- Amazon.co.jp ・本 (240ページ)
- / ISBN・EAN: 9784779060762
作品紹介・あらすじ
原発事故から27年経った今も、チェルノブイリの健康被害は終息していない。<br>福島で同じ悲劇を起こさないためにできることは何か。<br>チェルノブイリで医療支援活動に携わった医師による提言。<br><br>2011年3月11日、福島第一原発事故が発生。政府や東京電力が繰り出す事故対策は後手にまわり、放射能災害の危機管理の甘さが露呈した。事故後2年が経ったいまも、その状況はほとんど変わっていない。チェルノブイリ原発事故の被災地で医療支援活動に携わった医師であり、現在は長野県松本市長を務める著者が、被曝による健康被害の実相を明らかにし、その具体策を果敢に提言する。
感想・レビュー・書評
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チェルノブイリ原発事故後にベラルーシで甲状腺癌の治療に当たったご経験を持つ菅谷昭先生の著書。福島第一原発事故以降、福島県では甲状腺癌が増えている。それなのに、甲状腺癌が増えている事実に対して何も必要な対策がされていない。チェルノブイリの事故から学ぶべきところは学んで、必要な対策や補償をするべき。
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"難治性悪性反復性健忘症"にならないように、「産業・経済を優先する」道よりも、「命を優先する」道を日本は選択すべきである、という。まったく同感だ。チェルノブイリを5年以上の長きにわたり体験してきた方の意見には説得力がある。
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チェルノブイリで医師として働いた菅谷昭松本市長が放射能への健康被害について語る。
チェルノブイリでなぜ甲状腺ガンの子どもが増えたのか、しこりをどう受け止めるべきかなど、知りたかったことがズバリ書かれている。もう放射性ヨウ素を避けることはできないが、今後どう考えるべきかはとても重要なことだ。ガンのような大事だけでなく、慢性的な体調不良や手術跡など、考えなければいけないことは多い。
よく放射能の影響はよく分かっていないと言い訳のように使われるが、チェルノブイリも先例もあり、決してそのようなことはない。除染中心の現在の対応から、医療的なサポートの充実へと方向性を変えていくべきだとこの本を読んで感じた。 -
放射線の被害を研究するのは難しいと感じる一冊。
甲状腺の腫瘍ってただでさえ悪性か良性かわかりにくいから、悪性か良性かわからなくても手術で取るというはなしを聞いたことがある。
甲状腺の腫瘍が良性だからいいという考え方は怖いなと思った。体に被害は出てるのに。 -
菅谷 昭 (著)
チェルノブイリの健康被害は、原発事故から27年経った今も終息していない。福島で同じ悲劇を起こさないためにできることとは何か。チェルノブイリで医療支援活動に携わった医師による提言。
著者プロフィール
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