ひらひら 国芳一門浮世譚

著者 :
  • 太田出版
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本棚登録 : 723
感想 : 101
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  • Amazon.co.jp ・マンガ (184ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784778321543

感想・レビュー・書評

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  • 国芳一門っていいなぁ。
    一番好きな場面は、鯨を見に行った一門達の顔が生き生きとしていてイイ。絵が本当に綺麗で何度でも読み返したくなる。

    • darkavengersさん
      打上花火さん こんばんは。

      書店に行ったら「ひらひら」の新刊が売ってました。
      てっきり新装版と思ったら、なんと!「全編描き直し」との...
      打上花火さん こんばんは。

      書店に行ったら「ひらひら」の新刊が売ってました。
      てっきり新装版と思ったら、なんと!「全編描き直し」との事!!
      旧版は持ってないので、当然 買いました。
      作品解説によると、パソコンが壊れてデータが消失した為 全編描き直ししたそうです。
      旧版と絵の違いを見比べてみるのもいいと思います。
      おまけの漫画も収録されているので機会があれば是非読んでみてください。
      2024/04/18
  • 泣く、、、

    ひらひら / 岡田屋鉄蔵 - 紀伊國屋書店ウェブストア|オンライン書店|本、雑誌の通販、電子書籍ストア
    https://www.kinokuniya.co.jp/f/dsg-01-9784778321543

  • webで連載していたときからずっとファンで、コミックス化を心待ちにしておりました。
     
    浮世絵界の巨匠、歌川国芳に拾われた、元お侍さんの伝八が絵師として成長していく…という話を軸に、国芳の弟子たちがわちゃわちゃしたり、伝八の隠された過去が明らかになったり…というお話です。
    コミックス一冊でちょうどよくまとまっていて、テンポよく読めます。個人的にはもうちっと連載してほしかった…!!すごく気に入っておりました故!もうちょっと続いたら、もっと各キャラが活き活きしただろうなあ、と。(でもこれはこれでよくまとまってるので、変にダラダラ続くよりはいいのかも。難しいところ!)
     
    絵がお上手なんですよね。あと江戸の粋ってえのをちゃんと表現してくれてるのが嬉しい嬉しい!背中にぶわっとはいったくりからもんもんの表現やら、花魁のあでやかな目元やら、私の好きなツボをきゅうとおさえてくれています。(参考資料に杉浦日向子さんの本がありましたね~)
      
    先に紹介した『当世浮世絵類考 猫舌ごころも恋のうち』と合わせて読むと、人物相関や時代背景がよくわかります。オススメ!(ただ絵柄がずいぶん違うので、お好みに合わなかったらごめんなさい…)

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「テンポよく読めます。」
      読むのが楽しみ!
      ブクログで教えて貰って購入したのですが、積読の中に埋もれて読んでない、、、探さなきゃ。。
      「テンポよく読めます。」
      読むのが楽しみ!
      ブクログで教えて貰って購入したのですが、積読の中に埋もれて読んでない、、、探さなきゃ。。
      2013/04/24
  • 歌川国芳一門のお話。もう! こんなにいい男揃いでどうしてくれよう♡ 岡田屋さんの描く男衆はなんでこんなに色っぽいんだろう… 主役というか、スポットが当たってるのは伝八なんだけど、国芳の存在感がたまらないです♪ 浮世絵は教科書など本の中でしか見た事がないんですが、本物に触れてみたくなった。

  • ひらひら、とは浮世絵師 歌川国芳のあだ名で、
    顔がひらぺったいところ?から来ているらしいんだけど
    本作は武士くずれの主人公を視点としながらも
    江戸前な国芳師匠が男前すぎる~お話です。

    岡田屋さんによると、
    「この暖かく面白い絵を描くのは一体どんな人なのか、
    それが国芳師匠を描くきっかけでした。
    調べる程に惹かれ知る程に好きになる。弟子達に愛され慕われた師匠、
    その魅力的な人となりを本書で少しでも感じて頂ければ幸いです。」

  • 歌川国芳が拾った侍上がりの弟子を中心に歌川一門を描く。
    敬川一門についてよく研究されているのか、作者の想像力が豊かなのか、国芳をはじめ、芳虎、芳藤らがさもあろうという姿で出てくる。
    国芳の家にやたらおろごろしている猫が、国芳風でありつつ、またリアルなところもよい。

  • 拾われ主人公の、仇討ちの相関関係がいまいち理解できぬまま、最後でやっと合点しました。
    しかしなんだろう、なんでもエンタメにしてしまえる作者の匠の技。。月岡芳年いた!

  • 江戸の絵師、歌川国芳の弟子になる元武士で主人公の伝八も凛としてかっこいいのですが、その師匠の国芳の親分っぷりに惚れ惚れしました。伝八の過去に何があろうと豪快な調子で受け入れる。これぞ人情という感じで弟子たちだけでなく、人に慕われるのがわかります。それと、徹底した世界観に圧倒されました。江戸の背景から細かい景観、言葉遣いなどがまるで見てきたかのように描かれていてぐいぐい惹き込まれました。物語の背景に影がある分、キャラクターたちにユーモアがあって、どこか笑える要素があるのも良かった。

  • 田坂伝八郎はとある出来事をきっかけに浮世絵師・歌川国芳の弟子となる。国芳の門下生たちに囲まれ、伝八は絵師としての頭角を現していくが―。

    1巻完結もの。冒頭で入水自殺を図ろうとした伝八の暗い過去と雰囲気にハラハラする部分もありますが、一貫して描かれる国芳の男気溢れる性格と彼をとりまく門下生の底抜けの明るさに読み手も気持ち晴れ晴れ。その中で伝八も少しづつ変化を見せます。
    「先ずは!いざ!!吉原へ!!!」の男たちの生き生きとした表情よ(笑)

    辛く苦しみの多い「憂き世」だからこそ、ひらひらと舞うように俗世を浮かれて生きるのもまた酔狂。江戸っ子ならではの人情と熱意、人の繋がりが沁みます。

  •  歌川国芳ファン、そして時代劇ファンとしては存分に楽しめた漫画でした。「江戸」というか「時代劇」の粋を詰め込んだ作風。主人公は架空の人物ですけどその人物を配置することによって周囲の国芳や弟子達が生き生きとしている。
     そして国芳がなんとなく神域に見えてくるのは私の脳がおかしいからかしら・・・
     続編大希望

    • 猫丸(nyancomaru)さん
      「国芳や弟子達が生き生きとしている。」
      購入してから未だ読まずに眠らせている。積読に埋もれて見つからない、、、困った。
      それは兎も角、国直も...
      「国芳や弟子達が生き生きとしている。」
      購入してから未だ読まずに眠らせている。積読に埋もれて見つからない、、、困った。
      それは兎も角、国直も出てきますか?
      2013/04/19
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