志乃ちゃんは自分の名前が言えない

著者 :
  • 太田出版
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本棚登録 : 754
レビュー : 79
  • Amazon.co.jp ・マンガ (216ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784778321802

感想・レビュー・書評

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  • 高校入学前夜に必死に練習したけれど、結局上手く言えずクラスメイトに笑われた。その後も授業で当てられても答えられない。そんな毎日を過ごし昼休みも気まずくなったので、校舎裏でお弁当を食べることに。すると、足音が聞こえてきたので急いで隠れると──。吃音症の少女・大島志乃(おおしましの)と、ギターを演奏できるが音痴がコンプレックスのクラスメイト・岡崎加代(おかざきかよ)の交流を描いた作品。第1〜最終(11)話+あとがき収録。
    著者の実体験が元になっているからか、志乃がどもる場面や最終話の本音を叫ぶ場面が深く心に刻まれる。特に「私をバカにしてるのは 私を笑っているのは 私を恥ずかしいと思っているのは 全部私だから」という台詞は自己嫌悪に陥りやすい自分にも当てはまると感じ、何度も読み返したくなる。また、志乃だけでなく加代や菊池たちが相手に真摯に向き合う姿勢がとても良い。個々にコンプレックスはあるが勇気を出し行動する彼らに勇気付けられる。あとがきを含め多くの人に読んでもらいたい。吃音症をテーマにした作品、重松清さんの小説『きよしこ』を再読したくなった。

  • これも良かった…「悪の華」を読んでいないのでアレですけれども、この一巻完結の漫画は非常に良かった! どこがどうってうまく言えないのであれですが…なんでも「あとがき」によると著者もこの漫画の主人公である志乃ちゃん同様、吃音症らしいのですが…だからでせうか? 著者の実体験がうまい具合に漫画と絡み合って妙なリアリティを醸成している!

    と僕などは思ってしまったのであって、だからこそ、実に傑作! と太鼓判を押すみたいな感じで読了できたのだな、僕は…そんな感慨を抱かせてくれる漫画でしたね、ええ。 ←は?? 社畜死ね!!

    ヽ(・ω・)/ズコー

    できることなら志乃ちゃんと男の子の恋の行方みたいなものも描いてくれたらよかったのですが…そこまではさすがに贅沢ってやつですか、そうですか…みたいな後ろ髪引かれるみたいな気持ちを僕に残してくれたこの漫画にアッパレ! みたいなセリフを棒読み口調で言いつつさよならしますか…さよなら。

    ヽ(・ω・)/ズコー

  • 吃音症を題材としたマンガ。
    あとがきにて、作者自身も吃音症だったとのこと。
    心理的な描写がリアルでした。

  • 教室で突っ立って、何も言えない。

    なつかしい、と言えばいいのか、その感覚。

    それに対する、励ましと言う無理解と重圧。

    はじめっから泣きそになりました。

  • あとがきの最後の一行までよめ。

  • 俺もいっとき「ありがとうございました」の「あ」が出ない時期あったなぁ。接客業なのに。
    それにしても、押見修造、既婚者だったのに、吃驚。

  • 「志乃ちゃんは自分の名前が言えない」
    公開日:2018年7月14日
    上手く言葉を話せず周囲となじめなかった高校1年生の大島志乃。だが同級生の岡崎加代からバンドを組もうと誘われる。やがて、志乃をからかった同級生の男子、菊地も強引にバンドに加入することになるのだが……。
    キャスト: 南沙良、蒔田彩珠、、萩原利久、小柳まいか、池田朱那
    監督:湯浅弘章

  • 読み終わりました。

    吃音症、つらいなぁ。

    小学校の後輩と大学の友人に吃音の子がいたことを思い出しました。
    最初は周りがそうだと知らずにからかっちゃうんですよ。
    正直私も小学校の時はからかってたうちの一人でした。その子の心を傷つけてたんでないかと申し訳なくなります。

    押見作品の中では一番好きかもしれない。繰り返し読みたいですね。

  • 購入

    ASA-CHANG&巡礼の「まほう」を聴いて、やたら心に残って頭から離れず。
    題材を調べてこの本にたどり着いた。

    押見さんの作品を初めて読んだ。
    誰にだってなくては寂しい、青春のかたち。
    言いたい、言えない、もどかしい。
    リアルに描かれていて心にザクザク刺さる。

  • 映画化されると聞いて読んでみた。この著者は「悪の華」以来注目していたが、本作の題材選びも秀逸である、どうやら著者の実体験のようだが、これはこれで素晴らしい青春漫画である。同じように障害を描いた「聲の形」のような長編でないため、まだ昇華仕切れていない部分もありそうなので、大幅に加筆した長編版も読みたい気がする。

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プロフィール

★漫画家。2002年、講談社ちばてつや賞ヤング部門の優秀新人賞を受賞。翌年、別冊ヤングマガジン掲載の『スーパーフライ』にてデビュー。同年より同誌に『アバンギャルド夢子』を連載した後、ヤンマガ本誌にて『デビルエクスタシー』などを連載。2008年より漫画アクションに連載した『漂流ネットカフェ』は、テレビドラマ化された。翌2009年より別冊少年マガジンにて『惡の華』を連載。

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