淡島百景 2

著者 :
  • 太田出版
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本棚登録 : 186
レビュー : 13
  • Amazon.co.jp ・マンガ (160ページ)
  • / ISBN・EAN: 9784778322823

感想・レビュー・書評

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  • 登場人物のだれがだれとどうしたこうしたがよくわからなくなってしまいました。。もともと物覚えは悪いのですが、発刊の間隔が長いこともあり、余計に。

    第2巻を読んでいてふと気がついたのですが、この作品の主人公たちの屈託や葛藤、家族や友人たちに対するポジティブともネガティブとも一概に言い切れない感情のあり方、そしてそれらを抱えながら生きる(あるいは、生きてきた自分を振り返る)彼女たちの人生を、ときに数ヶ月・数年・数十年の隔たりを持つ複数の「場面」から構成してみせる方法、これはどうも夏目漱石なんかの小説の古典の類を読まされているような感覚です。

    ちょっとしたエピソード、その中で登場人物たちが見せる表情や短いセリフ、それらの組み合わせでこんなに時間的にも空間的にも(≒社会的にも)深みのある物語が作られるなんてなぁ、と感心してしまいました。

  • さらに語られる少女たちの物語。ここは夢の吹きだまり。自分だけじゃない、母や娘の物語も。

  • 百合、という域にはとどまらない、嫉妬、確執、夢、挫折、等々。世代をも超えたそれらを程よいテンポ感で、ハイライトのように、群像劇として多様な角度から見せていく技量に恐れ入る。ここで描かれるのは少女たちのミクロな姿である一方、何十年に渡って多くの少女を翻弄し、それでも憧れの中心で在り続ける、淡島という特異点そのものなのかもなぁとぼんやり思った。なんというか、美しい作品。

  • この薄暗い雰囲気が大好きだ。青春の鬱屈、嫉妬、挫折、、、それでいてキラキラと光るものは何だろう。

  • 登場人物が多くて把握できない…それと著者の絵柄のせいなのかもしれませんけれども、ともかくキャラの書き分けというか…顔の書き分けが出来ていないような気がしないでもないです! キャラを見分けられない…。

    ヽ(・ω・)/ズコー

    それでもまあ、印象的なセリフなどはありまして感動もしましたけれども、女性同士の関係のアレコレに興味が持てるかと言えばまた別! なのであるからして、次巻は読むかどうか分かりますん…。

    さようなら…。

    ヽ(・ω・)/ズコー

  • 登録してなかった……/百合プロフェッショナル志村センセイが描く、「百合」の「向こうがわ」のストーリーズ。かなり先鋭的な内容で、自分もとっつきづらい点があるのですが、それにしてもすげえ。百合、というジャンルがもつ女性同士のドロドロや、嫉妬や、あなたになりたかったんだ、あなたと一緒がよかったんだ、の激情を、さらに推し進めている完全な新境地。恋愛も親愛も情愛も通り越したその先に立っている。『青い花』の上田さんがあんな表情してるんだからビックリする……嬉しい、悲しい、を通り過ぎた、何層にも想いが重なったそれだった。

  • 時間も時系列も思いのままに、淡島という特殊な土地のまさに「ありふれたこわいはなし」が綴られて。
    やっぱり僕には難しい世界だ。

  • 世代を超え作品を超え。
    「ふきだまりの底にあるのは鏡だと思う」

  • 志村漫画は頭ちゃんと整理しないと読んでいて人間関係がわからんようなるんは私だけか? ただ,読み直すには疲れる漫画ばかりなのだわ.

  • なかなかにエグい感じでした。読後にうすぐらーいものが少し残る感じ。

    志村先生の漫画でよく陥るのですが、わたしの頭では人間関係と時系列が複雑すぎて一回で認識できませんでした…。また1巻から読み返そうと思います。

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著者プロフィール

1973年、神奈川県生まれ。1997年、『ぼくは、おんなのこ』でデビュー。代表作『青い花』『放浪息子』はテレビアニメ化された。2015年、『淡島百景』が第19回文化庁メディア芸術祭マンガ部門優秀賞を受賞。その他、『こいいじ』『娘の家出』『敷居の住人』『どうにかなる日々』など、著書多数。また、アニメ『アルドノア・ゼロ』『バッテリー』のキャラクターデザイン、小説の装画など、マンガ以外にも活躍の場を広げている。

「2018年 『こいいじ(9)』 で使われていた紹介文から引用しています。」

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