにちょっと悲惨さを足した感じ。好きなんですけどね。
    ただ、まぁ肩透かしはくらいましたが、何も感じなかったわけではもちろんありません。「うぉっ」っとなるカタルシスを膨大に含んだ作品もありましたし(第六話とか)、各話のラストには沙村先生の技巧が凝らされていて、いい具合に胸を抉ってくれました。最終的にはこうなる、とある意味分かっているからこそ、そこを上手く表現していて、先にも引用しました三原ミツカズ先生ではありませんが、鬱漫画と呼ばれてはいるものの、すごく真面目に丁寧に描かれている作品でした。だからこそ、1巻で完結しますが、もうちょっと沙村先生の『ブラッドハーレー』を読んでみたかったです。

  • えぐくて重い。しんどい。

    しんどい。

  • ド鬱作品。最後の話しだけ少し救いがある。想像していたより直接的な暴力描写が少なくて助かった(骨を折ったり目をえぐり出したりする描写があったらキツいな⋯⋯と思ってた)。
    なにも知らないまま死んだ子を見て「よかったね」と思いながら読んだ。

  • 辞書読んだんかくらい内容重たかった
    鬱漫画として有名やけど、外国の世界観からなのかリアルみがそこまでなくて、ちーちゃんはちょっと足りないとかの方が自分的には鬱やなと思った

全203件中 1 - 10件を表示

著者プロフィール

沙村広明(さむら・ひろあき)★漫画家。1970年生。千葉県出身。1993年、アフタヌーン四季賞夏のコンテストにて四季大賞を受賞した『無限の住人』でデビュー。同作が年末より連載化し、アニメ化もされるなど、長期間にわたり人気を博したが、2012年末に堂々の完結を果たした。2011年より少年シリウス別冊ネメシスにて『ベアゲルター』を、2014年よりアフタヌーンにて『波よ聞いてくれ』を連載開始。他の作品に『おひっこし』『ハルシオン・ランチ』(講談社)、『ブラッドハーレーの馬車』『春風のスネグラチカ』(太田出版)、『幻想ギネコクラシー』(白泉社)などがある。

「2015年 『ネメシス #25』 で使われていた紹介文から引用しています。」

沙村広明の作品

この本を読んでいる人は、こんな本も本棚に登録しています。

有効な左矢印 無効な左矢印
五十嵐 大介
久住 昌之
オノ・ナツメ
浅野 いにお
有効な右矢印 無効な右矢印
  • 話題の本に出会えて、蔵書管理を手軽にできる!ブクログのアプリ AppStoreからダウンロード GooglePlayで手に入れよう
ツイートする
×